紅葉の香嵐渓(愛知県・足助町 2004.11 by 姉山女)


江戸時代からの紅葉の名所・香嵐渓からの画便りです。

足助(あすけ)町の香嵐渓は国道153号にかかる巴橋から上流約1.2kmの巴川がつくる渓谷美と 飯盛山(254m)からなる地域で、四千本のもみじの紅葉の景勝地として知られています。

香嵐渓のもみじは、江戸時代の寛永11年(1634)に香積寺の三栄和尚が、植えたのがはじまりと言われています。
三栄和尚は、美しい自然を、より美しくとの願いをこめて、巴川沿いの参道から香積寺にかけて楓や杉などを植えていったそうです。
その後大正から 昭和の始めにかけて住民の手により植え足され、現在の景観に至っています。

香嵐渓のもみじ。
370年の時を経て今年もその華麗さを見せています。









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香嵐渓のもみじ風景を見るにつけ、紅葉の風景は、まさに日本人の遺伝子に組み込まれた 自然を愛でる日本人の心像風景だと実感します。(十三里)
   
 
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