丹沢には意味がよく分からないカタカナの地名がいくつかあります。 「ジダンゴ山」もそうだし、今回訪れた「ユーシン」もそのひとつ。 諸説あるが、いまだ定説はないらしい。その名前に惹かれた訳 ではないのですが、正月そうそうの丹沢の一泊散策を楽しんできました。 【右:雨山峠】 |
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幸い、天気に恵まれ、何より風がなく、雪の山道を登ったり降りたり、
元気な仲間たちと雪の白さと空の青さの中を歩き、ロッジでは山男の
腕によりをかけたご馳走に舌鼓を打ち、と満喫した山行でした。 【右:ユーシン側からの鍋割山】 |
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雪を踏み雨山峠を越えぬればひだまりは待つ冬枯れのなか 橋上に氷張り詰め人拒む丹沢玄倉(くろくら)ユーシンへの道 丹沢の雪のアダージョ閉じ込めて麓にたたずむユーシンロッジ 湯につかり床にやすめどこつこつと冷たき気配の訪れやまず 十三のひとかげ雪をさくさくとひたすら登る沢筋辿り |
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仙人も白雲に乗り訪れん青垣を越え立つ富士の山 いただきは無言の青空雪ぶとん深呼吸して紅茶を沸かす 湘南の海は黄金の帯をひく蒼き大島ひかりの彼方 【右上:鍋割山頂からの富士山】 【右:鍋割山頂から湘南の海】 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・ 白く神聖な丹沢の山々、そして厳冬の雄大な富士山と温暖な相模の海。 日本の豊かな自然の縮図を見る思いがします。(十三里) |
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