【注意】 このドキュメントは、W3CのTime Ontology in OWL W3C Recommendation 19 October 2017の和訳です。
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OWL-時間は、世界中の資源やウェブ・ページに記述されている資源の時間特性を記述するための時間概念のOWL-2 DLオントロジーです。このオントロジーは、時間長(duration)、日時(date-time)の情報を含む時間位置(temporal position)に関する情報とともに、瞬間(instant)や間隔(interval)の位相(順序)関係に関する事実を表すための語彙を提供します。時間位置と時間長は、伝統的な(グレゴリウス)暦と時法を用いるか、Unix時間、地質年代や様々な暦などのその他の時間参照系を用いるかのいずれかで表現できます。
OWL-時間の用語の名前空間は、http://www.w3.org/2006/time#
です。
推奨されるOWL-時間の名前空間の接頭辞は、time
です。
OWL-時間オントロジーは、ここで入手できます。
グレゴリオ暦(月)の個体のオントロジーは、ここで入手できます。
この項は、このドキュメントの公開時のステータスについて記述しています。他のドキュメントがこのドキュメントに取って代わることがありえます。現行のW3Cの刊行物およびこの技術報告の最新の改訂版のリストは、http://www.w3.org/TR/のW3C技術報告インデックスにあります。
OGCに関して - このドキュメントは、Spatial Data on the Web Working Group(SDWWG) — W3C-OGC共同プロジェクト(憲章を参照) — により準備されました。このドキュメントは、W3Cの規定に従って準備されました。公開時点では、このドキュメントはOGCのフル標準トラックの承認プロセスにあったため、OGCにおけるステータスは、OGCウェブサイト上の審議文書またはOGC標準で示されるでしょう。このドキュメントの受領者は、認識している関連特許権に関する通知を、コメントを添えて提出し、証拠書類を提供するよう求められます。
このOWL-時間の改訂において、新しいクラスとプロパティーが導入されました。新しい要素は、時間位置にグレゴリオ暦のみが用いられるという制限の緩和に主に関係したものであり、元の要素との関連を考慮して論理階層内に配置しました。2006年版の要素よりも実装の証拠は少ないですが、新しい要素は改訂の重要な要件を満たすために不可欠です。
しかし、下記のその他の少数の新しい要素に関しては、追加説明をおこなう価値があるでしょう。
:hasXSDDuration
は、時間エンティティーの範囲を記述するためにコンパクトなxsd:duration要素の使用を認めます。これは、XSDデータ型で用いられる既存の述語を補完しますが、不可解にも元のオントロジーから省略されていました。:MonthOfYear
と:monthOfYear
は、:DayOfWeekと:dayOfWeekを補完し、月と日の母国語の名前をサポートします。:hasTime
は、時間エンティティーを何かに関連付けるための完全に汎用的な述語です。アプリケーションでの直接利用に適した多くの汎用的な述語が要求されましたが、一般的に、時間要素の使用ではなく、その記述を扱うオントロジーにおいては望ましくないとみなされました。これのみが、独自のセマンティクスを定義したくない、またはできないユーザのために含まれました。このドキュメントは、Spatial Data on the Web Working Groupによって勧告として公開されました。本ドキュメントに関するコメントを歓迎します。コメントはGitHubリポジトリにお送りください。メーリングリストのアーカイブも入手可能できます。
ワーキンググループの実装報告書を参照してください。
このドキュメントは、W3Cメンバー、ソフトウェア開発者、他のW3Cグループ、および他の利害関係者によりレビューされ、W3C勧告として管理者の協賛を得ました。これは確定済みドキュメントであり、参考資料として用いたり、別のドキュメントで引用したりすることができます。勧告の作成におけるW3Cの役割は、仕様に注意を引き付け、広範囲な開発を促進することです。これによってウェブの機能性および相互運用性が増強されます。
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時間情報は、ほとんどの現実世界のアプリケーションにおいて重要です。例えば、日付は常にオンライン注文の一部です。レンタカーを借りるのは、特定の日付です。世界中の出来事は、特定の時間に発生し、通常、時間長は有限です。トランザクションはある順序で発生し、それは、すべてのトランザクションの正確な履歴に依存した、システムの現在の状況に基づきます。トランザクション、イベント、旅行、注文の間の時間的な関係を知っていることは、しばしば重要です。OWL-時間は、このニーズに応えて開発され、ウェブ識別子(URI)を用いて示される資源(必要に応じて、ウェブ・ページや現実世界の事物を含む)の時間特性を記述するためのものです。特に、時間的な順序関係に焦点を当てています。これは、あらゆる時間の記述に暗示的に含まれていますが、OWL-時間は、時間エンティティーの順序に関する推論をサポートしたり、その結果を明示するための特定の述語を提供します。
関連する既存の取り組みが多くあり、非常に密接に関係しているものもあります。ISO8601[iso8601]は、最も一般的な現代の暦―時法システムを用いて、文字列で時間位置と範囲をエンコードするための基礎を提供します。XMLスキーマのデータ型[xmlschema11-2]は、複数要素の値をコンパクトなリテラルにまとめるために、ISO8601形式のサブセットを用います。これらの方法でエンコードされる時間長および日時の関数と演算子は、XPathとXQuery[xpath-functions-31]で入手できます。XSLT[xslt20]は、特定の言語、暦、国を明示的にサポートした、時間と日付の書式設定関数も提供します。一部のXMLスキーマのデータ型はOWL2に組み込み済み[owl2-quick-reference]であるため、XPathとXQueryの関数は、基礎的なOWLデータで使用できます。
