金時山(神奈川県金時山 2006.02 by 兄山女)


富士山の眺めが素晴らしい神奈川県金時山からの画便りです。

湘南の海を西へと車を走らせていると富士と箱根の山のあいだに、 ぽかりと単独で突き出る山、それが金時山。

箱根の仙石原を過ぎた公時神社から1時間強ほどで頂上へたどり着きます。 それでも、公時神社から頂上までの標高差は500m強あるので、多少健脚の場合。
寒さがたまたまなごむ2月のある日、この山に登ってきました。 この山にも元気な老人がいて、今年に入ってからは毎日登っているとか。朝の 散歩代わりのようなものです。
頂上の金時茶屋の登山日誌には、住所・氏名の 他に登頂回数の欄もありますが、2桁・3桁はザラ、なんと2千数百回という記載もありたまげたものです。
そして名物の金時娘。いやはや。 この店のみそ汁はまるでけんちん汁のようにどんぶりに具がたくさん盛られた元気のでるみそ汁。
この山は元気に溢れています。








【兄山女の歌】

春までは花は咲かぬと富士の山しろき北岳引きい抜き立つ

台帳に「1」と棒引く気恥ずさも回数にあらずと金時山に

みそ汁が湯気たてている金時の山のいただき二国の境

強力(ごうりき)に生きたるひとの富士の嶺を朝ごと仰ぐ山の人あり

富士の嶺に付き従えると見し山も登りてみればみごとな対峙

一点に体重受けとめしなやかな「レキ」のステッキ持つべきものかな

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金時山からの富士山の眺めは絶品と聞きます。 真白き富士を眺めながらのみそ汁の味はさぞ格別でしょうね。
(十三里)
   
 
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