自然の宝庫・箱根(箱根 2004.4 by 兄山女)


旧くから自然豊かな保養の地・箱根からの画便りです。

4月中旬、「自然観察会」と称して、ある同窓の仲間たちと 箱根の明神ケ岳を散策してきました。
そのうちの何人かとは宮城野温泉に前泊し、のんびりと湯に つかり。
寒暖定まらない今年の春ですが、前日・当日ともに初夏を 思わせる陽気。関東地方の桜がほぼ散り尽くしている中、 強羅はちょうど桜の真っ盛りで、夏に桜を愛でる気分です。
一方、明神ケ岳の散策は、樹木はさておき、花と言わず 草といわず女性陣の名前をよく知っていること。
キケマン、ミツバツチグリ、オヤマボクチ、ハナボケ、 コケリンドウ、ユリワサビ、エイザンスミレ、バイケイソウ、 コチャルメル等々。こちらはカタカナの名前をノートに 書き込むのが精一杯。
それにしても、これらの小さな草や花が これまで人と一体どういう関わりがあったのか無かったのか、 目の付け所と命名の文化というものを感じさせられます。


【箱根】
桜にはさくらの赴きひた走り
けふは強羅の招きにしたがふ

あしかりの金時山の肩のべに
手を置き白しも富士はたたずむ

大涌谷(おおわく)の崩れに対ふいただきに
赤土(はに)をあらはす箱根の外輪

大涌とさがみの海をともにみる
叡山すみれ稜線のみち



【写真:上から】
強羅公園
明神ケ岳より見る富士
ハナボケ
叡山スミレ
   
 
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