OWL-時間は、これらのエンコーディングを用いるだけでなく、日付と時刻の要素を別々に指定できる資源に入れ、クエリや推論アプリケーションに役立つ表現も提供します。OWL-時間は、その他の時間位置と時間長の表現もサポートしており、それには、日付にはグレゴリオ暦を用いなければならないという元のバージョンの期待の緩和に加え、時間座標(連続する時間軸上のスケーリングされた位置)と順序時間(名前付きの位置または時代)も含みます。しかし、OWL-時間は、特に順序関係(「時間的な位相」)に焦点を置いており、これは、どの日付―時刻のエンコーディングでも明示的にサポートされていません。
このオントロジーの核部分の一階論理の公理化は、[hp-04]で入手できます。このドキュメントでは、オントロジーのOWLエンコーディングを、いくつかの追加事項とともに示します。
このバージョンのOWL-時間は、Spatial Data on the Web Working Group(W3C、Open Geospatial Consortiumなどの共同事業)で開発されました。このオントロジーは、HobbsとPanによる草案[owl-time-20060927]に基づいており、Cox[co-15]がより一般的な時間位置をサポートするために提案した修正を取り入れています。実質的な変更は、変更履歴に掲載しています。仕様ドキュメントは完全に書き換えられました。
この仕様では、時間オントロジーのクラスとプロパティーを短縮URI[curie]で示します。
OWL-時間の名前空間は、http://www.w3.org/2006/time#
です。OWL-時間は他の語彙の要素を再利用しませんが、OWLの一部の組み込みデータ型と、XMLスキーマ・パート2の一部の追加的な型を用います。
下記表は、このドキュメントで用いる名前空間と接頭辞の完全なリストです。
接頭辞 | 名前空間 |
---|---|
ex |
http://example.org/time/ |
geol |
http://example.org/geologic/ |
greg |
http://www.w3.org/ns/time/gregorian# |
owl |
http://www.w3.org/2002/07/owl# |
prov |
http://www.w3.org/ns/prov# |
rdf |
http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns# |
rdfs |
http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema# |
time or no prefix |
http://www.w3.org/2006/time# |
xsd |
http://www.w3.org/2001/XMLSchema# |
クラスの記述にプロパティーのローカルな制限が含まれている場合、OWL 2マンチェスター構文[owl2-manchester-syntax]を用いて記述します。
例とその他のコード・フラグメントは、RDF 1.1 Turtle表記法[turtle]を用いてシリアル化しています。
この項は非規範的です。
このオントロジーの基本構造は、定性的な時間情報を表し、そのような情報の推論に関する問題に取り組むためにAllen[al-84]、[af-97]が開発した、間隔の2項関係の代数(例えば、meets、overlaps、during)に基づいています。
オントロジーは、:TemporalEntity
というクラスで始まります。これは、瞬間にリンクしてその限界を定義する:hasBeginning
と:hasEnd
というプロパティーと、その範囲を記述するための:hasTemporalDuration
というプロパティーを持ちます。:Interval
と:Instant
という2つのサブクラスがあり、:TemporalEntity
のサブクラスは、これら2つのみです。直観的に分かるように、間隔は範囲を持つ事物です。直観的に分かるように、瞬間は内部に点がないという点において、点のようなものですが、始点と終点が同じである長さがゼロの間隔と考えるのが一般的に安全です。
この概念 - 間隔の方がより一般的なケースであり、瞬間は単なる限定された特化である - は、Allenの分析の最初の重要な貢献です。
:Interval
というクラスは、:ProperInterval
という1つのサブクラスを持っています。これは、始点と終点は別個であり、したがって、そのメンバーシップは:Instant
と素であるという点において、間隔というものの共通理解と一致します。
:ProperInterval
というクラスも、:DateTimeInterval
という1つのサブクラスを持っています。:DateTimeInterval
の位置と範囲は、:GeneralDateTimeDescription
の要素です。
間隔と間隔との関係は、Allenの分析により提供される重要な論理であり、このオントロジーで実装しています。これらは、:before
および始点・終点との同一性という観点で、比較的簡単に定義できます。以下に示す13の初歩的な関係は、Allenの分析の第2の重要な貢献です。これらは、時間エンティティー間のすべての可能な関係を明白に表現し、相対的な位置または順序の計算を可能としています。標準的な間隔の計算は、すべての間隔は適切であると仮定するため、それらの始点と終点が異なることに注意してください。
図では示していませんが、In
(During
、Starts
、Finishes
の和集合)とDisjoint
(Before
とAfter
の和集合)という、その他の2つの関係もオントロジーには含まれています。
:hasTemporalDuration
、:hasBeginning
、:hasEnd
というプロパティーは、4番目の汎用的なプロパティーである:hasTime
とともに、時間な情報と、活動、イベントやその他のエンティティなどの、時間エンティティーとの関連付けをサポートしています。これらは、時間情報を事物に付与する標準的な方法を提供し、適切な場合にはアプリケーションで直接使用したり、必要に応じて特化したりすることができます。
時間エンティティー(TemporalEntity)の時間長はxsd:duration
というデータ型を用いて付与でき、瞬間の位置はxsd:dateTimeStamp
というデータ型を用いて付与でき、これは、OWL 2[owl2-syntax]に組み込まれています。これらは両方とも、期間(年、月、週…秒)、グレゴリオ暦、24時間制という従来の観念を用います。字句表現は、[iso8601]形式の表記法を用いますが、国際標準で明示的に義務付けられているうるう秒は無視します。
