一人旅のすすめ(Vol.15)
一人旅の心構え



VOL.15:一人旅の心構え

一人旅をするうえで、
頭の中に入れておくと
いい事柄を書いてみました。


まあ修行に行くわけではないので(笑)、心構えというのは少しオーバーだが、
一人旅という性格上、いくつか押さえておいた方がいい点をピックアップしてみよう。


自己責任

一人旅というのは、原則として全ての行動を自分ひとりで行う。
自分の都合で自分の行動を自分の好きなように決められるわけだ。
となると、当然その結果は良悪関わらず自分に返ってくる事になる。
自分の取った行動が、結果としていい方向に行った場合は、あまり深く考えないかもしれないが、
その逆だった場合は、なぜそうなってしまったのかという事をついつい考えてしまう。
旅の疲れやその後の行程に対する不安等もあり、図らずも感情的になってしまったりする事もあるかもしれない。
だが、”決めるのは自分自身であり、自分の行動は自分にしか責任を取る事が出来ない”という事を、
気持ちの片隅に持っておく事が出来れば、色々な出来事に対して、ある程度は
客観的な判断をする事が出来るようになる。

もちろん、自分の力ではどうにもならないトラブル(天候や交通事情など)も少なくないので、
失敗=全て自分のせいなどと考える必要はないのだが、自己責任の範疇を自分の中で
明確にさせておく事が出来れば、それは有効な経験として後々の役に立っていく事になる。

想像力

これは主にリスク管理について言えることだが、自分の取る行動が悪い結果になってしまった場合、
その状況に耐えられるかを冷静に判断してみよう(例えば、どうしても食べたい名物があるが、
列車の時間がギリギリの場合など)。もちろん、絶対に悪い結果になってしまうと
考える事はないのだが(笑)、結果が予想しにくいような場合は、まず悪い結果がどのように
なるかを想像してみよう(特に、ハイリスク、ハイリターンな選択の場合)。
その上で、行動を起こすか見送るかの判断をすべきだと思う。

客観的な視点

はじめて見るものや場所、知らない人との会話というのは、緊張する一方
新鮮で楽しいものである。それ故、ついついその場の雰囲気や勢いに任せて
行動してしまいがちになるケースも多いが、そこで一息、現在の自分の状況や行動、
意思について少し客観的に考えてみよう。スケジュール的なこと、安全かどうか、
本当に自分がそれをしたいのかどうかetc・・・そのあたりを落ち着いて自分の中でまとめる事が
できれば、いわゆる後の祭り状態になる事は殆どなくなると思う。

とりあえずやってみよう

非日常体験である旅行では、非日常な体験が当たり前である(笑)。
とにかく旅行先ではいろいろなものと出会う。それに対して興味を持ったのなら、
それまで全く関わった事のないような事でも、どんどん接してみよう。
百の想像より一の体験である。自分にピタッとハマる(笑)ものが、
それまで想像だにしなかったような所に転がっているかもしれない。
出会いというものは、その大半がその瞬間まで予測できないものなのである。


自分の事をよく知っている同行者がいない分、
自分の行動を判断するのは自分自身しかいません。
しかし、自分で考えて行動した結果というのは、
どんな結果であれ後に役立つ経験になるものです。

これらの記事に関するご感想等を頂ければ幸いです。




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