旅行の計画の中で、あまり思いつかないながら
実はそこそこ便利な旅行保険。今回はその旅行保険に
スポットを当ててみましょう。
ここでは特に国内向けの旅行保険について記載します。
vol.12でも書いたが、旅行中は楽しい時間である反面、その慣れない環境から
常にトラブルの不安が付きまとう。いざトラブルが起こってしまった場合、
対処がうまく出来ても、物的、金銭的なトラブルの場合は、その損失を取り戻すのはかなり難しい。
ましてや、怪我などをしてしまった場合などは、旅行そのものはおろか、
その後の治療費や治療する時間までも失ってしまい、体力的なものは勿論、
精神的、経済的なダメージも計り知れないだろう。
そこで、それらを少しでもスポイルする旅行保険にスポットを当ててみよう。
はっきり言って、国内旅行保険は地味である(笑)。
生命保険や火災保険、自動車保険などと違って、比較的短期間の旅行期間しか有効ではなく、
旅行者自身の気分も、勝手知ったる日本国内ということでたいした不安もなく、
さらにそのたった数日の為にわざわざ資料などを取り寄せる手間などを考えた場合、
正直言って加入する人というのはあまりいないのではないだろうか。
海外旅行となると、知らない国(言葉や文化の違いのイメージが大きい)に対する漠然とした不安から、
加入する人はかなりいるようだが、国内の旅行保険というもの、加入する人は、あまり多くないように思う。
しかし、この国内旅行保険、その内容を見てみると、保障内容はかなり充実しており、
旅行計画の一端として検討する価値はかなりあるのではないだろうか。
怪我などの傷害関係保障は当たり前として、旅行に役立ちそうな特徴的内容の代表的なものを挙げると･･･
････等がある。
怪我などに対する保障はもちろんのこと、旅行中比較的遭いやすいトラブルである紛失や
破損などの保障があるので、カメラ等の高額品を携行する場合は、かなり有用なものになる。
特に冬場の雪国など、滑りやすく、その環境に慣れていないようない場所に行く場合は
非常に有り難い後ろ盾になってくれるのではないだろうか。
また、保険会社によっては、登山用の保険等、比較的危険度が高いとされる特定目的に特化した保険もあり、
そのような要素を含む旅行に行く場合は、必須といっていいかもしれない。
このように便利な保険ではあるが、やはり気になるのは費用である。
期間及び費用の一例は以下の通りとなる。
（以下に示した例は、あくまでもおおよそのものであり、保険会社によってかなり相違のある事をご了承ください)
保険といえば、資料を取り寄せて、検討して、見積もりを細かくして･･･というイメージがあるが、
たった数日の旅行にそこまでやってはいられない(笑)。
という事で、加入も最近ではオンラインで出来るものもあり、
更に出発当日などの直前でも受け付けてくれるところがあるので、
かなり申し込みの敷居も低くなっている。
また、クレジットカードをお持ちの場合は、自動的に旅行保険がかかる場合がある。
それは、ただそのカードに入会している場合に適用されるものや、
チケットや手配などをそのクレジットカードで行った場合に限られたりする場合に限られるなど、
クレジットカードによって諸条件あるが、一度お手持ちのクレジットカードの保険に関する機能を再確認してみてはいかがだろうか。
このように地味ながら(笑)かなり便利な国内旅行保険だが、当然無条件で適用されるわけではない。
加入時には、手間であっても、規約(特に無効となる場合の事例など)を一通り読んでおこう。
旅行は非日常的な行動が多い分、このように背後からサポートしてくれるものの
存在は現実的にも、気持ち的にもありがたいものです。
もちろん、一番いいのは、その保険を使わなくてもすむという事なのですが(笑)。
Ｃｏｐｙｒｉｇｈｔ 2005 MITSUHARU ＭＡＥＤＡ
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