【注意】 このドキュメントは、W3CのSPARQL Protocol for RDF W3C Recommendation 15 January 2008の和訳です。
このドキュメントの正式版はW3Cのサイト上にある英語版であり、このドキュメントには翻訳に起因する誤りがありえます。誤訳、誤植などのご指摘は、訳者までお願い致します。
First Update: 2008年3月28日
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SPARQLプロトコルとRDFクエリ言語(SPARQL)は、RDF用のクエリ言語とプロトコルです。このドキュメントでは、SPARQLプロトコルの仕様を定めています。SPARQLクエリをSPARQLクエリ処理サービスに伝え、要求を行ったエンティティーにクエリ結果を返すための手段を記述するためにWSDL2.0を使用します。このプロトコルは、アクティビティ声明で記述されているように、セマンティック・ウェブ・アクティビティの一部であるW3CのRDFデータ・アクセス・ワーキンググループ(DAWG)によって開発されました。
この項は、このドキュメントの公開時のステータスについて記述しています。他のドキュメントがこのドキュメントに取って代わることがありえます。現行のW3Cの刊行物およびこの技術報告の最新の改訂版のリストは、http://www.w3.org/TR/のW3C技術報告インデックスにあります。
これは、W3C勧告です。
このドキュメントは、W3Cメンバー、ソフトウェア開発者、他のW3Cグループ、および他の利害関係者によりレビューされ、W3C勧告として管理者の協賛を得ました。これは確定済みドキュメントであり、参考資料として用いたり、別のドキュメントで引用することができます。勧告の作成におけるW3Cの役割は、仕様に注意を引き付け、広範囲な開発を促進することです。これによってウェブの機能性および相互運用性が増強されます。
このドキュメントに関するコメントは、公開アーカイブ付きのメーリングリスト、public-rdf-dawg-comments@w3.orgにお送りください。拡張や機能を含むこの仕様とは関連のないSPARQLに関する質問とコメントは、メーリングリストpublic-sparql-dev@w3.org(公開アーカイブ)で議論できます。
このドキュメントは、RDFデータ・アクセス・ワーキンググループが作成したもので、W3Cセマンティック・ウェブ・アクティビティの一部です。このドキュメントの草案としての最初の公開は2005年1月14日で、ワーキンググループは、それ以後に受け取った多くのコメントと課題に取り組んで来ました。2007年11月の勧告案以後、1つの編集上の変更がありました。
ワーキンググループのSPARQLプロトコル実装報告書は、2006年4月の勧告候補で設定された相互運用可能な実装という目標が達成されたことを示しています。
データ・アクセス・ワーキンググループは、集約関数、および更新言語を含む12の課題を先送りしました。
このドキュメントは、2004年2月5日のW3C特許方針の下で活動しているグループによって作成されました。W3Cは、このグループの成果物に関連するあらゆる特許の開示の公開リストを維持し、このページには特許の開示に関する指示も含まれています。不可欠な請求権(Essential Claim(s))を含んでいると思われる特許に関して実際に知っている人は、W3C特許方針の6項に従って情報を開示しなければなりません。
SparqlQuery
インターフェース
query
オペレーションquery
Inメッセージquery
Outメッセージquery
フォルト・メッセージSELECT
とサービスから提供されたRDFデータセットSELECT
とシンプルなRDFデータセットCONSTRUCT
とシンプルなRDFデータセットおよびHTTP内容交渉ASK
とシンプルなRDFデータセットDESCRIBE
とシンプルなRDFデータセットSELECT
と複合的なRDFデータセットSELECT
とクエリのみのRDFデータセットSELECT
と曖昧なRDFデータセットSELECT
と不正な形式のクエリのフォルトSELECT
とクエリ・リクエスト拒否のフォルトSELECT
クエリSELECT
と国際化SELECT
とqueryHttpPostバインディングおよびXML入力このドキュメント(「RDF用SPARQLプロトコル」と自らを称する)では、SPARQLクエリをクエリ・クライアントからクエリ・プロセッサに伝える手段であるSPARQLプロトコルについて記述しています。SPARQLプロトコルは、RDF用クエリ言語SPARQL [SPARQL]と互換性があるように設計してあります。SPARQLプロトコルを次の2つの方法で説明します。まず、具体的な実現、実装、あるいは、別のプロトコルへのバインディングの如何にかかわらず、抽象的なインターフェースとして、2番目に、このインターフェースのHTTPおよびSOAPのバインディングとしてです。このドキュメントは、関連するWSDLおよびW3C XMLスキーマ・ドキュメントと同様に、SPARQLクエリのサービスとクライアントの実装に興味を持っているソフトウェア開発者を主として対象としています。
ドキュメントが、しなければならない(MUST)、してはならない(MUST NOT)、すべきである/する必要がある(SHOULD)、すべきでない/する必要がない(SHOULD NOT)、することができる/してもよい(MAY)、推奨される(RECOMMENDED)という単語を使用し、強調されたテキストとして出現するとき、RFC 2119 [RFC2119]で記述されているとおりに解釈されなければなりません。
このドキュメントに、WSDLやXMLスキーマのインスタンスを含む、他のドキュメントからの抜粋が含まれているときは、次の名前空間接頭辞と名前空間URIを使用しています。
接頭辞 | 名前空間URI |
---|---|
st |
http://www.w3.org/2005/09/sparql-protocol-types/# |
xs |
http://www.w3.org/2001/XMLSchema |
vbr |
http://www.w3.org/2005/sparql-results# |
rdf |
http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns# |
whttp |
http://www.w3.org/2006/01/wsdl/http |
wsoap |
http://www.w3.org/2006/01/wsdl/soap |
soap |
http://www.w3.org/2003/05/soap-envelope |
wsdlx |
http://www.w3.org/2005/08/wsdl-extensions |
tns |
http://www.w3.org/2005/08/sparql-protocol-query/# |
このドキュメントには、次のSPARQLプロトコルの仕様が包含されています。
SPARQLプロトコルにはSparqlQuery
という1つのインターフェースが含まれ、これには同様にquery
という1つのオペレーションが含まれています。SPARQLプロトコルは、インターフェース、型、フォルト、および、オペレーションを実装するウェブ・サービスに関しWSDL 2.0 [WSDL2]で、また、HTTPおよびSOAPバインディングによっても抽象的に記述されます。このドキュメントはSPARQLプロトコルを記述するためにWSDL2.0を使用しますが、WSDLライブラリまたはプログラミング言語フレームワークの使用を含む、特定の実装戦略を実装の一部に使用する義務はないことに注意してください。
query
オペレーションSparqlQuery
は、プロトコルの唯一のインターフェースです。これにはquery
という1つのオペレーションが含まれ、SPARQLクエリ文字列および、オプションとしてRDFデータセット記述を伝えるために用いられます。
query
オペレーションは、IN-OUTメッセージ交換パターン [WSDL-Adjuncts]として記述されます。IN-OUTメッセージ交換パターンの制約は、次の通りです。
このパターンは、次のとおり、きっかり(この順序どおりの)2つのメッセージで構成されています。
メッセージ:
{メッセージ・ラベル}が「IN」であり、{方向性}が「IN」であるインターフェース・メッセージ参照構成要素で示される
あるノードNから受信される
メッセージ:
{メッセージ・ラベル}が「OUT」であり、{方向性}が「OUT」であるインターフェース・メッセージ参照構成要素で示される
ノードNに送信される
このパターンは、2.2.1 フォルトによるメッセージの置換規則を使用します。
このインターフェースとそのオペレーションは、次の(関連する名前空間宣言を含むprotocol-query.wsdlの)WSDL 2.0の一部で記述されます。