これは、ほとんどのウェブ・アプリケーションを充足しますが、その他の多くの暦や時間参照系は、特定の文化、学術的なコンテキストで用いられます。例えば、ユリウス暦は16世紀までヨーロッパ全域で用いられており、一部の正統派キリスト教コミュニティでは、今もなお重要な日付を計算するために用いられています。太陽太陰歴(例えば、ヘブライ暦)と太陰暦(例えば、イスラム暦)は、現在、一部のコミュニティで用いられており、歴史的に、多くの類似する暦が用いられてきました。古代中国の暦やフランス革命暦では、10日間の週が用いられました。科学技術のアプリケーションでは、ユリウス暦の日付は、BCE 4713年の初めからの日数を数え、Loran-C時間、Unix時間、GPS時間はそれぞれ、1958年、1970年、1980年という特定の起源から数えた秒に基づいており、GPS時間は、週番号と週内秒の対の数字を用いて表されます。考古学と地質学のアプリケーションは、「現在」(放射性炭素年代測定では1950年と定義されている[rc-14])から逆算した年数に基づく時間尺度を用いるか、特定の相関マーカーと関連付けられた名前付きの時代を用います([cr-05]、[cr-14]、[mf-13])。王朝の暦(君主または王朝の治世により定義された時代内の年数を数える)は、多くの文化で用いられました。これらのより一般的なアプリケーションをサポートするために、時間位置と時間長の表現は柔軟でなければならず、使用中の時間参照系を用いてアノテーションを付与しなければなりません。
順序付き間隔の集合(例えば、名前付き王朝、地質学的時代、地磁気逆転、年輪)は、順序時間参照系[iso19108]として知られる論理推論をサポートするシンプルな形式の時間参照系を取ることができます。
時間長の測定には時法が必要です。時法は、その最も一般的な形式では、単なる規則的に繰り返される物質的なイベント(「tick(瞬間)」)と、その「tick(瞬間)」の計数メカニズムです。これらの計数は、2つのイベントを論理的に関連付け、イベント間の時間長を計算するために用いられます。
暦は、時法の計数を、天体の動きと関連のある実際の日常的な日時(日、月、年)に変換することを可能にするアルゴリズムの集合です。
天文に基づく暦が、不便な時間長を、使用可能な規則的な計数サイクル体系に合わせる場合には、しばしば「挿入(intercalation)」を用いて、暦の繰り返しパターンと天文イベントとの再調節が行われます。この挿入は、うるう秒、うるう日、ひとまとまりの日など、暦によって時間長が異なる可能性があります。グレゴリオ暦では、うるう日は明示的で、うるう秒は暗示的です。これは、OWL-時間の一部のクラスで用いられるモデルの基礎となっています。挿入の一般的な扱いは、このオントロジーの範囲を越えています。
多くの目的のために、日、週、月、年などの日常的な単位を超える時法の時間長の計算は、時間座標系[iso19108]の時間位置表現を用いて、つまり、ユリウス日やUnix時間などの特定の起点を持つ数直線に基づいて行うのが便利です。これは、人間が利用する必要がある時に、暦の単位に変換できます。
それにもかかわらず、実際には、多くの時間情報は、想定される基礎的な暦と時法に関する明確な記述がないかもしれないという点で、明確に定義されていません。
OWL 2には、xsd:dateTime
およびxsd:dateTimeStamp
[owl2-syntax]という時間に関する2つの組み込みデータ型があります。xsd:date
、xsd:gYear
、xsd:gYearMonth
[xmlschema11-2]などの、その他のXSD型も、OWLアプリケーションで一般的に用いられます。これらは、UTCからのタイム・ゾーン・オフセットを用いて、従来のグレゴリオ暦と24時間制で時間位置をコンパクトに表現します。
オントロジーでは、4つのクラスが時間位置の明示的な記述をサポートします。:TemporalPosition
は、使用中の時間参照系を示す:hasTRS
というプロパティーを持つ共通のスーパークラスです。:TimePosition
には、数値(すなわち、時間座標)または名目値(例えば、地質学的な時代、王朝名、考古学の時代)を用いて位置を代替記述するプロパティーがあります。:GeneralDateTimeDescription
には、暦と時法の要素を用いて日時を指定する一連のプロパティーがあります。そのサブクラスである:DateTimeDescription
は、時間参照系をグレゴリオ暦に固定します。
上記のAllenの最初の重要概念に従うと、時間位置でさえも、用いられている精度または時間単位に応じて有限の範囲を持ちます。したがって、:GeneralDateTimeDescription
または:DateTimeDescription
は、その:unitType
の値に応じた時間長を持ちます。
間隔の時間長(または、時間的連続)には、多くの異なる表記方法がありえます。ある間隔は、1日と2時間であったり、26時間であったり、1560分であったりなどでありえます。これらの記述を、独立したオブジェクトとして簡便に述べ、それらの同等性を述べることができると便利です。間隔の範囲は、複数の時間長の記述または個別の時間長(例えば、2日間、48時間)で付与できますが、これらはすべて同じ量の時間を表さなければなりません。
4つのクラスが、エンティティの時間長の記述をサポートします。:TemporalDuration
は、共通のスーパークラスです。:Duration
は、スケーリングした数(つまり、時間量)を用いて時間長を記述するプロパティーを備えています。:GeneralDurationDescription
には、暦と時法の要素で時間長を指定する一連のプロパティーがあり、その定義は、関連付けられているTRS記述で示されます。そのサブクラスである:DurationDescription
は、時間参照系をグレゴリオ暦に固定しているため、このクラスの個体では:hasTRS
プロパティーを省略できます。
:TemporalUnit
は、時間の長さをスケーリングし、その粒度や精度を捕捉するために用いられる標準的な時間長です。
:GeneralDateTimeDescription
または:DateTimeDescription
と、:GeneralDurationDescription
または:DurationDescription
という2つの異なるプロパティーの集合を用いますが、これは、これらの範囲が異なるという理由によります。例えば、(:DateTimeDescription
の):year
