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私が想定する書評の読者は、まず、その本の著者である。書評を書くとき、 著者本人に読ませるつもりで書けば、できる限り正確に、公正に、公平に 書くことができるような気がする。 ──橋爪大三郎「書評のおしごと」P.371
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■ ここ一年の間の推薦図書 ■
(単に思い出した順であり、順位は関係なし) とりあえず、新刊限定で古本は除外しました。また疲れてるので、結局画像は無しの方向で。 それにしても、海外のベスト級で「フェアリー・フェラーの神技」を挙げるヤツなんて、 せいぜい私ぐらいのものでしょうな。ごめん、今年はあんまり翻訳の新刊読まなかったね。 イーガンもそうだけど、あれもそう、えーとアレだよアレ。「飛蝗の農場」の作者の新刊。 そうそう、ジェレミー・ドロンフィールドな。流石に年末までには読むと思うけどさぁ。 とにかく今年一番の収穫は間違いなくウッドハウスの「ジーヴス・コレクション」でしょう。 まだ読んでない人は今すぐどうぞ。先進国で殆ど唯一未翻訳だった本書がようやく読める感動を 出版社及び関係者の皆様になんとか伝えたいものです。河出のスタージョンは評判通りですかね。 晶文社の第2弾の予定もさることながら「一角獣・多角獣」もまもなく復刊の運びで、欣喜雀躍。 続くバークリーは、実は「ヴェインの謎」を推したかったんですけど、ABC名義の新刊も素敵だし 素直にこちらを薦めておきます。イーリイは「ヨットクラブ」ほどの衝撃はないけれど、高値安定。 「ジェニーの肖像」は、まぁ、好きですから、私が。復刊本なのでちょっと反則気味ですけどね。 で、「フェアリー・フェラーの神技」。ジョイスの「鎮魂歌」やディッシュの「アジアの岸辺」が好み な人には合うかもしれない。まぁ、アレ系統のお話です。確かに幻想文学だけどさー。 続いて国内。もうみんな読んでるでしょ、これぐらい? どれも話題作ばかりで申し訳ない。 「クドリャフカの順番」は古典部シリーズ3冊目なので、「氷菓」からきちんと順番に読んでね。 そして本屋で買うときは絶対に2刷以降にしましょう。「てるてるあした」も「ささら さや」の 姉妹編なので、そちらを先に読むのを推奨。逆に「フライ,ダディ,フライ」はザ・ゾンビーズの 第2弾だけど、こちらから読み始めるのもありだと思います。映画はいいから本を読むんだ。 「アラビアの夜の種族」で勇名を馳せた古川日出男の「ベルカ、吠えないのか?」は、直木賞 候補に挙がった紛れもない傑作だけど、審査員がアホタレなので選ばれませんでした。合掌。 でも、目利きな読者ならしっかり読んでおくべきでしょう。読後しばらく放心状態になれるぞ。 あと、強烈にプッシュしておきたいのは「四畳半神話大系」と「ラス・マンチャス通信」の2冊。 君は、猫ラーメンの真実を知りたくはないか? 鬼才・森見登美彦が描くマルチエンドな痛快変態 学生ロマン、第2弾(?)。だから、滝本竜彦なんか読んでる暇があるなら、森見を読めってんだよ。 そして平山瑞穂。奇しくも日本ファンタジーノベル大賞つながりですな。「ラス・マンチャス通信」 スゴイ本なんだよ、これはさー。絶対予測不可能な魔術的傑作だと思うんだけど、一般受けは 絶対しないはずなので、玄人だけが挑戦して下さい。ガルシア・マルケスとか好きならGO!です。 最後にラノベ〜。でももういいか。桜庭一樹は今年じゃないけど、これぐらいの名作だったら、 アンダーパーでいいよね。あ、「奇蹟の表現」の作者って今確認したけど、名前は「充考」なのな。 充「孝」でなく。試しにググって見たら間違いの方が多くヒットしてやんの。もちろん、私も慌てて 修正したのは言うまでもない。作者の知人さんとかできれば本人には内緒にしといてくださいね〜。 そういや「平井骸惚」も油断するとスグ「骸骨」って出るんだよな。4巻は面白かったですね。 「吉永さん家のガーゴイル」も7巻が抜群に出来が良かった。新シリーズの「コッペとBB団」も 悪人不在なユルイ世界観が結構好きなんだけども、完成度から言えば、断然こっちに軍配を。 「白い花の舞い散る時間」は……読んだ人は私と語り合いましょうってな感じ。評判はどうなの? それにしても、「砂糖菓子〜」のレベルって、綿矢りさ以上に芥川賞向きだと思うんだけどなー。 ◇ そんな感じで、今回のまとめは終了。適当で相済みません。 |
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