一人旅のすすめ(Vol.19)
一人旅の楽しみ方



VOL.19:一人旅の楽しみ方1

何でもできる一人旅。ちょっとした心構えでその
一人旅がより豊かになるかもしれません。


一人旅の楽しみ方は千差万別である。
食べ歩きをする人、その土地の歴史に触れる人、美しい場所でのんびりとした時間を過ごす人、
一人旅の楽しみ方ほど十人十色という言葉がぴったりくるものも珍しいのではないだろうか(笑)。
しかし、その数ある楽しみ方の中でも、これは抑えておきたいというポイントをこれから
数回にわたって挙げていこうと思う。


人とたくさん話そう

一人旅は読んで字の如く一人で行く旅行である(笑)。友人や家族などと行かない分、
会話は少なくなりがちになる。もちろんそういった時に、いろいろな思いを巡らせつつ周るのも、
一人旅の醍醐味のひとつなのだが、旅行先で出会う人々との会話は、
相手が知らない人である分とてもいい刺激になる。
もちろん、だからといって、駅などの人通りの多いところで、
道行く人に「チョットスミマセ〜ン」などと手当たり次第に声をかけたりするのはどうかと思うが、
たとえば、畑のそばを通ったとき、農作業をしている人に、「何を作っているのですか?」と
声をかけてみたりと、いいきっかけがあれば、物怖じせずに積極的に話しかけてみよう。
知らない人に話しかけるなんて…という人も多いだろうが、その場所にあなたを知っている人は
誰もいないのだから、まさに旅の恥は掻き捨てと言うことでチャレンジしてみてはだどうだろう。
ただの挨拶や、いい天気ですねなどの挨拶代わりでも十分だし、宿であれば、旅行と言う同じ種の
行動を取っている者同士と言う事もあり、何かと会話をしやすかったりする。
どこから来たのか、明日はどちらに行くのか、どの辺がよかったか等等、色々な情報交換ができるので、
可能であれば積極的に色々話をしてみよう。

いい感じで言葉のやり取りができれば、会話が続かなくても気分的によくなったりして、
その後楽しく周れるものであるし、運(というか縁)がよければ、その他愛ない会話から
何か広がっていくかもしれない。穴場スポットを教えてもらったり、おいしいお店を教えてもらったり…。
人というのは、話すまではお互い警戒するが、ひとたび会話を交わせば、警戒心もある程度は
薄れるものである。その他愛ない挨拶程度の会話から、旅行の中身がぐっと広がることもあるかもしれない。

とはいっても、もちろん会話全てがいい結果を生むわけではない。
前述の畑作業をしている人も、忙しい場合などは、そんなどうでもいい(笑)ことで声をかけられて
迷惑に感じる人もいるだろうし、突然声をかけられて驚いてしまう人もいる。
変な人に声をかけてしまったばかりに、付きまとわれたりしてしまうこともあるかもしれない。
しかし、何事も動かなければ始まらないので、自然な流れで会話できそうな雰囲気な場合には、
どんどん話をしてみよう。

話の内容は様々で、地元の穴場の話や、その土地のこと、自分の家族や友人の事のような世間話、
その地を訪れる観光客へのマナー苦言などもあるかもしれない、しかし、個人的な経験から言うと、
話すということは、(良し悪しは別として)何かを得ることでもあると思う。それは貴重な情報かも知れないし、
元気になるなどのエネルギー的なものかもしれない、どんな効果があるかは様々だが、総合的な
プラスマイナスで判断すると、文句なしのプラスなことだと思う。
筆者が思う一人旅は寂しい旅行ではないという根拠は、そのあたりにあるのかもしれない。





知らない人に話しかけるのは、何かきっかけがないと、正直なかなか難しいものです。
しかし、ひとたび言葉を交わせば、善しにせよ悪しきにせよ、
何かを得る事ができると思います。
せっかく出てきた一人旅、少しでも楽しく濃いもの(笑)にするために
アクティブに行動しましょう。

これらの記事に関するご感想等を頂ければ幸いです。


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