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20世紀最後の年にパソコンの欲しくなった私は半年がかりで大蔵大臣を説得(曰くパソコンを使えなくては時代に取り残される、小学生からパソコンの授業があるので家に1台は必要、年賀状も自由に作れる等々)して何とか10万円の予算を確保することが出来た。
さっそくコジマ電気へ行きNECの10万円パソコン(WindowsMe発売直前で、在庫残2台だったのでさらに値引きされていた)を入手。HPのプリンター、エプソンのスキャナーも買ったので結局予算はオーバーしたが年賀状を作るという大義名分で追加予算も獲得した。
CPUはK6-2 500MHz、64MBのSDRAM、15GBのハードディスク、15インチCRTモニター、OSはWindows98SE、添付ソフトはジャストホームのみの製品VALUESTAR
PC-VU50L/35Bだ。
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最初にしたのはOSの入れ替えだった。WindowsMEが発売されたのでアップグレード版を購入(パソコン本体の登録があと数日遅ければ、無料アップグレードできたのに・・・)、対応ドライバー等をNECよりダウンロードする(モデムと通常回線で落としたので後日電話代がたいへんだった)、マニュアルを読みながら無事MEにアップグレードは成功した。 ただし、HPのプリンターのドライバーがなかなかMe用にアップデートされなかった、しばらく待たされたあげく出た新しいドライバーは、不具合が出て結局以前のドライバーを使い続けるはめになった。 ついでにジャストホームも新しい版、ジャストホームiにアップグレードする。
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OSをWindowsMeにしたらメモリは128MBは必要だと雑誌に書いてあった。そこでメモリーを増やすことにした。パソコンショップで相談したらバルク品は使わない方がよいとのアドバイスで64MBで1万円位する箱入りのSDRAMを購入する。 実際の作業はケースの側面を開けてマザーボードにメモリを差すだけ、注意するのは静電気のみという増設は簡単に終わった。再起動すると128MB認識している。 これで味をしめたのが、間違いの元。終わりなき改造の日々へ踏み込んでいくはめになってしまった。
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パソコンを使いながら、お茶を飲んでいたら、コップをひっくり返してキーボードにかけてしまった。
案の定、キーボードが使えなくなった。一日乾かしても戻らない。分解するとプリント基板の中まで濡れている。
仕方がないのでMicrosoftのキーボードを購入、ついでにマウスもMicrosoftの光学式に取り替えた。 使い勝手が劇的に向上した。
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パソコンで聞く音楽は歪みだらけで周波数域も狭い、音楽CDをCDドライブに入れて聞くと、頭が痛くなるくらいひどいものだ。そこでサウンドカードを取り付けようと思った。 サウンドカードといえばサウンドブラスターライブ!と短絡的に考えて、バルク品のカードを手に入れた。初心者のくせにバルク品に手を出すのは問題が在ったとき大変なのだが、予算がないのでしょうがない。
PCIスロットに差して、付属のCD-ROMからドライバーをインストールしようとしたら全部英語だった。よくわからないので片っ端からインストールした。再起動すると落雷音とともに起動する、やかましくてしょうがない。デフォルトの音に戻すまで、しばらくかかった。 ちなみにスピーカも音がよくないので、安いけれどヤマハの製品に取り替える。オーディオ用にはヤマハばかり使ってきたので耳に馴染んで心地良い。
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パソコンを手に入れて、2ヶ月電話代の請求が万円単位に跳ね上がった。ちょうど近所のショッピングセンターのイベントホールでNTTがインターネットのイベントをやっていた。そこでアンケートに答えながら話を聞くと、今、ISDNに入ればTAが1万円、しかも5000円分の商品券がついてくるという、事実上半額だ。
回線速度が上がると実質電話代も安くなるというNTTのお姉さんの話を聞いて、大蔵大臣のOKがでた。さっそく契約。 しかも数日後フレッツISDNのチラシを見た大蔵大臣がこれならもっと得じゃない?と聞いてくる。
いずれは変えようと思っていたのに大蔵大臣から話を持ってくるとは、これ幸いとフレッツISDNに契約変更、待つこと3週間ほどで、常時接続環境が整った。
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CD-R/RWを取り付ける。 2000年12月9日
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もともとパソコンを買うとき、プラス2万円位でCDーR/RW付きの機種もあったが書き込み、書き換え4倍速の低速なドライブしか載っていなかった。同じ予算で後付けすればもっと良いCD-R/RWが買えるのを知っていたので、あえて最低レベルの機種を買ったのだった。
CD-R 12倍速、CD-RW 10倍速のドライブが出た当初、軒並み3万円を超えている中でTEAC製のドライブだけがバルクで安かったので購入して、取り付けた。
この機種を選んだのはひたすら値段だったのだが、雑誌等によるとなかなか性能も良いようで、お得な買い物だったようだ。 付属のソフトはB's
GOLDとB's CLip使い方が簡単で、こまめにアップグレードされる良心的なソフトだ。
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グラフィックボードを取り付ける 2001年4月4日
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ベンチマークテストなどをやってみるとSiS530内蔵のグラフィクチップではまともに3Dが動かない、しかしこのパソコンのマザーボードにはAGPスロットがない。 PCIスロット用のグラフィックボードをパソコンショップで探すと、nVIDIA
のRIVA TNTチップセット搭載のカードしかなかった。
ないものはしかたないので店員にPCIスロット用だと念を押されながらこれを購入する。 夜さっそく取り付け、付属CD-ROMからドライバーをインストール、SLベンチでなんとかC11が走るようになる。HDBenchは11000台、雑誌によるとなんとか現役の数字とのこと。
