高尾山・春風(東京都・高尾山 2006.05 by 提灯鮟鱇)


5月下旬、南関東の市街地ではそろそろ春の終りの候。
低いながらも高尾山では一月遅れで春の真ん中くらいでしょうか。
白い花が目立つのは新緑に埋もれないように頑張っているのかもしれません。
おだやかな風が花や葉をゆっくりと揺らし淡い香りをそっと運んでくれる。

[ウツギ]

ウツギと名のつく植物はたくさんあって全部はなかなか覚えられません。
[マルバウツギ]

ウツギよりもマルバウツギのほうが目にする機会が多いように思えます。
[ヒメウツギ]

ヒメと名のつく植物はやさしい感じがします。人の場合はどうでしょう。
[ガクウツギ]

ウツギの仲間はあまり匂いがしませんが、ガクウツギはその香りで花の存在を教えてくれます。
[コゴメウツギ]

ウツギの仲間とは思えない小さな花です。ウツギの名はついていますが科が違うので実は仲間ではないのかも知れません。
[ツクバネウツギ]

地面近くに咲く花を探しながら歩いていたら、頭上のツクバネウツギに気付かずに通りすぎてしまうところでした。
[イヌブナ実生]

昨年(2005年)はブナの実が豊作だったそうです。山の斜面を埋めるようにイヌブナが芽生えていました。 これが全部育ったら全山ブナの木に埋め尽くされそうですが、自然はそれを許さないことでしょう。
[モミ実生]

針葉樹の種が芽をだしていました。近くにはスギとモミの樹がありました。スギとは違うようなのでモミでしょう。 種の形もマツの仲間に似ています。
さて、これは何の芽生えでしょうか。子葉から本葉(初生葉というらしい)が伸びだしています。 どこかで見たことがあるような葉の形ですね。

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白いウツギは爽やかですね。この時期は新しい命の誕生でもあるのですね。(十三里)
 
 
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