ヲ00年5月3日
東京六大学合唱連盟定期演奏会 

会場 東京芸術劇場大ホール
出演 東京六大学

 東京六大学というのは、明治大学グリークラブ、東京大学コールアカデミー、早稲田大学グリークラブ、慶應義塾ワグネル・ソサエティ男声合唱団、法政大学アリオンコール、立教大学グリークラブ、という伝統のある六つの男声合唱団をさしている。ああ書くだけで疲れる。今回は、明治大学グリークラブが、「ティオの夜の旅」男声版をひさしぶりに歌ってくれるというので聴きに行ったわけだが、明大のみずみずしい感性はとても魅力的で、混声もいいけど、男声作品もまた書きたいなあ、と思ったのだった。

 他合唱団の持ち味を生かした選曲も楽しめた。特に早稲田を振った藤井宏樹氏の手腕はすばらしかった。できれば、ああいうコンクール的大曲ではない、もっとシンプルな曲も聴いてみたい。 

 最後の信長氏の委嘱作品まで聴きたかったのに、2時間半たってもプログラムの半分くらいしか進まないので、次の仕事に行かざるを得なかったのがとても残念。