<!-- Abstract SparqlQuery Interface --> <interface name="SparqlQuery" styleDefault="http://www.w3.org/2006/01/wsdl/style/iri"> <!-- the Interface Faults --> <fault name="MalformedQuery" element="st:malformed-query"/> <fault name="QueryRequestRefused" element="st:query-request-refused"/> <!-- the Interface Operation --> <operation name="query" pattern="http://www.w3.org/2006/01/wsdl/in-out"> <documentation>The operation is used to convey queries and their results from clients to services and back again.</documentation> <input messageLabel="In" element="st:query-request"/> <output messageLabel="Out" element="st:query-result"/> <!-- the interface faults are out faults --> <outfault ref="tns:MalformedQuery" messageLabel="Out"/> <outfault ref="tns:QueryRequestRefused" messageLabel="Out"/> </operation> </interface>
query
Inメッセージ抽象的に、SparqlQuery
のクエリ・オペレーションのInメッセージのコンテンツは、XMLスキーマ複合型(complex type)のインスタンスで、抜粋1.0ではst:query-request
と呼び、さらに、1つのSPARQLクエリ文字列と、0か1つのRDFデータセット記述の、2つの部分で構成されています。1つのquery
の型によって識別されるSPARQLクエリ文字列は、「クエリの生成規則で始まる、SPARQL文法によって定義された言語の文字列」と[SPARQL]で定義されています。RDFデータセット記述は、0か1つのデフォルトRDFグラフで構成され、——0以上のdefault-graph-uri
の型によって識別されたRDFグラフのRDFマージで構成される——0以上の名前付きRDFグラフによって、0以上のnamed-graph-uri
の型によって識別されます。これらは、[SPARQL]のFROM
とFROM NAMED
キーワードにそれぞれ対応しています。
これらの型は、protocol-types.xsdの、次のXMLスキーマの一部で定義されています。
<xs:element name="query-request"> <xs:complexType> <xs:sequence> <xs:element minOccurs="1" maxOccurs="1" name="query" type="xs:string"> <xs:annotation> <xs:documentation>query is an xs:string constrained by the language definition, http://www.w3.org/TR/rdf-sparql-query/#grammar, as "a sequence of characters in the language defined by the [SPARQL] grammar, starting with the Query production".</xs:documentation> </xs:annotation> </xs:element> <xs:element minOccurs="0" maxOccurs="unbounded" name="default-graph-uri" type="xs:anyURI"/> <xs:element minOccurs="0" maxOccurs="unbounded" name="named-graph-uri" type="xs:anyURI"/> </xs:sequence> </xs:complexType> </xs:element>
RDFデータセットは、FROM
およびFROM NAMED
のキーワードを用いて[SPARQL]クエリで指定するか、このドキュメントで記述しているプロトコルで指定するか、クエリ文字列とプロトコルの両方で指定することができます。
クエリとプロトコルの両方が、RDFデータセット(しかし、同一のRDFデータセットではない)を指定する場合、プロトコルで指定されたデータセットは、SparqlQuery
のquery
オペレーションで使用されたRDFデータセットでなければなりません(must)。
適合SPARQLプロトコル・サービスは、プロトコルやクエリ・リクエストで指定されたRDFデータセットが存在しない場合にSPARQLクエリ・リクエストが実行される、デフォルトRDFデータセットを提供できます(may)。適合SPARQLプロトコル・サービスは、RDFデータセットを指定しない任意のクエリ・リクエストの処理を拒否できます(may)。最後に、適合SPARQLプロトコル・サービスは、任意の指定されたRDFデータセットに対する任意のクエリ・リクエストの処理を拒否できます(may)。2.1.4項のquery
フォルト・メッセージ、QueryRequestRefused
を参照してください。
クエリ文字列のBASE
キーワードは、URI(Uniform Resource Identifier): 一般的構文 [RFC3986]の5.1.1項「コンテンツ内に埋め込まれた基底URI」にあるとおり、相対IRIを解決するために用いられる基底IRIを定めます。5.1.2項「カプセル化されたエンティティーからの基底URI」は、xml:base指示子を持つSOAPエンベロープのようなカプセル化されたドキュメントから、どのように基底IRIを持ってくることができるかを定めています。SPARQLプロトコルはクエリURIを逆参照しないため、5.1.3項は当てはまりません。最後に、5.1.4項のとおり、SPARQLプロトコル・サービスは、自身の基底URIを定めなければならず、それはサービス呼び出しURLになりえます(may)。
query
Outメッセージ抽象的に、SparqlQuery
のquery
オペレーションのOutメッセージの内容は、XMLスキーマ複合型のインスタンスで、抜粋1.2ではquery-result
と呼び、次のいずれかで構成されています。
query-result
の型は、protocol-types.xsdの、次のW3C XMLスキーマの一部で定義されています。
<xs:element name="query-result"> <xs:annotation> <xs:documentation>The type for serializing query results, either as XML or RDF/XML.</xs:documentation> </xs:annotation> <xs:complexType> <xs:choice> <xs:element maxOccurs="1" ref="vbr:sparql"/> <xs:element maxOccurs="1" ref="rdf:RDF"/> </xs:choice> </xs:complexType> </xs:element>
query
フォルト・メッセージ[WSDL2-Adjuncts]では、どのようにオペレーションがフォルトを発生させ、メッセージが対話を行うのかを指定するいくつかのフォルト伝搬規則を定義しています。query
オペレーションは、フォルトによるメッセージの置換規則を採用します。
パターンの最初のメッセージの後のものはどれも、フォルト・メッセージに置き換えることができ(may)、それは同一の方向性を持たなければなりません(must)。フォルト・メッセージは、拡張やバインディング拡張で別に指定されない限り、それが置き換えるメッセージと同じ対象ノードに送られなければなりません(must)。このノードへの経路がない場合には、フォルトを廃棄しなければなりません(must)。
したがって、SparqlQuery
インターフェースに含まれるquery
オペレーションは、Outメッセージの代わりに、MalformedQuery
メッセージまたはQueryRequestRefused
メッセージのどちらかを返すかもしれず、これらは両方ともprotocol-types.xsdの次のXMLスキーマの一部で定義されます。
