すずしさのなかばもどりて半夏生(はんげしょう)川名の谷戸に鶯わたる こぞなつの愛の乱舞のはなやぎも野分の刻印蛍さびしき はなやぎは去るとしの夜の愛の舞あらしの爪あと蛍さびしき 葦原に揺れたちのぼる蛍火のゆくえを追えば時経ちにけり 【右:半夏生】 |
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〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・ 半夏生は雑節の1つ。一般的には”つゆあけ”といわれ、 だいたい新暦7月1〜2日ごろにあたります。 半夏生の語源は、半夏(からすびしゃく)という薬草が生ずる 時期の説と、葉が半分白くなるので「半化粧」の説がある。 昔の人の自然との生活の密着さを感じさせます。【十三里】 |
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