は、グレゴリオ暦の位置であるxsd:gYear
の範囲を持っていますが、(:DurationDescription
の):years
は、「2.5年という時間長」と述べることができるようにxsd:decimal
の範囲を持っています。
この語彙仕様では、フィールドの値がURIやcURIで表されるようなシンプルな用語ではない場合には、マンチェスター構文[owl2-manchester-syntax]を用います。
:DateTimeDescription
| :DateTimeInterval
| :DayOfWeek
| :Duration
| :DurationDescription
| :GeneralDateTimeDescription
| :GeneralDurationDescription
| :Instant
| :Interval
| :MonthOfYear
| :ProperInterval
| :TemporalDuration
| :TemporalEntity
| :TemporalPosition
| :TemporalUnit
| :TimePosition
| :TimeZone
| :TRS
クラス: | time:DateTimeDescription |
---|---|
定義: | 暦―時法システムの様々な要素に対して別々の値を用いて構造化された日付と時間の記述。時間参照系はグレゴリオ暦に固定され、年、月、日のプロパティーの範囲は、それぞれ対応するXMLスキーマ型であるxsd:gYear、xsd:gMonth、xsd:gDayに限定されます。 |
~のサブクラス: | time:GeneralDateTimeDescription |
~のサブクラス: | time:hasTRS value <http://www.opengis.net/def/uom/ISO-8601/0/Gregorian> |
~のサブクラス: | time:year only xsd:gYear |
~のサブクラス: | time:month only xsd:gMonth |
~のサブクラス: | time:day only xsd:gDay |
その他の日時の概念は、:GeneralDateTimeDescription
または:DateTimeDescription
の特化により定義できます - 下記の例を参照。
クラス: | time:DateTimeInterval |
---|---|
定義: | time:DateTimeInterval は、time:ProperInterval のサブクラスで、複数要素であるtime:DateTimeDescription を用いて定義されます。 |
~のサブクラス: | time:ProperInterval |
:DateTimeInterval
というクラスは、:ProperInterval
のサブクラスです。これにより、日時記述の1つの要素に対応する間隔のコンパクトな表現が可能になります(つまり、特定の年、月、週、日、時、分、秒)。:hasDateTimeDescription
というプロパティーは、間隔を記述します。
:DateTimeInterval
は、示されている暦とタイム・ゾーンと整合させた日時の要素と限界が一致する間隔にのみ使用できます。例えば、どちらも1日という時間長でありながら、中欧の5月8日の初めの真夜中に始まる24時間の間隔は:DateTimeInterval
で表現できますが、午後1時30分に始まる24時間の間隔は表現できません。
クラス: | time:DayOfWeek |
---|---|
定義: | 曜日 |
~のインスタンス: | owl:Class |
このオントロジーには、:DayOfWeek
の7つの個別のメンバーが含まれており、それらはグレゴリオ暦で用いられる7日に対応しており、:Sunday
、:Monday
、:Tuesday
、:Wednesday
、:Thursday
、:Friday
、:Saturday
という英語名を用います。
:DayOfWeek
というクラスのメンバーシップは、別の長さの週や異なる名前の日を可能とするために、オープンです。
クラス: | time:Duration |
---|---|
定義: | 時間単位でスケーリングされた10進数で表される時間範囲の時間長 |
~のサブクラス: | :TemporalDuration |
~のサブクラス: | time:numericDuration exactly 1 |
~のサブクラス: | time:unitType exactly 1 |
クラス: | time:DurationDescription |
---|---|
定義: | 暦―時法システムの様々な要素に対して別々の値を用いて構造化された時間範囲の記述。時間参照系はグレゴリオ暦に固定され、数値のプロパティーのそれぞれの範囲は、xsd:decimalに限定されます。 |
~のサブクラス: | time:GeneralDurationDescription |
~のサブクラス: | time:hasTRS value <http://www.opengis.net/def/uom/ISO-8601/0/Gregorian> |
~のサブクラス: | time:years only xsd:decimal |
~のサブクラス: | time:months only xsd:decimal |
~のサブクラス: | time:weeks only xsd:decimal |
~のサブクラス: | time:days only xsd:decimal |
~のサブクラス: | time:hours only xsd:decimal |
~のサブクラス: | time:minutes only xsd:decimal |
~のサブクラス: | time:seconds only xsd:decimal |
グレゴリオ暦では、月の長さは固定されていません。したがって、「2.5か月」などの値は、週や日で表されている同様の時間長と正確には比較できません。
クラス: | time:GeneralDateTimeDescription |
---|---|
定義: | 暦―時法システムの様々な要素に対して別々の値を用いて構造化された日時の記述 |
~のサブクラス: | :TemporalPosition |
~のサブクラス: | time:timeZone max 1 |
~のサブクラス: | time:unitType exactly 1 |
~のサブクラス: | time:year max 1 |
~のサブクラス: | time:month max 1 |