<xs:element type="xs:string" name="fault-details"> <xs:annotation> <xs:documentation> This element contains human-readable information about the fault returned by the SPARQL query processing service.</xs:documentation> </xs:annotation> </xs:element> <xs:element name="malformed-query"> <xs:complexType> <xs:all><xs:element minOccurs="0" maxOccurs="1" ref="st:fault-details"/></xs:all> </xs:complexType> </xs:element> <xs:element name="query-request-refused"> <xs:complexType> <xs:all><xs:element minOccurs="0" maxOccurs="1" ref="st:fault-details"/></xs:all> </xs:complexType> </xs:element>
SPARQL文法で定められている言語において、query
の型の値が正当な文字列でなければ、MalformedQuery
またはQueryRequestRefused
のフォルト・メッセージを返さなければなりません(must)。フォルトによるメッセージの置換に従って、MalformedQuery
を含むWSDLのフォルトが返される場合は、Outメッセージを返してはなりません(must not)。
MalformedQuery
のフォルト・メッセージが返されるときには、クエリ処理サービスは、説明、デバッグ作業、または、抜粋1.3で定義しているfault-details
の型による人間の利用のための他の追加情報説明を含まなければなりません(must)。
サービスが処理を拒否するリクエストをクライアントが出したときには、このWSDLフォルト・メッセージを返すべき(should)です。QueryRequestRefused
のフォルト・メッセージは、サーバが、その後の同じリクエスト(複数のリクエストも可)を処理できるか否かを示しませんし、適合SPARQLサービスは、[HTTP]のセマンティクスを与えられた場合に、必要に応じて他のHTTPステータス・コードまたはHTTPヘッダを返さないように制約したりもしません。
QueryRequestRefused
のフォルト・メッセージが返されたときには、クエリ処理サービスは、説明、デバッグ作業、または、抜粋1.3で定義しているfault-details
の型による人間の利用を対象とした他の追加情報を含まなければなりません(must)。
これまで記述してきたSparqlQuery
インターフェース・オペレーションquery
は、抽象的なオペレーションで、呼び出し可能なオペレーションになるためには、プロトコル・バインディングが必要です。このドキュメントの次の2つの項では、HTTPとSOAPのバインディングについて説明します。適合SPARQLプロトコル・サービスは、SparqlQuery
インターフェースをサポートしなければならず(must)、SPARQLプロトコル・サービスがHTTPバインディングをサポートしている場合、それはprotocol-query.wsdlで記述されているようにバインディングをサポートしなければなりません(must)。SPARQLプロトコル・サービスは、他のインターフェースをサポートすることができます(may)。詳しい情報は、2.3項 SOAPバインディングを参照してください。
[WSDL2-Adjuncts]では、抽象的なインターフェース・オペレーションをHTTPにバインディングする手段を定義しています。query
オペレーション(protocol-query.wsdlの)に対するHTTPバインディングは次の通りです。
<!-- the HTTP GET binding for query operation --> <binding name="queryHttpGet" interface="tns:SparqlQuery" type="http://www.w3.org/2006/01/wsdl/http" whttp:version="1.1"> <fault ref="tns:MalformedQuery" whttp:code="400"/> <fault ref="tns:QueryRequestRefused" whttp:code="500"/> <operation ref="tns:query" wsdlx:safe="true" whttp:method="GET" whttp:faultSerialization="*/*" whttp:inputSerialization="application/x-www-form-urlencoded" whttp:outputSerialization="application/sparql-results+xml, application/rdf+xml, */*" /> </binding> <!-- the HTTP POST binding for query operation --> <binding name="queryHttpPost" interface="tns:SparqlQuery" type="http://www.w3.org/2006/01/wsdl/http" whttp:version="1.1"> <fault ref="tns:MalformedQuery" whttp:code="400"/> <fault ref="tns:QueryRequestRefused" whttp:code="500"/> <operation ref="tns:query" wsdlx:safe="true" whttp:method="POST" whttp:faultSerialization="*/*" whttp:inputSerialization="application/x-www-form-urlencoded, application/xml" whttp:outputSerialization="application/sparql-results+xml, application/rdf+xml, */*" /> </binding>
2つのHTTPバインディング、queryHttpGet
とqueryHttpPost
があり、両方ともSparqlQuery
インターフェースのバインディングとして記述されます。これらの各バインディングでは、SparqlQueryインターフェースで記述されているMalformedQuery
とQueryRequestRefused
の2つのフォルトは、それぞれHTTPステータス・コードの400 Bad Request
と500 Internal Server Error
にバインドされています [HTTP]。
URLでコード化されたクエリが実際的な限界を超える場合を除いて、queryHttpGet
バインディングを用いるべきで(should)、この限界を超える場合にはqueryHttpPost
バインディングを用いるべきです(should)。
シリアル化制約に関する参考情報としての注。queryHttpGet
およびqueryHttpPost
バインディングの出力のシリアル化は、様々なタイプのRDFグラフのシリアル化を反映するために意図的に制約不足になっています。queryHttpGet
およびqueryHttpPost
のフォルトのシリアル化も、意図的に制約不足になっています。適合SPARQLプロトコル・サービスは、別のWSDLのインターフェースとバインディングに異なる制約を提供できます。
query
オペレーションのこのバインディングは、[HTTP]のGET
を、次のシリアル化タイプの制約で用います。whttp:faultSerialization
の値は、*/*
です。2番目に、whttp:inputSerialization
の値は、UTF-8でエンコーディングしたapplication/x-www-form-urlencoded
です。そして、3番目に、whttp:outputSerialization
は、UTF-8でエンコーディングしたapplication/sparql-results+xml
、UTF-8でエンコーディングしたapplication/rdf+xml
、および、*/*
です。
query
オペレーションのこのバインディングは、[HTTP]のPOST
を、次のシリアル化タイプの制約で用います。whttp:faultSerialization
の値は、*/*
です。2番目に、whttp:inputSerialization
の値は、UTF-8でエンコーディングしたapplication/x-www-form-urlencoded
、および、UTF-8でエンコーディングしたapplication/xml
です。そして、3番目に、whttp:outputSerialization
は、UTF-8でエンコーディングしたapplication/sparql-results+xml
、UTF-8でエンコーディングしたapplication/rdf+xml
、および、*/*
です。
下記の抽象的なHTTPトレースの例では、いくつかの異なるシナリオの下でquery
