東宝ミュージカルCD



『ジキル&ハイド』(2003年) 日生劇場ハイライトライヴ録音盤
鹿賀丈史・マルシア・知念里奈・池田成志・浜畑賢吉 ほか
このミュージカルはすごく好きだったので、CD化は待ってました!といったところでした。とにかく曲調がほとんど私好みでして(^-^) 聴く度にゾクゾクしてます。序盤アンサンブルの『嘘の仮面』でガンガンに迫ってきたと思ったら、ジキルとエマの『ありのままの』の美しいハーモニーで心癒され、そしてドラマチックなジキルの『時が来た』がきて、ルーシーの切ない『あんな人が』…と、とにかく飽きさせません(笑)
再演の録画とあって
鹿賀さんの歌声も聞きやすくなっていますし、マルシアさんはは更に情感込めて歌っています。舞台で見ると恋人よりも親子に見えた知念里奈ちゃんのエマでしたが(苦笑)CDで聴く分には問題ありませんです。個人的には、成志さんの初ミュージカルがここに入ってて嬉しかったりします♪めちゃカッコ良かったですから…舞台!
『モーツァルト!』(2005年)  スタジオ録画盤
井上芳雄/中川晃教・西田ひかる/木村佳乃・高橋由美子・山口祐一郎
市村正親・久世星佳/香寿たつき
『モーツァルト!』(2002年)  帝劇日本初演ライヴ盤
井上芳雄(紫)/中川晃教(ピンク) ・松たかこ・高橋由美子・山口祐一郎・
市村正親 久世星佳
エリザベートに続く、ウイーンミュージカルCDです。エリザベートと同じく、主演がダブルキャストで他は同じキャスティングだったので2枚買うのにちと戸惑いましたが…驚くダンナを尻目にやっぱり2バージョンとも購入してしまいました(爆)
どちらのヴォルフも好きなのですが…どちらかというと個人的にはクラシックに近い歌声
井上君が好みですね。中川君の荒削りな歌唱もパワフルでいいのですが、もとがクラシックで有名な国が作ったものということでCDで聴くのは井上君の澄んだ歌声が心地いいです。実際の舞台ではコンスタンツェはダブルキャストだったのですが今回は両方とも松たかこさん。でも、松さんのほうが断然声に張りがあったのでCDに彼女の歌声が入っているのは正解かな(笑) また、祐一郎さん市村さん夢の競演もしっかりこのCD で堪能できますのでファンの皆さんにはかなりお勧めの一品です!!アンサンブルのナンバーも最高に感動的!特に『影を逃れて』はどちらのヴァージョンもぞくぞくします(^o^) 音楽を心行くまで堪能したい方にもお勧めです。
『風と共に去りぬ』(2001年) 帝国劇場ハイライト・ライヴ録音盤
大地真央・山口祐一郎・今井清隆・杜けあき ほか
世界初のミュージカルというのがなんだか意外って感じですが、日本オリジナルのミュージカルとしてはけっこういい曲がそろってます。真央さんの圧倒的存在感は言うまでもありませんが、祐一郎さんのソロは素晴らしいですよ!特に「掌」はかなり感動的です(;_;) でも、主演の割にはソロが少ないんですよねぇ…祐一郎さんの。あと今井さんもいい味出してたのにこれまたナンバーが少ない…。これはかなり残念っ!ファンの方はちょっと気をつけたほうがいいかも(爆)
アンサンブルのナンバーは迫力があるものが多くて好きです。このCD購入したのだって、アンサンブルがよかったって理由が一番大きかったんですがね(^-^; 
『エリザベート』(2004年) 帝国劇場ハイライトライブ盤
山口祐一郎・一路真輝・石川禅・パク・トンハ・高嶋政宏 ほか
迫力のある帝王トートを堪能したければこちらの山口祐一郎トートをオススメします!舞台で観る祐一郎トートはあまり好きではなかったのですが、CDで聴くとやけに心地よかったりします(笑)。このCDでのオススメはフランツに新たに配役された石川禅さん!彼のフランツを聴きたいがためにこのCD購入しちゃったくらいですので、私。特にラストの『悪夢』での石川フランツ悲痛の叫びは必聴ですよ!パク・トンハさんの純粋なルドルフの歌声もなかなか素敵です。
『エリザベート』(2004年) 帝国劇場ハイライトライブ盤
内野聖陽・一路真輝・鈴木綜馬・浦井健治・高嶋政宏 ほか
歌が上手くなってビックリした内野トートぜひともCD再収録をと話題になっていたところついに実現してしまったのがこの1枚!あの色気とロック調の歌声がたまりませんです!!特に進化した『最後のダンス』が収録されたのが嬉しい♪ フランツは鈴木綜馬さん、ルドルフは浦井健治くんの組合せですがこちらもなかなか聴き応えあります。でもなんと言ってもこのCDは本当に内野聖陽トート堪能に限ります!ライブ盤がある方もぜひこちらを購入してみてはいかがでしょうか?

