bad_trip



ようこそ! このページは虚構世界へと貴方をいざないます。



今、貴方の前には夜空の星のごとく無数の空間が広がっています。
その先に見えるのは、貴方の住む世界とは、ほんの少し違う世界。
けれども、必ずどこかに存在する世界なのです。
そこで何を見つけ、何を探し出すのかは貴方次第。



planet

さぁ、貴方も今すぐ心の鍵を手に入れて、
イマジネーションの扉を開きましょう!




ようこそ! あなたはカウンタ人目の“無謀な旅人”です。


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ライトノベル・ファンパーティー

↑前回、限定枠にて選評書かせて頂きました。





※告知:TOP・ログとも#○○で各日の内容に直リン可能です。(1〜31)

※半月ごとのログ落ちでリンク切れするのは仕様です。ご了承下さい。






ホンのつぶやき。



2005 10/24(終)





 私が想定する書評の読者は、まず、その本の著者である。書評を書くとき、
著者本人に読ませるつもりで書けば、できる限り正確に、公正に、公平に
書くことができるような気がする。

──橋爪大三郎「書評のおしごと」P.371




「気がする」という4文字が実にイイですね。いかにも誠実な感じがして。
私ももう少し早くこの境地に到達していたらなぁと思わないでもないです。
もっとも、意識しても実行出来るかどうかは、全然別な話なのですけども。









えと。そんなわけで紆余曲折ありましたが、本サイトはこれにて更新終了となります。
長らくの御愛好、誠にありがとう御座いました。私もこれでようやくネットから引退し、
悠々自適の閲覧生活を送ることができます。結局、このサイト運営で残されたものは
無駄に膨大なテキストの残骸だけで、有意義で価値あるものなど何一つ生まれませんでしたが
当初私が思っていたよりは多くの人に楽しんで頂けたようで、今は非常に満足しております。
閲覧者の皆様、今までどうもありがとうございました。私は本当に幸せ者であります。









テキストサイトの運営というのは、今から思うと、終始、孤独との闘いでありました。
ネタを拾って文章化してみても、それがウケてるのかスルーされてるのかすら判らない。
もしかしたら自分の文章を楽しんで読んでいるのは、世界で唯一自分だけなんじゃないかと
思いつつ、おっかなびっくり手探りで日々の更新を繰り返していたのが実際のところでした。
webで傍若無人な大言壮語を吐くことはあっても、実は性格的には臆病な人間であるため、
周囲の反応が気になってたって面もありますし。例えば、先日、リアルで友人に会った際、
「お前のサイトで最近面白かったのは、ツンデレカフェのネタだけだ」などと言われました。
そう思ったんなら、そのときちゃんと教えてくれないと……_| ̄|○ 実際、ネット上では
感想はおろか反応すら皆無だったので、みんなブチギレたんだと思い込み、用意していた
次のネタを書かなかったぐらいなんですから。ネットに接続していて一番強烈に感じたのが
「ディスコミュニケーション」であったというのも、実に皮肉が効いた結果ですけどね。









で、そんな「BAD_TRIP」愛好者(そんなヤツ居るのか?)に朗報。私はもう活動を自粛して
サイト運営から引退しますけど、一応、ウチの相方が「折角なので自分がやります」と言い出し
読書感想サイトを引き継いでくれることになりました。ある意味、「暖簾分け」って奴ですね。
私とは違う非常に真っ正直でストレートな全力投球の感想サイトになってますので、ちょっと
読み手にはツライというか息切れしそうな空間なんですけど、どうぞ良ろしければそちらの方を
ウチの代わりに見て頂れば私も嬉しいなと思っております。サイトのポリシーが不明なんですが、
どうやら感想と紹介と書評との、中間辺りの領域に属する文章を今後書いていくみたいですよ?
機会があったら、私もちょっとチャチャを入れてみたい。まぁ、一見すれば判るでしょうが
実際「ある日、爆弾がおちてきて」の感想には、一部分私が筆を入れておりますので。












BAD_TRIP 新装版




新管理人ともども、愛して頂けましたら旧管理人としましても幸甚に存じます。
それでは、名残惜しいですが、最後の更新もこの辺で。皆様ごきげんよう。
またどこかでお会い出来ましたらそのときはよろしくお願いします。
いままで本当に、どうもありがとうございました。








「BAD_TRIP」完









2005 10/21





お久しぶりです。あ〜。他サイトで言及される頻度が増すほど、なぜか
自サイトの更新を放り出したくなってしまう病気は、相変わらずなままですね。



いや、こんなことやってる場合ちゃうねん。明日は友人の結婚式やねん。
なんでかスピーチ頼まれとるねん。まだ、ひとっことも中身考えてへんねん。
頭の中が怪しい関西弁で一杯です。う〜、あーでもない、こーでもないって、
そんな事悩んでたら不意にメールで、「二次会の乾杯の音頭もお願い」だってさ。
一体どうすればいいんだ……新郎新婦以上に緊張してるバカが、ここにいますよ!