オペレーションの呼び出しについて説明します。これらのトレースの例は、完全なHTTPトレースから次の3つの方法で抽出しています。(1)各例では、文字列「EncodedQuery」は、各例の最初のブロックで示したSPARQLクエリをURLエンコードした文字列同等を表します。(2)クエリ結果を含む、レスポンス本文の部分のみを表示しています。(3)default-graph-uri
とnamed-graph-uri
のURI値もURLエンコードされていません。
次のSPARQLクエリ
PREFIX dc: <http://purl.org/dc/elements/1.1/> SELECT ?book ?who WHERE { ?book dc:creator ?who }
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery HTTP/1.1 Host: www.example User-agent: my-sparql-client/0.1
サービスから提供されたRDFデータセットに対するそのクエリ(そのSPARQLクエリのサービスによって実行された)は、次のクエリ結果を返します。
HTTP/1.1 200 OK
Date: Fri, 06 May 2005 20:55:12 GMT
Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3
Connection: close
Content-Type: application/sparql-results+xml
<?xml version="1.0"?>
<sparql xmlns="http://www.w3.org/2005/sparql-results#">
<head>
<variable name="book"/>
<variable name="who"/>
</head>
<results distinct="false" ordered="false">
<result>
<binding name="book"><uri>http://www.example/book/book5</uri></binding>
<binding name="who"><bnode>r29392923r2922</bnode></binding>
</result>
...
<result>
<binding name="book"><uri>http://www.example/book/book6</uri></binding>
<binding name="who"><bnode>r8484882r49593</bnode></binding>
</result>
</results>
</sparql>
次のSPARQLクエリ
PREFIX dc: <http://purl.org/dc/elements/1.1/> SELECT ?book ?who WHERE { ?book dc:creator ?who }
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.other.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery&default-graph-uri=http://www.other.example/books HTTP/1.1 Host: www.other.example User-agent: my-sparql-client/0.1
当該SPARQLクエリのサービスによって実行された、そのクエリ——default-graph-uri
パラメータ(http://www.other.example/books)の値で識別されるRDFデータセットに対する——は、次のクエリ結果を返します。
HTTP/1.1 200 OK
Date: Fri, 06 May 2005 20:55:12 GMT
Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3
Connection: close
Content-Type: application/sparql-results+xml
<?xml version="1.0"?>
<sparql xmlns="http://www.w3.org/2005/sparql-results#">
<head>
<variable name="book"/>
<variable name="who"/>
</head>
...
<results distinct="false" ordered="false">
<result>
<binding name="book"><uri>http://www.example/book/book2</uri></binding>
<binding name="who"><bnode>r1115396427r1133</bnode></binding>
</result>
<result>
<binding name="book"><uri>http://www.example/book/book3</uri></binding>
<binding name="who"><bnode>r1115396427r1133</bnode></binding>
</result>
<result>
<binding name="book"><uri>http://www.example/book/book1</uri></binding>
<binding name="who"><literal>J.K. Rowling</literal></binding>
</result>
</results>
</sparql>
次のSPARQLクエリ
PREFIX rdf: <http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#> PREFIX foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/> PREFIX myfoaf: <http://www.example/jose/foaf.rdf#> CONSTRUCT { myfoaf:jose foaf:depiction <http://www.example/jose/jose.jpg>. myfoaf:jose foaf:schoolHomepage <http://www.edu.example/>. ?s ?p ?o.} WHERE { ?s ?p ?o. myfoaf:jose foaf:nick "Jo". FILTER ( ! (?s = myfoaf:kendall && ?p = foaf:knows && ?o = myfoaf:edd ) && ! ( ?s = myfoaf:julia && ?p = foaf:mbox && ?o = <mailto:julia@mail.example> ) && ! ( ?s = myfoaf:julia && ?p = rdf:type && ?o = foaf:Person)) }
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery&default-graph-uri=http://www.example/jose-foaf.rdf HTTP/1.1 Host: www.example User-agent: sparql-client/0.1 Accept: text/turtle, application/rdf+xml
すると、次のレスポンスが得られます。
HTTP/1.1 200 OK
Date: Fri, 06 May 2005 20:55:11 GMT
Server: Apache/1.3.29 (Unix)
Connection: close
Content-Type: text/turtle
@prefix rdf: <http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#>.
@prefix foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/>.
@prefix myfoaf: <http://www.example/jose/foaf.rdf#>.
myfoaf:jose foaf:name "Jose Jimeñez";
foaf:depiction <http://www.example/jose/jose.jpg>;
foaf:nick "Jo";
...
foaf:schoolHomepage <http://www.edu.example/>;
foaf:workplaceHomepage <http://www.corp.example/>;
foaf:homepage <http://www.example/jose/>;
foaf:knows myfoaf:juan;
rdf:type foaf:Person.
myfoaf:juan foaf:mbox <mailto:juan@mail.example>;
rdf:type foaf:Person.