『エリザベート』(2001年) 帝国劇場ライブ盤
山口祐一郎(緑)/内野聖陽(青)・一路真輝・鈴木綜馬・井上芳雄・高嶋政宏 ほか
緑版と青版の違いは、トート閣下の配役です。どちらのバージョンも人気が高かったので東宝が帝劇のみながら2枚発売してくれました。購入に際してはハイライト盤と同じです。キャストの違いは一人だけなのですが、それでも雰囲気はかなり違っています。
緑の祐一郎さんバージョンは特にスケールの大きさを感じさせられます。特に、抜群の歌唱力の祐一郎さんが歌う『最後のダンス』は超圧巻!!ハイライトでは聞けなかった分、ものすごく感激いたしました〜〜!祐一郎さんにはやっぱりこういった朗々と歌い上げるミュージカルがよくお似合いですねぇ。青の内野さんとにかく演技が抜群に色っぽい。歌のみでみてしまうとどうしても祐一郎さんの歌唱力には及ばない感じがしてしまうのですが、ライヴ盤であるため、歌の中にも彼の細かい艶っぽさが感じられて聞いていてドキドキしてしまいますよ。このCDは再演を録音したようなので(残念なことに私は観に行かれなかった(泣))内野さんの歌唱力も多少アップしていたように感じました(^-^; どちらも捨てがたい貴重なCDです。聴き比べも楽しいので両方持っていても損はないと思います。
『エリザベート』(2000年) ハイライト・スタジオ録音盤
一路真輝・山口祐一郎・内野聖陽・高嶋政宏・鈴木綜馬
このCDはライヴ盤に先駆けて東宝初演のときに帝劇で発売されたものです。残念ながら一般には出回っていないので、帝国劇場に行かれるか、東宝のHPから問い合わせて購入するのがいいです。スタジオ録音なのですが、音はかなりクリアで聞き取りやすく、一つのナンバーを堪能するにはもってこいのCDですよ。ただ、『最後のダンス』は祐一郎さんに歌ってほしかったかなあ〜(^-^;; 『愛のテーマ』を内野さんで聴いてみたいと思ったのは私だけでしょうか(^-^;;
このCDでいちばんのオススメが、一路さん綜馬さんのデュエット
『夜のボート』ですねぇ。もう切なくてすっごくジーンときますぅ(T_T)特に、綜馬さんがラストに「好きだ」というところが泣かせますよ〜
『ローマの休日』(1998年) 帝劇公演ライヴ盤
大地真央・山口祐一郎・宮川浩・草笛光子・井上順・中丸新将・藤堂新二
大地真央さん山口祐一郎さんが共演するというので大変話題となったミュージカル。再演するごとに曲や場面に変更が出てきた作品ですが、このCDは一番初期のオリジナルバージョンです。しかも、この録音した日がちょうど私が観劇した日だったので感動もひとしお物なのです!