それはそうと、とりあえずサイト閉鎖のメドが立ったので、そろそろ皆様との
お別れの時期が近づいてきた模様です。「本気で閉めるの?」という率直な質問も
個別に何件か頂いてはおりますが、それも含めて次回更新時に全て精算するって事で。



そんなわけで、また (^o^)/~~~









■ ここ一年の間の推薦図書 ■


海外:
「比類なきジーヴス」P.G.ウッドハウス(国書刊行会)
「輝く断片」シオドア・スタージョン(河出書房新社)
「プリーストリー氏の問題」A.B.コックス(晶文社)
「大尉のいのしし狩り」デイヴィッド・イーリイ(晶文社)
「ジェニーの肖像」ロバート・ネイサン(創元推理文庫)
「フェアリー・フェラーの神技」マーク・チャドボーン(バベルプレス)
.
.
国内:
「クドリャフカの順番」米澤穂信(角川書店)
「四畳半神話大系」森見登美彦(太田出版)
「ラス・マンチャス通信」平山瑞穂(新潮社)
「てるてるあした」加納朋子(幻冬舎)
「となり町戦争」三崎亜記(集英社)
「死神の精度」伊坂幸太郎(文藝春秋)
「ベルカ、吠えないのか?」古川日出男(文藝春秋)
「サウスバウンド」奥田英朗(角川書店)
「フライ,ダディ,フライ」金城一紀(角川書店)
.
.
ラノベ:
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」桜庭一樹(富士見ミステリー文庫)
「吉永さん家のガーゴイル 7」田口仙年堂(ファミ通文庫)
「白い花の舞い散る時間」友桐夏(コバルト文庫)
「奇蹟の表現」結城充考(電撃文庫)
「平井骸惚此中ニ有リ 其四」田代裕彦(富士見ミステリー文庫)





(単に思い出した順であり、順位は関係なし)





とりあえず、新刊限定で古本は除外しました。また疲れてるので、結局画像は無しの方向で。
それにしても、海外のベスト級で「フェアリー・フェラーの神技」を挙げるヤツなんて、
せいぜい私ぐらいのものでしょうな。ごめん、今年はあんまり翻訳の新刊読まなかったね。
イーガンもそうだけど、あれもそう、えーとアレだよアレ。「飛蝗の農場」の作者の新刊。
そうそう、ジェレミー・ドロンフィールドな。流石に年末までには読むと思うけどさぁ。


とにかく今年一番の収穫は間違いなくウッドハウスの「ジーヴス・コレクション」でしょう。
まだ読んでない人は今すぐどうぞ。先進国で殆ど唯一未翻訳だった本書がようやく読める感動を
出版社及び関係者の皆様になんとか伝えたいものです。河出のスタージョンは評判通りですかね。
晶文社の第2弾の予定もさることながら「一角獣・多角獣」もまもなく復刊の運びで、欣喜雀躍。
続くバークリーは、実は「ヴェインの謎」を推したかったんですけど、ABC名義の新刊も素敵だし
素直にこちらを薦めておきます。イーリイは「ヨットクラブ」ほどの衝撃はないけれど、高値安定。
「ジェニーの肖像」は、まぁ、好きですから、私が。復刊本なのでちょっと反則気味ですけどね。
で、「フェアリー・フェラーの神技」。ジョイスの「鎮魂歌」やディッシュの「アジアの岸辺」が好み
な人には合うかもしれない。まぁ、アレ系統のお話です。確かに幻想文学だけどさー。


