一人旅のすすめ(VOL.8)
内容と予算と(宿泊編)
宿は旅行の善し悪しを左右する場合もあるほど重要なファクターを
占めるものなので納得のいくところを選びたいものです。
しかし、費用的にも重きを占めるのでうまく節約できれば
予算的にぐっと楽になります。
宿泊費用を安く上げるには大きく分けて二つの方法が考えられる。
一つは比較的安価な宿に泊まる事、もう一つは割引料金等をうまく
使う事である。同じレベルのホテルによっても場所やテクニック(?)
によって安く上げる事が出来るし、安価な宿でも素晴らしいところも
数多くあるのでどの方法がいいとは一概には言えないが、
ケースにあわせていろいろ考えてみよう。
ビジネスホテル、シティホテルなど
これらは様々な割引システムが数多くあるが、いくつか挙げてみると、
主にビジネスホテルなどに多く見られる割引システムである。
設定するシステムである。同類に時期料金というのもあるが、季節やイベント
のある日などによって料金が変わるものである。
使用することを前提に割引を受けられる場合がある。カードにも依るが
半額以下の料金になる場合もあるのでなかなか無視できない存在である。
また、宿泊するホテルと関わりを持っている会社で働いているような場合、
にも手に入ることがある。株主優待券などもこの類か。
YH、とほ民宿など
基本的にこれらの宿にはこのような優待割引は無いと考えて良いだろう。
ただ、YH協会や旅行会社によっては宿泊パックという形で往復の交通機関
とセットで割引料金を設定しているところもある。
実際に使える方法って?
このように色々な割引制度があるにはあるが、はっきり言って使いにくい。
なぜなら特定の条件(宿泊日数、宿泊時期など)に当てはまらない限りはなに一つ
恩恵を被ることが出来ないからである。そこで、誰にでも使える(というわけではないが)
安上がりな方法を考えてみよう。
近距離出張用や地元の人が使うようなホテルパックを用意しているところがある。
例えば、事前にチェックした値段で素泊まり¥9、500のホテルがあったのだが、
現地でのホテルパックでは朝食付きで¥7,000になっていた。このように
うまく見つけることが出来れば大変節約になるのだが、注意点がいくつかある。
まず、出来るだけ数日後の予約とすること。いくらパックがあるとはいっても予約が
必ず取れるというようなものではないので、万が一どこも取れない場合に備えて
当日の宿は確保しておくべきである。
混んでいる時期は外すこと。例えば観光目玉のようなイベントがある時期や、
盆正月、GWなどに現地で宿を見つけようなどと思っても見つからずに、これも
駅寝かキャンプが関の山である。また、宿の数が極端に少ないような場所では
見つからずに、残念でした・・ということで、これも宿が無いという最悪の
事態に陥りかねない。これらの方法は地方のターミナルとなるような規模が比較的
大きめの都市での宿泊に、しかも明日明後日など数日後の宿を予約する場合に使うと良いだろう。
また、荒技としてだが、当日の夕方の午後に予約をしてみるという手もある。宿側も
空き部屋よりはと、うまくすれば破格の安値で泊まることが出来るかもしれない。
ただし取れなかった場合(確率的には大きい)は…。
インターネット上での予約システムを使うのが便利だろう。
これらはいくつかあるようだが、主だったサイトをリンクコーナーに掲載しているので、
参考にしていただければと思う。また、携帯からアクセス可能なサイトも少なくないので、
現地から予約を入れるという芸当も簡単に行える大変便利なものである。
©1998 Mitsuharu Maeda