注意: このメディア・タイプtext/turtleの登録に着手しましたが、この文書の公表時点では完了していません。Turtle言語の最終的に登録されたメディア・タイプに関しては、http://www.w3.org/TeamSubmission/turtleを参照してください。
次のSPARQLクエリ
PREFIX dc: <http://purl.org/dc/elements/1.1/> ASK WHERE { ?book dc:creator "J.K. Rowling"}
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery&default-graph-uri=http://www.example/books HTTP/1.1 Host: www.example User-agent: sparql-client/0.1
すると、次のレスポンスが得られます。
HTTP/1.1 200 OK Date: Fri, 06 May 2005 20:48:25 GMT Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3 Connection: close Content-Type: application/sparql-results+xml <?xml version="1.0"?> <sparql xmlns="http://www.w3.org/2005/sparql-results#"> <head></head> <boolean>true</boolean> </sparql>
次のSPARQLクエリ
PREFIX books: <http://www.example/book/> DESCRIBE books:book6
は、次で示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery&default-graph-uri=http://www.example/books HTTP/1.1 Host: www.example User-agent: sparql-client/0.1
すると、次のレスポンスが得られます。
HTTP/1.1 200 OK
Date: Wed, 03 Aug 2005 12:48:25 GMT
Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3
Connection: close
Content-Type: application/rdf+xml
<?xml version="1.0"?>
<rdf:RDF ...
xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
xmlns:books="http://www.example/book/"
xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
<rdf:Description rdf:about="http://www.example/book/book6">
<dc:title>Example Book #6 </dc:title>
</rdf:Description>
</rdf:RDF>
次のSPARQLクエリ
PREFIX foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/> PREFIX dc: <http://purl.org/dc/elements/1.1/> SELECT ?who ?g ?mbox WHERE { ?g dc:publisher ?who . GRAPH ?g { ?x foaf:mbox ?mbox } }
は、次で示しているとおり(読みやすいように改行付きで)、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery&default-graph-uri=http://www.example/publishers &default-graph-uri=http://www.example/morepublishers&named-graph-uri=http://your.example/foaf-alice &named-graph-uri=http://www.example/foaf-bob&named-graph-uri=http://www.example/foaf-susan &named-graph-uri=http://this.example/john/foaf Host: www.example User-agent: sparql-client/0.1
すると、次のレスポンスが得られます。
HTTP/1.1 200 OK
Date: Wed, 03 Aug 2005 12:48:25 GMT
Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3
Connection: close
Content-Type: application/sparql-results+xml
<?xml version="1.0"?>
<sparql xmlns="http://www.w3.org/2005/sparql-results#">
<head>
<variable name="who"/>
<variable name="g"/>
<variable name="mbox"/>
</head>
...
<results ordered="false" distinct="false">
<result>
<binding name="who">
<literal>Alice</literal>
</binding>
<binding name="g">
<uri>http://your.example/foaf-alice</uri>
</binding>
<binding name="mbox">
<uri>mailto:alice@example.org</uri>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="who">
<literal>Bob</literal>
</binding>
<binding name="g">
<uri>http://www.example/foaf-bob</uri>
</binding>
<binding name="mbox">
<uri>mailto:bob@work.example</uri> </binding>
</result>
<result>
<binding name="who">
<literal>Susan</literal>
</binding>
<binding name="g">
<uri>http://www.example/foaf-susan</uri>
</binding>
<binding name="mbox">
<uri>mailto:susan@work.example</uri>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="who">
<literal>John</literal>
</binding>
<binding name="g">
<uri>http://this.example/john/foaf</uri>
</binding>
<binding name="mbox">
<uri>mailto:john@home.example</uri>
</binding>
</result>
</results>
</sparql>
次のSPARQLクエリ
PREFIX foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/> PREFIX dc: <http://purl.org/dc/elements/1.1/> SELECT ?who ?g ?mbox FROM <http://www.example/publishers> FROM NAMED <http://www.example/alice> FROM NAMED <http://www.example/bob> WHERE { ?g dc:publisher ?who . GRAPH ?g { ?x foaf:mbox ?mbox } }
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery HTTP/1.1 Host: www.example User-agent: sparql-client/0.1
すると、次のレスポンスが得られます。
HTTP/1.1 200 OK
Date: Wed, 03 Aug 2005 12:48:25 GMT
Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3
Connection: close
Content-Type: application/sparql-results+xml
<?xml version="1.0"?>
<sparql xmlns="http://www.w3.org/2005/sparql-results#">
...