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元々、このパソコンを選んだのは購入前に読んだ特選街の記事にマザーボードを載せ替えて後々パワーアップ出来ると書いてあったからだった。
搭載しているのがK6-2だから今度もAMDのCPUでいい。ソケットAで安い物(これが一番重要)となると候補は絞られる、しかし、青森のPCショップにはMicroATXのマザーがほとんどなかった。
雑誌とネットで探すとECSのK7SEMがこの時点でもっとも安かったので、通販で購入する、最初の予定ではCPUは翌月まで我慢する計画だったが、マザーが手元にあると辛抱できず、昼食をカップ麺1個で我慢して、Duronの800MHzを買ってしまった。
リアのIOパネルが合わないので交換して、マザーボードを載せ替える。スイッチとLEDのケーブルはプラグを交換して接続、その他は単純に繋ぎ変えただけで、奇跡的に無事起動した。
HDBenchはほとんど変わらない?、IDEドライバーを更新してHDBenchで15000台が出る。約50%のパワーアップとなる。
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新しいマザーボードにはAGPスロットがある。これでまともなグラフィックカードを取り付けできる。グラボといえばGeForce2だが如何せん値段が高い。しかし、折良く安価なGeForce2
MX200シリーズが出たので早速手に入れる。
取り付けは、スロットに差し込むだけ簡単だ。 3DMark2000が1400台から2900台に、3DMark2001が500台から1100台にアップする。3Dの動きが目に見えてよくなる。 TVアウト端子もあるが、設定がよく分からずきれいに映らないのであきらめる。
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パソコンもしばらく使っていると、ハードディスクの空き容量が少なくなってくる。
搭載されているのはQUANTUM FIREBALL lct15、15GBで4400rpm、これはもう増設するしかないと、雑誌で候補を選び近所のPCショップへ行った。
値段も手頃で、性能もそこそこということで富士通のMPG3409AT-Eを選ぶ(容量40GB、5,400rpm
、流体軸受け)。
家に帰って、早速ジャンパをスレーブにして取り付け、無事認識している。がその後がめんどくさい。起動用フロッピーを作るところから、味気ないDOS画面でのフォーマット、雑誌を片手にキーボードを叩く。何時間かの格闘の末、やっと終了。
後はWindowsの引っ越しだ。翌日、再び雑誌片手に再び深夜までかけて引っ越しをする。
HDBenchで18000台まで性能がアップした。
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AMDのAthlonが安くなってきているので交換しようと思いたち、そのための準備を始める。
今回はCPUを取り付けてOKとはいかないからだ。このCPUは消費電力が多いので電源を交換する必要がある。さらに発熱が多いので、PCケースにFANを取り付けるための加工を行う必要がある。
そこでDELTAの300Wの電源を用意、これはネジ止めだけで交換できた。 ケースFANはかなりの作業が必要になった、NECのケースをじっくりと眺めるとリア面に6cmFANが付きそうだ。そこでケースをバラバラに分解、ドリルで大まかに穴をあけドレメルできれいに丸く整え、FANをネジ止めする。ついでに下面にも吸気用のFANを取り付ける。おかげでムチャクチャ音がうるさくなった。
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Athlon1.2GHzを通販で入手、青森のショップで買うより数千円は安い。 マザーよりDuronを外しAthlon1.2GHzを載せる、これも先月より準備していたCPUFAN、FireBirdR7を取り付ける。コア欠けに注意したつもりだが少し欠けてしまった、が動作に支障なくほっとする。
すべての動作が目に見えて速くなる、HDBenchは23000台までアップ、3DMark2000が2900台から3300台に、3DMark2001が1100台から1400台にアップする。
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WindowsXPを発売日の昼休みにK電気で購入、レジに行くとチラシより高い値段を請求される。バーコードの訂正をしていなかったようだ、とゆうことは私の前に買った人がいなかったのだろうか?文句をつけてチラシどうりの値段にさせる。 家に帰ってアップグレードをする。問題もなく無事終了した。
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MicroATXのマザーボード、K7SEMにはPCIスロットが2本しかない。サウンドカードで1本埋まっているので、空きが一つしかなく拡張性がない。
そこでATXマザーへ取り替えようと考えた。 ソケットAで安くて高性能のマザーとなるとSiS735を載せたK7S5Aしか選択肢がないのでこれに決定。 PCケースもATX用にしなければならないが、安いケースはデザインに癖があって好みでないし、アルミケースは値段が高すぎる、と悩んでいたらオウルテックから静音を売り物にしたスチールケースが出た。デザインもそこそこで値段も安いのでこれに決定。
OWL-103-Silent、名前に偽りなし、聞こえるのはCPUFANの音とHDのアクセス音だけでとても静かなパソコンになった。
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液晶モニターが安くなっているとはいえCRTに比べるとまだ画質に不満が残る。私の部屋のTVはSONYのプロフィールプロなので、半端な液晶では鑑賞に堪えられない。ダイヤモンドトロン管は作為的な絵作りを感じるし、パソコンディスクのサイズの都合で17インチ以上のディスプレーは使えないので SONYのトリニトロン管のCPDーE230を購入する。
値段相当以上の画質はあるので、取りあえず満足.だ。
これで完全に、パソコンではなく自作パソコンになってしまった。
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ここまで来たら、すでにパソコン改造記でなくなったので、このページはここでお終い。
続きはとほほ日記で。
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