富士の湧水柿田川(静岡県駿東郡清水町 2004.10.23)


日本の名水百選中の名水・柿田川の湧水とカワセミの画便りです。

富士山に降った雨や雪の約2割が、三島溶岩流の岩石のフィルターの中を流れ、 10年かけてようやくここに達し、湧き出す水は、日に約100万トン。
その約3割の33万トン/日の水は、7本の直径3mの井戸(写真右の白い建物の中)より噴出、 静岡県東部など100万人の飲料水として使われています。
その残りが、川となり(写真の川の水は、全て湧水の残り!) 駿河湾に注ぎ、適度なミネラルを含んだ 弱アルカリ性(ph7.2)の水が、駿河湾名産のサクラエビを育てるんだそうです。

柿田川湧水群にいらして見ればわかりますが、水は透明でとてもきれいです。
このカワセミの写真の背景は水面で、地を這っているのは水草なんですが、 水が見えないくらいきれいですね。
ミシマバイカモなど、きれいな水でないと生えない植物など、 豊富な生態系がここにはあります。


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透明に澄んだ湧水に見事な色合いのカワセミが似合いますね。 まさに川は養分を運ぶ生命体地球の血液との思いがします。 川は岸が育てると言われます。 柿田川の岸辺が自然のままというのもいいです。(十三里)
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