<head>
<variable name="who"/>
<variable name="g"/>
<variable name="mbox"/>
</head>
<results ordered="false" distinct="false">
<result>
<binding name="who">
<literal>Bob Hacker</literal>
</binding>
<binding name="g">
<uri>http://www.example/bob</uri>
</binding>
<binding name="mbox">
<uri>mailto:bob@oldcorp.example</uri>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="who">
<literal>Alice Hacker</literal>
</binding>
<binding name="g">
<uri>http://www.example/alice</uri>
</binding>
<binding name="mbox">
<uri>mailto:alice@work.example</uri>
</binding>
</result>
</results>
</sparql>
次のSPARQLクエリ
PREFIX foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/> PREFIX dc: <http://purl.org/dc/elements/1.1/> SELECT ?who ?g ?mbox FROM <http://www.example/publishers> FROM NAMED <http://www.example/john> FROM NAMED <http://www.example/susan> WHERE { ?g dc:publisher ?who . GRAPH ?g { ?x foaf:mbox ?mbox } }
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery&default-graph-uri=http://www.example/morepublishers &named-graph-uri=http://www.example/bob&named-graph-uri=http://www.example/alice HTTP/1.1 Host: www.example User-agent: sparql-client/0.1
このプロトコル・オペレーションには曖昧なRDFデータセットが含まれています。クエリで指定されているデータセットは、プロトコルで指定されたもの(default-graph-uri
とnamed-graph-uri
のパラメータにより)とは異なります。適合SPARQLプロトコル・サービスは、プロトコルで指定されているRDFデータセットにクエリを実行することで、この曖昧さを解決しなければなりません。
HTTP/1.1 200 OK Date: Wed, 03 Aug 2005 12:48:25 GMT Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3 Connection: close Content-Type: application/sparql-results+xml <?xml version="1.0"?> <sparql xmlns="http://www.w3.org/2005/sparql-results#"> <head> <variable name="who"/> <variable name="g"/> <variable name="mbox"/> </head> <results ordered="false" distinct="false"> <result> <binding name="who"> <literal>Bob Hacker</literal> </binding> <binding name="g"> <uri>http://www.example/bob</uri> </binding> <binding name="mbox"> <uri>mailto:bob@oldcorp.example</uri> </binding> </result> <result> <binding name="who"> <literal>Alice Hacker</literal> </binding> <binding name="g"> <uri>http://www.example/alice</uri> </binding> <binding name="mbox"> <uri>mailto:alice@work.example</uri> </binding> </result> </results> </sparql>
次の構文的に不正なSPARQLクエリ
PREFIX foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/> SELECT ?name WHERE { ?x foaf:name ?name ORDER BY ?name }
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery&default-graph-uri=http://www.example/morepublishers HTTP/1.1 Host: www.example User-agent: sparql-client/0.1
ここで示すレスポンス——2.1 SparqlQueryにあるとおり、Outメッセージを置き換えるMalformedQuery
フォルト——を伴います。
HTTP/1.1 400 Bad Request Date: Wed, 03 Aug 2005 12:48:25 GMT Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3 Connection: close Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 4:syntax error, unexpected ORDER, expecting '}'
次のSPARQLクエリ
PREFIX bio: <http://bio.example/schema/#> SELECT ?valence FROM <http://another.example/protein-db.rdf> WHERE { ?x bio:protein ?valence } ORDER BY ?valence
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery&default-graph-uri=http://another.example/protein-db.rdf HTTP/1.1 Host: www.example User-agent: sparql-client/0.1
ここで示すレスポンス——2.1 SparqlQueryにあるとおり、Outメッセージを置き換える、QueryRequestRefused
フォルト——を伴います。
HTTP/1.1 500 Internal Server Error Date: Wed, 03 Aug 2005 12:48:25 GMT Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3 Connection: close Content-Type: text/html; charset=UTF-8 <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd"> <html> <head> <title>SPARQL Processing Service: Query Request Refused</title> </head> <body> <p> Query Request Refused: your request could not be processed because <code>http://another.example/protein-db.rdf</code> could not be retrieved within the time alloted.</p> </body> </html>
一部のSPARQLクエリ(恐らく、システムにより生成された)は、2.2 HTTPバインディングで記述しているHTTP GETバインディングで確実に伝えることができる長さを超えているかもしれません。この場合は、2.2項で記述しているPOSTバインディングを使用できます。次のSPARQLクエリ
PREFIX : <http://www.w3.org/2002/12/cal/icaltzd#> PREFIX Chi: <http://www.w3.org/2002/12/cal/test/Chiefs.ics#> PREFIX New: <http://www.w3.org/2002/12/cal/tzd/America/New_York#> PREFIX XML: <http://www.w3.org/2001/XMLSchema#> SELECT ?summary WHERE { { Chi:D603E2AC-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-09-08T16:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:09:27Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-09-08T13:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D603E2AC-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D603E90B-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-09-15T16:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:10:19Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-09-15T13:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D603E90B-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D603ED6E-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-09-22T16:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:11:05Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-09-22T13:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D603ED6E-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D603F18C-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-09-29T16:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:15:46Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-09-29T13:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D603F18C-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D603F5B7-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-11-04"^^XML:date; :dtstamp "2002-09-06T03:12:53Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-11-03"^^XML:date; :summary ?summary; :uid "D603F5B7-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D603F9D7-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-11-10T20:15:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:14:12Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-11-10T17:15:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D603F9D7-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D604022C-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-11-17T17:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:14:51Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-11-17T14:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D604022C-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D604065C-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-10-06T19:05:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:16:54Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-10-06T16:05:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D604065C-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D6040A7E-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-10-13T19:15:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:17:51Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-10-13T16:15:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D6040A7E-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D6040E96-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-10-20T16:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:18:32Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-10-20T13:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D6040E96-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D6041270-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-10-27T17:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:19:15Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-10-27T14:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D6041270-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D6041673-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-11-24T20:05:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:22:09Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-11-24T17:05:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D6041673-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D6041A73-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-12-01T17:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:22:52Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-12-01T14:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D6041A73-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D60421EF-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-12-08T17:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:24:04Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-12-08T14:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D60421EF-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D6042660-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-12-15T20:05:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:25:03Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-12-15T17:05:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D6042660-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D6042A93-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-12-22T17:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:25:47Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-12-22T14:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D6042A93-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } UNION { Chi:D6042EDF-C1C9-11D6-9446-003065F198AC a :Vevent; :dtend "2002-12-28T21:00:00"^^New:tz; :dtstamp "2002-09-06T03:26:51Z"^^XML:dateTime; :dtstart "2002-12-28T18:00:00"^^New:tz; :summary ?summary; :uid "D6042EDF-C1C9-11D6-9446-003065F198AC" . } }
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
POST /sparql/ HTTP/1.1 Host: www.example User-agent: sparql-client/0.1 Content-Type: application/x-www-form-urlencoded Content-Length: 9461 query=EncodedQuery&default-graph-uri=http://another.example/calendar.rdf
すると、次のレスポンスが得られます。
HTTP/1.1 200 OK
Date: Wed, 03 Aug 2005 12:48:25 GMT
Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3
Connection: close
Content-Type: application/sparql-results+xml
<?xml version="1.0"?>
<sparql xmlns="http://www.w3.org/2005/sparql-results#">
<head>
<variable name="summary"/>
</head>
<results ordered="false" distinct="false">
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. Cleveland @ Cleveland Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. Jacksonville @ Arrowhead Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. New England @ Gillette Stadium</literal>
</binding>
</result>
...