~のサブクラス: | time:day max 1 |
~のサブクラス: | time:hour max 1 |
~のサブクラス: | time:minute max 1 |
~のサブクラス: | time:second max 1 |
~のサブクラス: | time:week max 1 |
~のサブクラス: | time:dayOfYear max 1 |
~のサブクラス: | time:dayOfWeek max 1 |
~のサブクラス: | time:monthOfYear max 1 |
:timeZone
と:unitType
という2つのプロパティーは、:hasTRS
とともに、参照系に関する参考情報と時間位置の値の精度を提供します。
:year
、:month
、:day
、:hour
、:minute
、:second
という6つのデータ型プロパティーは、:timeZone
とともに、暦―時法システムの時間位置の要素の記述をサポートします。これらは、暦は前もって指定されているのではなく、:hasTRS
の値(上記で定義)を通じて提供されるという点を除いて、ISO 8601[iso8601]とXMLスキーマ定義言語パート2: データ型[xmlschema11-2]で記述されている「7つのプロパティー・モデル」に対応しています。
一部のプロパティーの組み合わせは冗長です。例えば、特定の:yearの中で:dayOfYear
が提供されていれば、:day
と:month
は計算でき、その逆も同様です。個々の値は、互いに、また、暦と整合性を有し、:hasTRS
プロパティーの値によって示されるべきです(SHOULD)。
:week
と:dayOfYear
という2つの追加のプロパティーにより、年を基準にした週と日の数の値が可能になります。:dayOfWeek
というプロパティーは曜日の名前、そして、:monthOfYear
というプロパティーは月の名前を提供します。
クラス: | time:GeneralDurationDescription |
---|---|
定義: | 暦―時法システムの様々な要素に対して別々の値を用いて構造化された時間範囲の記述 |
~のサブクラス: | :TemporalDuration |
~のサブクラス: | time:hasTRS exactly 1 |
~のサブクラス: | time:years max 1 |
~のサブクラス: | time:months max 1 |
~のサブクラス: | time:weeks max 1 |
~のサブクラス: | time:days max 1 |
~のサブクラス: | time:hours max 1 |
~のサブクラス: | time:minutes max 1 |
~のサブクラス: | time:seconds max 1 |
:years
、:months
、:weeks
、:days
、:hours
、:minutes
、:seconds
という7つのデータ型プロパティーは、暦―時法システムの時間範囲の要素の記述をサポートします。
time:hasTRS
というプロパティーは、時間長の要素に適用可能な時間参照系を示します。
GeneralDurationDescription(一般的な時間長の記述)として表される時間長の範囲は、時間参照系に依存します。一部の暦では、年内の週または月の長さは一定ではありません。したがって、「2.5か月」などの値は、週や日で表される同様の時間長と必ずしも正確に比較できるとは限りません。地球ベースではない暦について検討する場合には、時間長の比較にさらに注意を払わなければなりません。
クラス: | time:Instant |
---|---|
定義: | 0の範囲または時間長を持つ時間エンティティー |
~のサブクラス: | time:TemporalEntity |
:inXSDDate
、:inXSDDateTime
(非推奨)、:inXSDDateTimeStamp
、:inXSDgYear
、:inXSDgYearMonth
、:inTimePosition
、:inDateTime
という7つのプロパティーは、:Instant
の時間位置の代替記述方法を提供します。
クラス: | time:Interval |
---|---|
定義: | 範囲または時間長を持つ時間エンティティー |
~のサブクラス: | time:TemporalEntity |
クラス: | time:MonthOfYear |
---|---|
定義: | 月 |
~のサブクラス: | time:DateTimeDescription |
~のサブクラス: | time:year exactly 0 |
~のサブクラス: | time:month exactly 1 |
~のサブクラス: | time:week exactly 0 |
~のサブクラス: | time:day exactly 0 |
~のサブクラス: | time:hour exactly 0 |
~のサブクラス: | time:minute exactly 0 |
~のサブクラス: | time:second exactly 0 |
~のサブクラス: | time:unitType value time:unitMonth |
:MonthOfYear
の12の個々のメンバーは、別の名前空間で提供されており、グレゴリオ暦で用いられているgreg:January
、greg:February
、greg:March
、greg:April
、greg:May
、greg:June
、greg:July
、greg:August
、greg:September
、greg:October
、greg:November
、greg:December
という12か月に対応しています。個々の月は、time:month
の値を対応する値に設定して定義されます。
:MonthOfYear
というクラスのメンバーシップは、別の年間の暦や異なる名前の月を可能とするために、オープンです。
クラス: | time:ProperInterval |
---|---|
定義: | 0ではない範囲または時間長を持つ、つまり、始点と終点の値が異なる時間エンティティー |
~のサブクラス: | time:Interval |
~と素: | time:Instant |
:intervalBefore
、:intervalAfter
、:intervalMeets
、:intervalMetBy
、:intervalOverlaps
、:intervalOverlappedBy
、:intervalStarts
