霧の霧ケ峰高原(信州・霧ケ峰 2005.09 by 提灯鮟鱇)


霧ケ峰はその名の通りに霧が出やすい地形なのだそうです。
この日も濃い霧が発生して一番濃い時には10メートル先が見えません。
霧の中、草原を少し歩いてみましたが常に帰る方角を確認しながらの散歩でした。

[ノハラアザミ]

標高の高い霧ケ峰では既に晩秋の季節。濃い霧が残り少なくなった秋の高原植物の花先に 水滴を膨らませていました。
アザミの仲間は種類が多くて名前に自信がありません。間違っていたら教えてください。
[ヤマラッキョウ]

枯れ葉色が目立つようになり色彩の変化が乏しくなりがちな晩秋の草原にヤマラッキョウの 赤い花が点々と散らばっています。
[マツムシソウ]

秋の高原を薄紫色に埋めるマツムシソウも種を実らせる季節になっていました。 種から伸びる毛の1本1本に風が少しずつ水滴を運んでいました。
[キンミズヒキ]

黄色い花は既に散って種になっていましたが、その種のまわりを霧の水滴がすっぽりと 包んでいる様子が何となく幻想的に感じられました。 もっと気温が下がると、このまま氷漬けになることでしょう。
[ミゾソバ]

この花もママコノシリヌグイとかアキノウナギツカミとか良く似た花があります。 葉の形がアキノウナギツカミっぽい感じもしますが、同じ場所に典型的なミゾソバの葉の 株がありました。
 
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