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. Miami @ Arrowhead Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>BYE</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. San Francisco @ 49ers Stadium at Candlestick Point</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. Buffalo @ Arrowhead Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. NY Jets @ Giants Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. San Diego @ Qualcomm Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. Denver @ Arrowhead Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. Oakland @ Arrowhead Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. Seattle @ Seahawks Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. Arizona @ Arrowhead Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. St. Louis @ Arrowhead Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. Denver @ INVESCO Field at Mile High</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. San Diego @ Arrowhead Stadium</literal>
</binding>
</result>
<result>
<binding name="summary">
<literal>Chiefs vs. Oakland @ Network Associates Coliseum</literal>
</binding>
</result>
</results>
</sparql>
SPARQLクエリは、国際化した文字や文字集合を含むことができます。次のSPARQLクエリ
PREFIX foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/> PREFIX 食: <http://www.w3.org/2001/sw/DataAccess/tests/data/i18n/kanji.ttl#> SELECT ?name ?food WHERE { [ foaf:name ?name ; 食:食べる ?food ] . }
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
GET /sparql/?query=EncodedQuery Host: www.example User-agent: sparql-client/0.1
HTTP/1.1 200 OK
Date: Wed, 03 Aug 2005 12:48:25 GMT
Server: Apache/1.3.29 (Unix)
Connection: close
Content-Type: application/sparql-results+xml
<?xml version="1.0"?>
<sparql xmlns="http://www.w3.org/2005/sparql-results#">
...
</sparql>
将来のバージョンでは、SPARQLクエリはXMLとしてシリアル化され、HTTP POST
によってSPARQLクエリのサービスに伝えられる可能性があります。次のSPARQLクエリ
<?xml version="1.0"?> <rdf-query xmlns="http://example.org/SparqlX/"> <select><variable name="book"/><variable name="who"/></select> <query-pattern> <triple-pattern> <subject><variable name="book"/></subject> <predicate><uri>http://purl.org/dc/elements/1.1/creator</uri></predicate> <object><variable name="who"/></object> </triple-pattern> </query-pattern> </rdf-query>
は、次のHTTPトレースで示しているとおり、SPARQLクエリのサービス(http://www.example/sparql/)に伝えられます。
POST /sparql/ HTTP/1.1 Host: www.example User-agent: my-sparql-client/0.1 Content-type: application/xml <?xml version="1.0"?> <rdf-query xmlns="http://example.org/SparqlX/"> <select><variable name="book"/><variable name="who"/></select> <query-pattern> <triple-pattern> <subject><variable name="book"/></subject> <predicate><uri>http://purl.org/dc/elements/1.1/creator</uri></predicate> <object><variable name="who"/></object> </triple-pattern> </query-pattern> </rdf-query>
サービスから提供されたRDFデータセットに対するそのクエリ(そのSPARQLクエリのサービスによって実行された)は、次のクエリ結果を返します。
HTTP/1.1 200 OK
Date: Fri, 06 May 2005 20:55:12 GMT
Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 DAV/1.0.3
Connection: close
Content-Type: application/sparql-results+xml
<?xml version="1.0"?>
<sparql xmlns="http://www.w3.org/2005/sparql-results#">
<head>
<variable name="book"/>
<variable name="who"/>
</head>
<results distinct="false" ordered="false">
<result>
<binding name="book"><uri>http://www.example/book/book5</uri></binding>
<binding name="who"><bnode>r29392923r2922</bnode></binding>
</result>
...
<result>
<binding name="book"><uri>http://www.example/book/book6</uri></binding>
<binding name="who"><bnode>r8484882r49593</bnode></binding>
</result>
</results>
</sparql>
[WSDL2-Adjuncts]では、抽象的なインターフェース・オペレーションをSOAPにバインディングする手段を定義しています。query
オペレーション(protocol-query.wsdlの)に対するSOAPバインディングは以下次の通りです。
<binding name="querySoap" interface="SparqlQuery" type="http://www.w3.org/2006/01/wsdl/soap" wsoap:version="1.2" wsoap:protocol="http://www.w3.org/2003/05/soap/bindings/HTTP"> <fault ref="tns:MalformedQuery" wsoap:code="soap:Sender" /> <fault ref="tns:QueryRequestRefused" wsoap:code="soap:Sender" /> <operation ref="tns:query" wsoap:mep="http://www.w3.org/2003/05/soap/mep/request-response" /> </binding>
SparqlQuery
のquery
オペレーションのSOAPバインディングの名前はquerySoap
で、SOAPを識別するURIに設定されているtype
属性の値が理由でSOAPバインディングとなっています。SOAPのバージョンは1.2
です。このSOAPバインディングに用いられる基本的なプロトコルは、wsoap:protocol
属性のURI値で決まる、HTTPです。SPARQLプロトコルサービスが、http://www.w3.org/2003/05/soap/bindings/HTTP
に設定された{http://www.w3.org/2006/01/wsdl/soap, protocol}
属性の値を持つSOAPバインディングをサポートしている場合、それはprotocol-query.wsdlで述べているようにバインディングをサポートしなければなりません(must)。HTTP以外の転送プロトコルに設定されたwsoap:protocol
の値を持つSOAPバインディングは、このドキュメントでは説明しません。
2つのfault
要素は、SparqlQuery
インターフェースで定義されたフォルト・メッセージを参照します。
最後に、operation
要素は、上記の抜粋1.0で以前に述べたSparqlQuery
インターフェースのquery
オペレーションを参照します。SOAPバインディングは、オペレーションが基本的な伝送プロトコルとしてHTTPを使用していると述べるため、wsoap:mep
属性の値は、どのHTTPメソッドが使用されるかを決定します。このオペレーションは、http://www.w3.org/2003/05/soap/mep/request-response
のSOAPメッセージ交換パターンよって実装されていると述べられており、[SOAP12]の7.4項「サポートされている機能」に従い、これはHTTP POST
メソッドにバインディングされています。
POST /services/sparql-query HTTP/1.1 Content-Type: application/soap+xml Accept: application/soap+xml, multipart/related, text/* User-Agent: Axis/1.2.1 Host: www.example SOAPAction: "" Content-Length: 438 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <soapenv:Envelope xmlns:soapenv="http://www.w3.org/2003/05/soap-envelope/" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <soapenv:Body> <query-request xmlns="http://www.w3.org/2005/09/sparql-protocol-types/#"> <query>SELECT ?z {?x ?y ?z . FILTER regex(?z, 'Harry')}</query> </query-request> </soapenv:Body> </soapenv:Envelope>
HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: application/soap+xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<soapenv:Envelope xmlns:soapenv="http://www.w3.org/2003/05/soap-envelope/"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<soapenv:Body>
<query-result xmlns="http://www.w3.org/2005/09/sparql-protocol-types/#">
<ns1:sparql xmlns:ns1="http://www.w3.org/2005/sparql-results#">
<ns1:head>
<ns1:variable name="z"/>
</ns1:head>
<ns1:results distinct="false" ordered="false">
<ns1:result>
<ns1:binding name="z">
<ns1:literal>Harry Potter and the Chamber of Secrets</ns1:literal>
</ns1:binding>
</ns1:result>
...
