長野県塩田平には、けやきの大木が目につく。
前山寺(ぜんざんじ)の参道、それに生島足島神社の境内。
いずれも樹齢7〜8百年、様々な時代を見てきた樹木の重さを伝えている。 「信州の鎌倉」と呼ばれ、鎌倉・室町時代に さかのぼる多くの文化財もさることながら、 これらの巨木がこの土地の歴史を物語っているようにも思える。 |
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【兄山女の歌】 雪残る前山寺(ぜんざんじ)仰ぐ参道に七百年の欅(けやき)の黙想 生ける島足れる島という朱のやしろいかなる狙いか山を背にせず 四囲にひらく塩田平の社には欅の巨木と平安の池 |
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