芽吹きの春
山桜がハラハラと散り始めるころ
枝ばかりの荒涼とした
コナラやクヌギの林が
孵化したように
芽吹きの淡い緑に覆われた
日々その濃さを増し
やがて武蔵野の林はこんもりと
新緑に包まれる
【(埼玉県所沢市 2007.04) 写真:十三里 文:十三里】
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