♪なんってすば〜らしいあなた、感っ激し〜たわ〜♪ by石倉メグ
オペラ座の怪人千秋楽特別カーテンコール
まず、いつものように出演者が次々に出て来てカーテンコールの挨拶を。客席には続々とスタンディングしていく人が…。この時点ではかなりぼろ泣きしていた私は寂しさのあまり立ちあがる気力がなかったのですが、佐野ラウル、村田クリス、そして今井ファントムが出て来て会場中が総立ちになった時、一緒になって立ち上がってました。泣きながらスタンディングしたのって実に久しぶり(蜘蛛女千秋楽以来)…。
1回目のカーテンコールが終わった瞬間、会場中に「オペラ座の怪人」テーマ曲が流れ出し、次の瞬間緑のレーザー光線が舞台上に巨大なファントムのマスクを映し出しました!!いや〜あまりにドラマチックなレーザー光線にビックリして涙が一瞬ひいてしまいましたわ〜(苦笑) 「オペラ座の怪人、本日、千穐楽」「本公演で開演数新記録達成」「延べ人数1,490,000人(←たしかこんな人数だったと…違ってたらごめんなさい)」 といった文字が次々に出てきました。でも、また再度私の涙腺を揺さぶったのが「この赤坂ミュージカル劇場もついにフィナーレ」といいう文字… この劇場が解体されてしまうことは知っていました、知ってはいたけど、やっぱり、こうしてこんな日に大きく公表されてしまうと…(T_T)しかも、美女と野獣のレーザー光線まで浮かび上がるし…。そうだよなあ、この劇場には今は亡き志村幸美さんや退団してしまった芥川さん(現鈴木さん)や治田さんも立っていたんだよなあ…って思うとますます泣けてきてしまって(T_T) しばらく涙が止まりませんでした。ひとつの劇場が消えてしまうっていうのは本当に寂しいものですね…。
レーザー光線の後、舞台の上に全出演者が勢揃い。上からは「オペラ座の怪人千穐楽、14ヶ月間ありがとうございました」といったペナントが垂れ下がっていました。挨拶をしたのは1周年記念カーテンコールと同じ井関一さん。私自身もかなり興奮していたのであまり内容は覚えていませんが(爆)
「本日、無事にオペラ座の怪人千穐楽を迎えることができました。これも偏に皆様方の熱い声援のおかげです。ありがとうございました。この赤坂ミュージカル劇場も今回でフィナーレを迎えることとなりましたが、これからは四季劇場、また地方の劇場でお目にかかりたいと思います。本当にありがとうございました」
といった内容だったと思います。このあと観客席総立ちで2〜3回くらいのカーテンコールがあり、いつものようにオケ演奏が始まりましたが、立ち去っていったのはVIPのおじ様方くらい(^_^;;;;;;)
オケ演奏の間もず〜っと拍手が続いていてもう壮観でした!それにしても、立ち去っていった後のごっそり空いたVIP席…あれはかなりの数だったぞ…しかも、特等席級(-_-;)
う〜〜〜〜〜ん・・・・ものすごく複雑な心境。
オケ演奏が終わった後、再びまた幕が開いて、あちこちから「ブラボ〜!」「今井さ〜ん!」といった掛け声が飛び交い、ものすごい盛り上がりよう!!ここからがすごかった…いったい何回幕が開いただろう…客電もこうこうとついているのに一向に拍手は収まりをみせず。8回目くらいのカーテンコールではキャストの皆さんもいささかお疲れモードでちょっと放心状態気味(特に半場さんは結構きてたかも(笑))。でも、今井さんがなんだか会場中の大拍手を噛締めるように感無量の表情を見せていたのがとても印象的でした。私もず〜っと拍手しっぱなしだったのですが、少なくとも10回はありましたね・・・カーテンコール!!10分以上のカーテンコールの末、最後に幕が開いたとき出演者全員が手を振りながら舞台袖に消えていきました。今井さん、何度も「どうもありがとう」といいながら舞台袖に消えていきました。とにかく今回のカーテンコールは本当にすごかったのです!
興奮のカーテンコールの後、人がほとんどいなくなるまで客席に残って名残惜しんでしまいました。劇場の外はこれまたごった返し状態(@_@)
みんな最後の劇場を名残惜しんでいたのかなあ。私達も劇場の姿をかなり写真に収めまくってしまいました。劇場にカメラもっていったことじたいすごい久しぶり…。
ただ、劇場に出た時に目に入ったのが「パーティー参加の方はこちらです」という案内。え???なに?パーティーって半券持ってたらいけるの?ってあんなところに立っていたら一般人は勘違いしてしまうじゃないか〜〜〜〜(爆)
いや、よく考えればそのパーティーっていうのはVIP級の人たち用だっていうのは分かるんだけど、なんだかあんなに目立つように立っていなくったって…
オペラ座の怪人ファンの一般市民は行きたくてもいかれないんだからさ〜〜〜〜と最後の最後に愚痴をこぼしてしまった私達(爆)
でも、なんだか順路案内があまりにも気になったので密かに順路に沿って劇場裏手に進んで様子をうかがってしまいました(爆)
すると、奥に見えたのがドン・浅利先生が専用ハイヤーに乗り込む姿!う〜〜〜〜ん、やはり貫禄だわ・・・・これからパーティーに向かうのか、はたまた「アスペクツ」の楽観劇に向かうのか・・・。とにかく悠然と赤坂を後にされていきました。しばらくして、劇場裏手から3人の人が近づいて来ました。近づくに連れて・・・どこかで見たことのある・・・私達のすぐ脇をかするように通りかかられたその人物とは、なんと、カルロッタ役をやっていた河合和代さんと、大好きな小林克人さんではありませんか〜〜〜〜!!!!(もうひとりの女性の方はお名前が分からなかった(爆))
すぐ間近に小林さんが〜〜〜〜!!もしかしたらもうウィーンに帰ってしまったのではないかと諦めていたので日本にいらしてものすごく嬉しかったです!あまりにも突然の出来事だったため、小林さんにお声をかけることができなかったのがめちゃくちゃ残念…。それにしても、本当に素敵だったわ〜(*^○^*)
カッコイイ〜〜〜楽までに一度でいいから小林ラウルを堪能したかった…
というわけで、変な好奇心が思いもよらないラッキーをもたらしてくれたのでした(笑)
←小林さんを間近で見てまたまた感動の放心状態になってしまった私達が劇場前に戻ろうとした時、はじめて、通行禁止のような敷居が置かれていたことに気がついたのでした(爆爆爆)
つまり、禁断の領域に平気で足を踏み入れていた馬鹿な私達(爆)
何はともあれ、感動を与え続けてくれた「オペラ座の怪人」ほんとうにありがとう!そして、短い間だったけど私達に夢を与えてくれた赤坂ミュージカル劇場に心からお礼を言いたいです。
この感想を四季の役者さんが見ることはないと思うけど…
「花束の代わりに一言だけ…すばらしかった〜〜〜!」 byアレックス