荒野の野生動物(ナミアビ共和国 2004.09)


南半球は南アフリカ共和国の北側・大西洋に面するナミビア共和国から野生動物の画便りです。

日本の2倍の国土に180万人が暮らすナミビア共和国。
首都、ウィントフック(Windhoek)は荒野の中に一角だけ別世界のように開けた 街であり、とても美しい街並みである。
ナミビア北東部に地殻変動によって形成された Waterberg Pletauを望む。
ここはクロサイ、シロサイを始めとして絶滅に瀕した野生動物たちの保護区 となっている。
鼻や喉の粘膜がダメージを受けるほど、非常に乾燥するナミビアの乾季。
動物たちも水を求めて、次々と水場(Water hole)へ集まって来る。
ナミビアを代表するオリックスの仲間、ゲムズボック(Gemsbook)。
芸術性の高い、とても美しい模様をしている。 乾燥に適応している彼らは、水よりも塩分を求めていた。
木陰で休むチーター。彼らはCCF(Cheetah Conservation Fund)の保護対策 により、今では人工授精が行われるまでになっている。
ひと言で野生動物の保護と言っても、どこまで人が介在するかは様々であり、 とても複雑な心境である。




Waterberg Pletauからの眺め。
鉄分を含んだ赤色の大地が残照を受けて輝く光景は、言葉に出来ない程 素晴らしかった。



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野生動物の適応能力の凄さに驚かされます。  一方で大自然の中でも保護しなければいけない何らかの事情があることにも驚きました。(十三里)

   
 
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