、:intervalStartedBy
、:intervalDuring
、:intervalContains
、:intervalFinishes
、:intervalFinishedBy
、:intervalEquals
、:intervalDisjoint
、:intervalIn
という15のプロパティーは、Allen[al-84]およびAllenとFerguson[af-97]により定義された間隔の関係の集合をサポートします。
クラス: | time:TemporalDuration |
---|---|
定義: | 時間範囲。特定の開始位置から離れた間隔の時間長 |
~のインスタンス: | owl:Class |
クラス: | time:TemporalEntity |
---|---|
定義: | 時間的な間隔または瞬間 |
~のインスタンス: | owl:Class |
~の和集合: | time:Instant , time:Interval |
:before
、:after
という2つのプロパティーは、2つの:TemporalEntity
間の順序関係をサポートします。
:hasBeginning
、:hasEnd
、:hasTemporalDuration
というプロパティー(または、そのサブプロパティー)は、:TemporalEntity
の限度と範囲の記述をサポートします。
クラス: | time:TemporalPosition |
---|---|
定義: | タイムライン上の位置 |
~のインスタンス: | owl:Class |
~のサブクラス: | time:hasTRS exactly 1 |
time:hasTRS
というプロパティーは、時間参照系を示します。
クラス: | time:TemporalUnit |
---|---|
定義: | 標準的な時間長。時間範囲のスケール係数、または時間位置の粒度や精度を提供します。 |
~のサブクラス: | time:TemporalDuration |
このオントロジーには、:TemporalUnit
の7つの個々のメンバーが含まれており、:unitYear
、:unitMonth
、:unitWeek
、:unitDay
、:unitHour
、:unitMinute
、:unitSecond
という標準的な暦―時法の要素に対応しています。
TemporalUnit(時間単位)というクラスのメンバーシップは、一部の技術的アプリケーションで用いられる他の時間単位を可能とするために、オープンです(例えば、数百万年、バハーイ暦)。
クラス: | time:TimePosition |
---|---|
定義: | 順序時間参照系の(名目)値または時間座標系の(数)値を用いて記述した時間位置 |
~のサブクラス: | :TemporalPosition |
~のサブクラス: | ( time:numericPosition exactly 1 ) or ( time:nominalPosition exactly 1 ) |
:nominalPosition
、:numericPosition
という2つのプロパティーは、位置や範囲の代替記述をサポートします。これらのうちの1つが存在することが予期されます。
時間順序参照系は、:hasTRS
プロパティーの値として提供されるべきです。
時間座標系は、:hasTRS
プロパティーの値として提供されるべきです。
クラス: | time:TimeZone |
---|---|
定義: | タイム・ゾーンは、現地時間がUTCからオフセットされる量を規定します。タイム・ゾーンは、通常、所定の地域に一定の値を用いて、地理的に表されます(例えば、オーストラリア東部夏時間)。適用地域とUTCからのオフセットは、その地域で公認されている管理当局が指定します。 |
~のインスタンス: | owl:Class |
:TimeZone
というクラスには特定のプロパティーは提供されておらず、その定義は、このオントロジーの範囲外です。ここで規定しているクラスは、実質的にすべてのタイム・ゾーンのクラスのスーパークラスであるスタブです。
タイム・ゾーンを記述するためのオントロジーは、[owl-time-20060927]で記述されており、tzont:
という別の名前空間でRDFとして提供されました。しかし、そのオントロジーは、範囲が不完全で、データセットの例は選択的でした。さらに、外部のオントロジーのクラスをOWL-時間のObjectProperty
の範囲として用いると依存関係が生じるため、このバージョンのOWL-時間の規範的な部分では、タイム・ゾーンのクラスへの参照を「スタブ」のクラスに置き換えました。
指定されたタイム・ゾーンは、地理上の地域と関連付けられています。しかし、UTCからのオフセットは、特定の地域では、季節によって異なることが多く、その切り替え日は年ごとに異なる可能性があります。タイム・ゾーンの指定は、通常、季節によって変わります(例えば、オーストラリア東部標準時間とオーストラリア東部夏時間)。さらに、タイム・ゾーンのオフセットは、その指定は変わらないかもしれないですが、より長い時間尺度の間に変わることがありえます。
タイム・ゾーンの扱いに関する詳細な手引を[timezone]で提供しています。
クラス: | time:TRS |
---|---|
定義: | 時間座標系(原点 方向性、尺度)、暦―時法の組み合わせ、(階層的である可能性がある)順序系などの時間参照系 |
~のインスタンス: | owl:Class |
:TRS
というクラスには特定のプロパティーは提供されておらず、その定義は、このオントロジーの範囲外です。ここで規定しているクラスは、実質的にすべての時間参照系の型のスーパークラスであるスタブです。
地質年代尺度などの順序時間参照系は、このオントロジーを用いて、:ProperInterval
の集合として、必要な順序関係を十分にサポートする相互関係とともに、直接表現できることに注意してください。下記の地質年代尺度の例を参照してください。
時間参照系のタクソノミーは、ISO 19108:2002[iso19108]で提供されており、(a)暦+時法システム、(b)時間座標系(つまり、あるエポックからの数値オフセット)、(c)時間順序参照系(名前付き間隔の順序付きシーケンスであり、必ずしも時間長は等しくない)が含まれています。
:after
| :before
| :day
| :dayOfWeek
| :dayOfYear
| :days
| :hasBeginning
| :hasDateTimeDescription
