BEYOND RISK(おたよりのページ)

みなさんからのメイル待っています。last modified=97-5-26
illust=M.Nakamura

rock & snow 応援します

「岩と雪」がなくなって、世間のクライミングの情報に接する機会がめっきりと減
ってしまいました。
近々、あらたに「rock & snow」なる雑誌が刊行されるという噂をききました。
性格上、絶対にメジャーになり得ないスポーツだと思いますが、それに夢中になっ
ている人間がたくさんいることは事実です。
応援しています。楽しみにしています。
( from GON  京都 フリークライマー)

<ヤマケイの担当者ITO編集長からの返事>
こんにちわ。 お便りありがとう。
ITOです。登山かんけいの本などつくっています。
ごらんのホームページは友人のKISYA個人の私家判であり彼の趣味のホームページです。
偏りが多いでしょ。うわさの新雑誌とは別ものです。

新雑誌は、なんと! rock & snow (大文字か小文字かはきまっていない)
というタイトルで98年春と秋にとりあえず二冊発刊されます。くわしくはいずれ、
このホームページのROCK & SNOW MAGAZINE(工事中) のコーナーでお伝え
できるはずです。
このホームページのタイトルとおなじなのは単なる偶然です。
このホームページとは友好的な関係でいこうぜ、
ということになっています。ここんちでは宣伝などはできないきまりになっ
ているようですし。
 
『岩と雪』の名前がでましたが、あれとは違う雑誌になるはずです。
 rock & snowは、地球上の凸、つまり山ですが、そこを舞台に積極的にスポーツしよう、
遊ぼうという人のための雑誌です。
ジャンルは、基本的にクライミング全般、さらに高所登山、夏は沢登り、冬はスキーツア
ーなども入る予定です。テレマークや山ボードは私が好きなので入れたいのですが。

その道のプロや先生のための雑誌ではありませんので、一般のクライミング愛好家がたの
しめ役にたつ内容になるとおもいます。ご期待ください。

もちろん、rock & snow のロゴもこのホームページのような素人くさいものではあり
ません。あれはKISYAがMacペイントで5分でつくったものなのです。

yama-kei ITO  1997-5-26

パキスタンからの便り


あの鈴木央司からスケッチの絵葉書が届いた。いまパキスタン北西辺境州はカラッ
シュ族の村にいるという。たしか去年もこのあたりにいたはず。この4月には全日本
選手権にもでないでどこか行方をくらましていた覚えもある。

鈴木央司(たかし)といえば、テレマークレース界では疾風の如くあらわれた鉄人
レーサー、石木田選手とともに出るレース出るレースをかきまわした鬼のレース破りと
して名高い。

豪傑タイプの彼だが、そのオフの姿は、何と世界の辺境を旅する写真家だ。とくに中近
東のスペシャリストで毎年なんどもこのあたりに出没していて、現地では顔役とかの噂
もあり先々には何人もの女性がまっているという根も歯もないゴシップもながれている。

しかし、鬼の目にも涙、絵心もあり、それはこの絵葉書からもわかる。
そして、その筆跡と文章はといえば、あの大人風容貌からは想像できない優雅で知的で
洗練されたものなのだ。
1997-5-26

この冬の氷登り


昨年に続いて氷の発達状況の良かった今シーズン。1月から2月にかけてあちこちでアイスクラ
イミングを楽しみました。甲斐駒ヶ岳の黄蓮谷左俣、八ヶ岳ジョウゴ沢、大同心大滝ほかいろいろ
行きましたが、最も充実したのは甲斐駒ガ岳の釜無川を遡行して濁川の黒津沢を降りた山行でし
た。


登攀用具だけで軽快にクライミングのムーブを楽しむのも面白いのですが、ビバーク用具一式を
背負って雪と氷に閉ざされた沢をはいつきまわるのもまた格別です。


詳しい遡行記録はまた後ほど書きますが、とりあえず写真のダイジェストで紹介させていただき
ます。

写真左から

釜無川の結氷状態はまずまず、沢通しに登れる

黒津沢上部、岸壁から落ちる滝はみごとに凍っている

黒津沢中流部からは懸垂を交えて下降
    
久保田賢次 1997-5-16

Sierra nevadaは春スキーとクライミングがいいよ

絵葉書おくります。Ansel Adamsの撮ったMt.Tom(right), Basin Mountain(left)
です。Bishopからでしょう。2山ともよいスキールートがあります。マンモスのスキー場へ行くとき
によく見えます。トムは正面にどーんとピラミダルに見え迫力満点です。5月に春スキーにいきまし
ょう。下まで車ではいれます。Butter Milkのボルダリングエリアも近く両方たのしめます。
                                                                   (Irvine.Ca. 徳地保彦)
                                                                          1997-3-6

オーストラリアも面白そうだったぜ

 ぼくは相変わらずゼッコウチョーです。ROCK & SNOWのホームページ、会社(Alpien guides)のコン
 ピューターで見ました。日本語に変換できないようでギリシャ語状態でちんぷんかんぷんでした。
 がなかなか面白いです。
                       マウントクック村にいますが、ガイド仕事も一段落、クライミングしてい
 ます。先月オーストラリアにいきましたが、パートナーがいなかったり、めちゃくちゃ暑くて、ア
 ラプリーズにいっても写真をとっただけ。偵察はじゅうぶんなので、次回はばっちりです。
 
 ブルーマウンテン、マウントコズアシカもばっちり調査してきました。コズアシカのあたりは素ばらし
 いバックカントリースキーエリア、双六岳のあたりににています。NZにくるまえにストップオー
 バーして、遊びプランがよいかもしれません 
                                        (from NZ 黒川晴介)
97-3-6

ぼくは、山ボーダー

 
スノーボードは移動の手段としてはバツですが、滑降はらくちんですで、快楽追及型
乗り物だとおもいます。6月の富士山を滑っているひとをみて、よしぼくも、とボード

を始め、翌年の6月に富士山をすべりました。ボードはだれでもすぐ上達するのがよい
のです。

富士山は表裏2回、そのほか、巻機山、八甲田、月山、湯殿山、至仏山などを残雪期し
みました。独立峰が行動形態としては単純でよいと
おもいました。

友達は雪倉からすべっています。深雪が最高なのですが、登りがたいへんで実際的とは
いえません。リフを使うのが実際的でしょう。ニセコが
最高。
Downhill at Mt.Fuji
パウダーでもいきなり滑れるのがスキーなどとちがうところです。 これは中毒になります。昔クライマーの山崎祐和氏は夏場お 客さんと小川山などにいますが、雪のあるときは山ボードやっていま す。最近、山ボードスクールをはじめてしまいました。 小型で軽量のボードがつかえれば山ボードももっと流行るとおもう のですが。                        (鎌倉市 森三男)                                                                                  

  

室内クライミングでトレーニング

オブジェにもなるでしょ。(3D写真)

ベニヤ板を2枚買ってきて、さらにカラファテでホールドを買い、
自分の部屋にボードをつくりました。いま面白くて毎日
やっています。日曜大工でつくるのもけっこうおもしろいも
のです。ぶら下がり健康器にもなりますし、ガバには洋服も
かけられます。クライミングには無縁のひとにはオブジェ
みたいで素敵、と評判です。
 (大田区 伊藤健)

      

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