祐一郎さんのステキな歌声にうっとり・・・(特に最後の虹)。ですが、全体的に改めて聴いてみるとやっぱり祐一郎さんにはもったいないなあと思っちゃいます。あの素晴らしい歌声が存分に披露できてないからねえ…ファンの間でも物足りないという意見が今でも根強いのです。もっと物足りないといえば、宮川浩さんの歌声がほとんど聴けないことでしょう〜〜。まあ、このCD購入した大本命は宮川さんだったんですけど(笑)ファン的にはやっぱりもっと出番が欲しい所ですねぇ。ソロが一曲もないのは寂しい。でも、演技面での楽しい宮川さんが堪能できるのでその点では美味しいです!歌詞を飛ばしちゃったところもバッチリ録音されていますしね(笑)
『回転木馬』(1995年) 帝劇公演ライヴ盤−赤-
涼風真世・石川禅・吉岡小鼓音・林アキラ・市村正親・清水菜穂子
レミゼと同じく、赤盤もしばらく購入していなかったのですが、市村さんのジガーが聞きたくて購入してしまいました。実際に私が観たのも市村さんのジガーだったんですが、さすがにうまかったですねぇ。ちょっとしたアドリブとかもけっこう笑えて楽しくて、悪役なんだけどどこか憎めない愛嬌あるジガーでしたが、市村さんにしてはめずらしく主演級の役ではないんですよね。でも、赤も好きですよ〜。涼風真世さんのキュートなジュリーや、宮川さんよりも繊細なイメージの強い石川禅さんのビリーもなかなかいいです。でも、舞台を観てないからかもしれませんが、ビリーに関してはちょっと物足りない感じもしちゃいます・・・。 (残念ながら廃盤になりました 涙)
『回転木馬』(1995年) 帝劇公演ライヴ盤−白−
鈴木ほのか・宮川浩・佐渡寧子・岸田智史・早川正・荒井洸子
このCDは特に私にとっては思い入れの深いものです。このミュージカルで宮川さんのパワフルな歌声を目の当たりにしてめちゃくちゃ感動したので、主演キャスト二人が当時と同じである白盤は今でも感動させてくれるのです!!回転木馬をきっかけに私の舞台観劇通いが始まった・・・といった意味でも記念のCDなんですよ(笑)
一番のオススメは宮川さん演じるビリーが約7分間一人で歌い続ける『ひとりごと』!このナンバーで私が宮川さんに落ちたといっても過言ではないです。また、ラストのほうで年老いたジュリーに『愛している』と歌うシーンもかなりジーンと来ます・・・超オススメです!また、実際には観なかったのですが早川正さんのジガーも印象的ですね。早川さんといえば『ミス・サイゴン』でスキンヘッドで目立ってて恐い人という印象がすごく強いんですけど(笑)このCDでもしっかりドスをきかせていらっしゃいます(^-^;) 現在は四季の役者さんになっていますが、その転向に私はビックリでした〜。無理かもしれないけど、曲もすごくいいし近いうちに再演してほしい演目の一つですね。 (残念ながら廃盤になりました 涙)
『レ・ミゼラブル』(2003年) 帝劇公演ライヴ盤−石井一孝ver-
石井一孝・高嶋政宏・河野由佳・泉見洋平・ANZA・坂元健児
駒田一・瀬戸内美八
こちらはレミゼマニアにオススメしたい個性的な一枚です(笑)。まず主演の石井バルジャンめちゃくちゃ熱いです(笑)。多少マリウスが抜けていない為、老後のマリウスに聞こえてしまうこともありますが(笑)他のバルジャンとはまた少し違った演技が楽しめますよ。そしてもっと個性的なのが高嶋ジャベール!公演当時賛否両論を呼んだ伝説の『銭形刑事ちっくジャベ』はある意味聴く価値ありです(笑)。ちなみに私はいつ聞いても噴出してしまうんですけどね(爆)。そしてなんといってもこのCD購入の決め手となったのが泉見くんのマリウス!この公演当時、体調不良で本人はあまり覚えていないらしいのですが(苦笑)、初々しく可愛いマリウスが浮かんできます。サカケンくんのアンジョもおすすめです♪