<ns1:result>
<ns1:binding name="z">
<ns1:literal>Harry Potter and the Half-Blood Prince</ns1:literal>
</ns1:binding>
</ns1:result>
<ns1:result>
<ns1:binding name="z">
<ns1:literal>Harry Potter and the Goblet of Fire</ns1:literal>
</ns1:binding>
</ns1:result>
<ns1:result>
<ns1:binding name="z">
<ns1:literal>Harry Potter and the Philosopher's Stone</ns1:literal>
</ns1:binding>
</ns1:result>
<ns1:result>
<ns1:binding name="z">
<ns1:literal>Harry Potter and the Order of the Phoenix</ns1:literal>
</ns1:binding>
</ns1:result>
<ns1:result>
<ns1:binding name="z">
<ns1:literal>Harry Potter and the Prisoner Of Azkaban</ns1:literal>
</ns1:binding>
</ns1:result>
</ns1:results>
</ns1:sparql>
</query-result>
</soapenv:Body>
</soapenv:Envelope>
SPARQLプロトコル・サービスに対するDoS攻撃(denial-of-service attack)の原因となる可能性が少なくとも2つありえます。まず最初に、制約が不足しているクエリは、非常に多くの結果をもたらす可能性があり、これらを、処理したり、まとめたり、返したりするために大きなコンピュータ資源の消費を必要とするかもしれません。別のありえる原因は、非常に複雑な——情報源の大きさ、検索すべき資源の数、または、サイズと数の組み合わせのいずれかのせいで——RDFデータセット記述を含むクエリで、サービスは、帯域幅、CPU、または補助記憶装置を含む資源の大きな消費なしには、その記述をまとめられないかもしれません。そのような消費が、事実上、DoS攻撃を引き起こす場合もありえます。SPARQLプロトコル・サービスは、検索する資源、または、外部資源を検索する割合に制限を課すことができます(may)。SPARQLクエリ処理サービスには、他にもDoS攻撃の原因があるかもしれません。
SPARQLプロトコル・サービスは、クライアントの代わりに他の元サーバにHTTPリクエストを行えるため、他のサイトやサービスに対する攻撃の進路として使用されるかもしれません。したがって、SPARQLプロトコル・サービスが、事実上、サード・パーティー・クライアントのプロキシとして動作することがありえます。このようなサービスは、検索する資源、または、外部資源を検索できる割合に制限を課すことができます(may)。SPARQLプロトコル・サービスは、サード・パーティーの元サーバやサービスに関するクライアントのリクエストのトレースを容易にするような方法で、そのログを取ることができます(may)。
SPARQLプロトコル・サービスは、これらや他の費用のかかる(そうでなければ危険な)クエリを検出するか、時間またはメモリの限度をクエリに課すか、DoS攻撃に対する当該サービスの(また、他のサービスの)脆弱性を減少させるために他の制限を課すかを選択できます(may)。これらは、このようなクエリ・リクエストの処理を拒否することもできます(may)。
異なるIRIが同じ外観を持っているかもしれません。異なるスクリプトの文字が、同じに見えるかもしれません(キリル文字の「о」はラテン文字の「o」と同じに見えるかもしれません)。結合文字が後続する文字は、別の文字と同じ視覚表現を持っているかもしれません(結合アキュート・アクセントが後続するラテン小文字Eは、アキュート付きラテン小文字Eと同じ視覚的表現を持っています)。SPARQLのユーザは、注意してデータ中のIRIにマッチするIRIを持つクエリを構築しなければなりません。類似している文字のマッチングに関する詳細は、Unicodeセキュリティに関する留意点 [UNISEC]およびIRI(Internationalized Resource Identifiers) [RFC3987]の8項にあります。
RDF用SPARQLプロトコル(このドキュメント)の各部のステータスは次の通りです。
さらに、protocol-query.wsdlとprotocol-types.xsdは、両方とも規範的です。
SparqlQuery
インターフェースを実装しなければなりません(must)。SparqlQuery
インターフェースのquery
オペレーションのHTTPとSOAPの両方のバインディングを実装できます(may)。query
のHTTPまたはSOAPのバインディングを実装しなければなりません(must)。query
オペレーションのバインディングを実装できます(may)。そして、DAWG、特にBijan Parsia、Bryan Thompson、Andy Seaborne、Steve Harris、Eric Prud'hommeaux、Yoshio FUKUSHIGE、Howard Katz、Dirk-Willem van Gulik、Dan Connolly、およびLee Feigenbaumに感謝します。その寛大な援助とサポートに対し、Elias Torresに特に感謝します。また、私のUMDの同僚であるJim Hendler、Ron Alford、Amy Alford、Yarden Katz、Chris Testa、およびMindlab Semantic Web Undergraduate Socialのメンバーにも感謝します。私のNASAの同僚であり友人である、Andy Schainに特に感謝します。Jacek Kopecky、Morten Frederiksen、Mark Baker、Jan Algermissen、Danny Ayers、Bernd Simon、Graham Klyne、Arjohn Kampman、Tim Berners-Lee、Dan Brickley、Patrick Stickler、Karl Dubost、Jonathan Marsh、Leigh Dodds、David Wood、Reto Krummenacher、Thomas Roessler、Danny Weitzner、Paul Downey、Hugo Haas、Richard Newmanにも感謝します。
2007年11月の勧告案以後、1つの変更があり、text/turtle
のメディア・タイプを用いるようにCONSTRUCTとシンプルなRDFの例を更新し、メディア・タイプの登録が進行中であることを注記した。