続いて国内。もうみんな読んでるでしょ、これぐらい? どれも話題作ばかりで申し訳ない。
「クドリャフカの順番」は古典部シリーズ3冊目なので、「氷菓」からきちんと順番に読んでね。
そして本屋で買うときは絶対に2刷以降にしましょう。「てるてるあした」も「ささら さや」の
姉妹編なので、そちらを先に読むのを推奨。逆に「フライ,ダディ,フライ」はザ・ゾンビーズの
第2弾だけど、こちらから読み始めるのもありだと思います。映画はいいから本を読むんだ。


「アラビアの夜の種族」で勇名を馳せた古川日出男の「ベルカ、吠えないのか?」は、直木賞
候補に挙がった紛れもない傑作だけど、審査員がアホタレなので選ばれませんでした。合掌。
でも、目利きな読者ならしっかり読んでおくべきでしょう。読後しばらく放心状態になれるぞ。
あと、強烈にプッシュしておきたいのは「四畳半神話大系」と「ラス・マンチャス通信」の2冊。
君は、猫ラーメンの真実を知りたくはないか? 鬼才・森見登美彦が描くマルチエンドな痛快変態
学生ロマン、第2弾(?)。だから、滝本竜彦なんか読んでる暇があるなら、森見を読めってんだよ。
そして平山瑞穂。奇しくも日本ファンタジーノベル大賞つながりですな。「ラス・マンチャス通信」
スゴイ本なんだよ、これはさー。絶対予測不可能な魔術的傑作だと思うんだけど、一般受けは
絶対しないはずなので、玄人だけが挑戦して下さい。ガルシア・マルケスとか好きならGO!です。


最後にラノベ〜。でももういいか。桜庭一樹は今年じゃないけど、これぐらいの名作だったら、
アンダーパーでいいよね。あ、「奇蹟の表現」の作者って今確認したけど、名前は「充考」なのな。
充「孝」でなく。試しにググって見たら間違いの方が多くヒットしてやんの。もちろん、私も慌てて
修正したのは言うまでもない。作者の知人さんとかできれば本人には内緒にしといてくださいね〜。
そういや「平井骸惚」も油断するとスグ「骸骨」って出るんだよな。4巻は面白かったですね。
「吉永さん家のガーゴイル」も7巻が抜群に出来が良かった。新シリーズの「コッペとBB団」も
悪人不在なユルイ世界観が結構好きなんだけども、完成度から言えば、断然こっちに軍配を。
「白い花の舞い散る時間」は……読んだ人は私と語り合いましょうってな感じ。評判はどうなの?
それにしても、「砂糖菓子〜」のレベルって、綿矢りさ以上に芥川賞向きだと思うんだけどなー。





そんな感じで、今回のまとめは終了。適当で相済みません。














2005 10/17





海燕さんがコメント欄で「古橋さんのは、まあ、そのうち。」などと
はたして読む気があるのかないのか判然としないことを書いてたので、一発、
もう一度だけ「ある日、爆弾がおちてきて」について何か書いてみたいと思う。



なお、作品は「評判良い」という事らしいので、どれぐらい反響があるのか
ご丁寧にもはてなキーワードから辿って感想などをチェックしようと試みました。
殆どが購入報告と一言感想だったよ。うわぁ。しかしまぁ、はてなってそういうもんだが。
そういや、中にはどの作品が一番「萌えた」かを評価のメルクマールにしてる所もあって、
「すごいぞ、私と全く対極の位置から読んでる人が居るよ!」と新鮮な驚きがあったりも。
つか、それをやって許されるのは、いちせさんぐらいキャラが確立してる人だけだってばさ。
それじゃ日本で2位止まり。プロフェッサーにはなれないな。(せいぜいマスターどまりだ!)







そんなわけで、今日はちょっと反省した。というのも先日、私は本の内容に全く触れずに
とにかく凄そうな印象だけを与える感嘆符混じりの紹介文を書こうと思い、実行したんだけど、
そういう詐欺まがいな文章は私じゃなくても誰でも書けるんだよね、やっぱり。こんな事だから
石野さんの「つまらないんだ、おまえの書く文章」て言葉に心臓がドキンと跳ね上がるんだよ。







それはともかく、古橋の新刊の話なのですよ。で、あれの何が面白いかというと
だってさ、どれもしっかりSFなんですよ? たとえば『出席番号0番』の場合は、
「イーガンの『貸金庫』を他人視点で書いてみたらオモシロクね?」
って話だし、