| :hasDuration
| :hasDurationDescription
| :hasEnd
| :hasTemporalDuration
| :hasTime
| :hasTRS
| :hasXSDDuration
| :hour
| :hours
| :inDateTime
| :inside
| :inTemporalPosition
| :intervalAfter
| :intervalBefore
| :intervalContains
| :intervalDisjoint
| :intervalDuring
| :intervalEquals
| :intervalFinishedBy
| :intervalFinishes
| :intervalIn
| :intervalMeets
| :intervalMetBy
| :intervalOverlappedBy
| :intervalOverlaps
| :intervalStartedBy
| :intervalStarts
| :inTimePosition
| :inXSDDate
| :inXSDDateTime
| :inXSDDateTimeStamp
| :inXSDgYear
| :inXSDgYearMonth
| :minute
| :minutes
| :month
| :monthOfYear
| :months
| :nominalPosition
| :numericDuration
| :numericPosition
| :second
| :seconds
| :timeZone
| :unitType
| :week
| :weeks
| :xsdDateTime
| :year
| :years
プロパティー: | time:after |
---|---|
定義: | 時間に方向性を与える。時間エンティティーT1が別の時間エンティティーT2の後にある場合、T1の始点は、T2の終点の後にあります。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:TemporalEntity |
値域: | time:TemporalEntity |
逆プロパティー: | time:before |
プロパティー: | time:before |
---|---|
定義: | 時間に方向性を与える。時間エンティティーT1が別の時間エンティティーT2の前にある場合、T1の終点は、T2の始点の前にあります。したがって、前は瞬間にとって基礎的なものであり、間隔のために導き出されると考えることができます。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:TemporalEntity |
値域: | time:TemporalEntity |
逆プロパティー: | time:after |
プロパティー: | time:day |
---|---|
定義: | 暦―時法システムの日の位置。このプロパティーの範囲は規定されていないため、任意の暦の特定の暦日表現に置き換えることができます。 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
プロパティー: | time:dayOfWeek |
---|---|
定義: | 曜日。その値はtime:DayOfWeek というクラスのメンバー |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
値域: | time:DayOfWeek |
プロパティー: | time:dayOfYear |
---|---|
定義: | 年内の日数 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
値域: | xsd:nonNegativeInteger |
プロパティー: | time:days |
---|---|
定義: | 日数で表される時間範囲の長さまたは長さの要素 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDurationDescription |
値域: | xsd:decimal |
プロパティー: | time:hasBeginning |
---|---|
定義: | 時間エンティティーの始点 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:TemporalEntity |
値域: | time:Instant |
プロパティー: | time:hasDateTimeDescription |
---|---|
定義: | 構造化された値として表されるtime:DateTimeInterval の位置と範囲。間隔の始点と終点は、記述の最も短い要素の限界と一致します。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:DateTimeInterval |
値域: | time:GeneralDateTimeDescription |
プロパティー: | time:hasDuration |
---|---|
定義: | スケーリングされた値または名目値として表される時間エンティティーの時間長 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
~のサブプロパティー: | time:hasTemporalDuration |
値域: | time:Duration |
プロパティー: | time:hasDurationDescription |
---|---|
定義: | 構造化された記述を用いて表される時間エンティティーの時間長 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
~のサブプロパティー: | time:hasTemporalDuration |
値域: | time:DurationDescription |
プロパティー: | time:hasEnd |
---|---|
定義: | 時間エンティティーの終点 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:TemporalEntity |
値域: | time:Instant |
プロパティー: | time:hasTemporalDuration |
---|---|