『レ・ミゼラブル』(2003年) 帝劇公演ライヴ盤−今井清隆ver-
今井清隆・内野聖陽・河野由佳・岡田浩暉・坂本真綾・吉野圭吾
駒田一・峰さを理
03年公演の時は観に行かなかった今井バルジャンでしたが、04年のコンサート・05年再演と今井さんにすっかりハマッた私は迷わずこちらを購入いたしました。深みと温かみの同居した今井さんのバルジャンはやっぱり感動しますね〜。そして内野ジャベールが聞けるのもこのCDのいいところ!?あの当時、『内野さん、歌が上手くなった』と妙な感激をしたような…(爆)・・・といった貴重な内野さんの成長期の歌声を聞くことができます(笑)。それから『マリウスそのもの!』と大感動した岡田さんにも注目です!あそこまでハマりきっているキャラもいないんじゃないかな。聞き応えのある1枚だと思います。
『レ・ミゼラブル』(1994年) 帝劇公演ライヴ盤−赤-
鹿賀丈史・村井国夫・石井一孝・宮本裕子・笹野高史・杉村理加・島田歌穂
留守晃・絵馬優子
レ・ミゼ10周年記念公演に行く前に予習で買ったのがまず、この赤盤でした。当時は鹿賀さんが四季の元役者とも知らず、テレビの人というイメージが強かったので『歌なんか歌えるのかなあ』と半信半疑だったのです(爆)が、このCD聴いてビックリでした!迫力ある鹿賀さんバルジャンを聴いてますます舞台が楽しみになったのでした。
また、石井一孝さんのファンでもあるのでこのCDを購入したというのもあるのですが、繊細な若々しいマリウスがイメージピッタリ!色々な意味でかなり美味しいCDだと思いますよ〜
『レ・ミゼラブル』(1994年) 帝劇公演ライヴ盤−青−
滝田栄・今井清隆・佐渡寧子・宮川浩・斎藤晴彦・高谷あゆみ・島田歌穂
岡幸二郎・伊藤弘美
どちらかというと、バルジャンは鹿賀さんのほうが好みだったのでこの青盤を買うのは公演を観てちょっと後のことでした(^-^;; きっかけは、宮川浩さんのマリウスを聴いてみたい!と思ったからですねぇ。石井さんのマリウスと雰囲気がちょっと違います。繊細というか、全体的にとてもソフトな感じなんですよ〜。宮川さんといえば当時ハードなイメージがあったので優しい歌声にフイを衝かれたのを思い出します。このCDで宮川さんのファンになった方もいらっしゃるくらい、ステキなのですよ〜(^-^) ちなみに、エポニーヌは両方とも島田歌穂さん。すごく好きなのですが、入絵可奈子さんも入れてほしかったなあとちょっと思うのです。
『ミス・サイゴン』(1993年) 帝劇公演完全全曲ライヴ盤
市村正親・本田美奈子・岸田智史・園岡新太郎・鈴木ほのか・山形ユキオ
懐かしいなあ〜ミス・サイゴン。思えばこの作品で市村さんの事をはじめて知り、ミュージカルってすごい!と感動したんですよねえ。このCDは初演当時のライブ盤ですが、実際に私が観たのは入絵加奈子さん安崎求さんでした。こっちのバージョンもCD作ってほしかった〜〜!そして再演版のCDも作ってほしかった〜〜!!
ちなみに、このCDには宮川浩さん、石井一孝さん、石川禅さんといった現在では大活躍中の錚々たるメンバーの声も録音されております!アンサンブルなのですが、当時の声が聞けるなんてかな〜り美味しいですよぉ。注目は、サイゴン陥落シーンです!ぜひ聞いてみてください!