『むかし、爆弾がおちてきて』に至っては、
「カジシンの『美亜へ贈る真珠』って、チョー古い! 今のオレならこう書いちゃうねッ!」
っていう話なわけですよ。


これが『三時間目のまどか』になると、
「乙一『Calling you』の脳内携帯電話って何よ? オレは携帯でその斜め上を行っちゃうよ?」
とまぁそんな感じなのです。ここまで書いたら、普通読みたくなるでしょう。つか、なれよ。
なって下さいよ。普段やらない、やったことない まいじゃー方式で繰り返し推してるのに。



そういや、極端な例を挙げたりする、こういうお薦めの仕方もあまりした事ないなぁ。
それにしても最終話を一番褒めてる人って、おそらくこの『美亜』すら読んでないのかな。
もっとも、その言で云えば、乙一の『Calling you』だってジャック・フィニイの短篇作品
『愛の手紙』の一形式でしかないわけで、こうしてSFの世代交代は進んでるのだろうけど。







それはともかく皆、私が最もお気に入りな『恋する死者の夜』を敬遠してるのは何故だ!
これがジェネレーションギャップというヤツか。つまり、これが若さか。修正してやる!








2005 10/16





「もう読書感想は書かない」と公言した手前、ちょっちきまりが悪いですが、
あえてそこんとこを押してまで、ひとこと触れておきたい作品が出てきました。
電撃文庫新刊の「ある日、爆弾がおちてきて」(著:古橋秀之)なんですが、これ
信じられないくらいにメチャクチャ面白いですね。なんというか、一言で表現すると
「おまえは一体、どこのロバート・F・ヤングやねん!」と、いった感じでしょうか。
スイートかつリリカルなロマンティック傑作選で、しかも時間SF短編集なんだよ。





「ある日、爆弾がおちてきて」(電撃文庫)




アイデアなんかもまた秀逸で、グレッグ・イーガンのあの短篇とかダン・シモンズや
梶尾真治のあのデビュー作とかを彷彿とさせるものなどもあり、読み手のSFマインドを
ズビズバ刺激してくる驚くばかりの好SF作品集に仕上がってます。他の作家を引き合いに
出すならば、ジャック・フィニイと梶尾真治を程良く混ぜ合わせ、学園青春男女物語の
衣を付けたらカラッと綺麗に揚がりましたよさぁ召し上がれ、ってなもんでしょうか。
「ゲイルズバーグの春を愛す」+「美亜へ贈る真珠」+「たんぽぽ娘」→コレ最強!



というか、なんで電撃文庫でこれを出してしまったのかと悔しい思いで一杯ですな。
誰が見ても明らかにこの本、「リアル・フィクション」寄りじゃないですか。あ〜もぅ〜。
塩澤編集長、貴方が引っ張ってくるべきなのは秋山瑞人じゃなかったよ。古橋だったんだよ。
なんでこれが新城カズマの「サマー/タイム/トラベラー」と併置されないのよ。全く残念だー。
電撃の編集も帯の惹句が違うだろう。「萌え」で売るなよ。これはね、ジュブナイルSFなんだよ。



そんなわけで唐突ですが、今年のラノベ第一位は本書にしておきたいと思います。イエー。
でも、こんな事を言い始めるとSF右翼な××さんとか○○さんに「これだから、『××の扉』や
『たったひとつの×××××××』を推すSFファンは、もう!」なんて言われかねないんですけど、
つか、後ろから背中を刺されかねないですけど、前掲書はともかくとしても本書は推すよ、オレ。
砂糖菓子を更にざらめでまぶしたぐらいに甘甘な作品ですけど、だからこそロバート・ヤングなのだ。
「たんぽぽ娘」ほどに真っ正直な作品ってのは出てこないけど、それに近いのがもう、てんこ盛り。
食べ過ぎると太るし虫歯になるかも、でも甘い物は別腹だからいくらでも入るよね。そんな本。







てなわけで、皆さんちゃんとこの本読むように。テストに出すから。もはや宿題ね。
あ〜。最後にいい本を紹介出来て、私は満足だ。そんなわけで今日も惰性更新終了です。







※いま気づいたけど、上の文章、これじゃぁまるでヤングの新刊紹介みたいですな。
違うよ皆さん、著者は古橋秀之ですよ! 間違えないでよ? ちなみに他方、ヤングの方は
河出の奇想コレクションから「たんぽぽ娘」が次々回刊行予定なので、そちらも買うようにね。
 









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