定義: | 時間エンティティーの時間長 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:TemporalEntity |
値域: | time:TemporalDuration |
プロパティー: | time:hasTime |
---|---|
定義: | 時間エンティティー(瞬間または間隔)の任意の事物への関連付けをサポートします。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
値域: | time:TemporalEntity |
プロパティー: | time:hasTRS |
---|---|
定義: | 時間位置または範囲の記述で用いられる時間参照系 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
~のインスタンス: | owl:FunctionalProperty |
定義域: | time:TemporalPosition or time:GeneralDurationDescription |
値域: | time:TRS |
プロパティー: | time:hasXSDDuration |
---|---|
定義: | xsd:duration を用いて表される時間エンティティーの範囲 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:TemporalEntity |
値域: | xsd:duration |
プロパティー: | time:hour |
---|---|
定義: | 暦―時法システムの時間位置 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
値域: | xsd:nonNegativeInteger |
プロパティー: | time:hours |
---|---|
定義: | 時間数で表される時間範囲の長さまたは長さの要素 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDurationDescription |
値域: | xsd:decimal |
プロパティー: | time:inDateTime |
---|---|
定義: | 構造化された記述を用いて表される瞬間の位置 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
~のサブプロパティー: | time:inTemporalPosition |
定義域: | time:Instant |
値域: | time:GeneralDateTimeDescription |
プロパティー: | time:inside |
---|---|
定義: | その間隔内に収まる瞬間。間隔の始点と終点を含むことを意図しません。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:Interval |
値域: | time:Instant |
プロパティー: | time:inTemporalPosition |
---|---|
定義: | 瞬間の位置 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:Instant |
値域: | time:TemporalPosition |
プロパティー: | time:intervalAfter |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔の後の間隔(intervalAfter)である場合、T1の始点はT2の終点の後にあります。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~のサブプロパティー: | time:after |
~のサブプロパティー: | time:intervalDisjoint |
~の逆: | time:intervalBefore |
プロパティー: | time:intervalBefore |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔の前の間隔(intervalBefore)である場合、T1の終点はT2の始点の前にあります。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~のサブプロパティー: | time:before |
~のサブプロパティー: | time:intervalDisjoint |
~の逆: | time:intervalAfter |
プロパティー: | time:intervalContains |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔を含む間隔(intervalContains)である場合、T1の始点はT2の始点の前にあり、T1の終点はT2の終点の後にあります。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~の逆: | time:intervalDuring |
プロパティー: | time:intervalDisjoint |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔と素の間隔(intervalDisjoint)である場合、T1の始点はT2の終点の後にあるか、T1の終点はT2の始点の前にあります。つまり、間隔は決して重ならないけれども、それらの順序関係は不明です。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
プロパティー: | time:intervalDuring |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔の間の間隔(intervalDuring)である場合、T1の始点はT2の始点の後にあり、T1の終点はT2の終点の前にあります。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~の逆: | time:intervalContains |
プロパティー: | time:intervalEquals |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔と等しい間隔(intervalEquals)である場合、T1の始点はT2の始点と一致し、T1の終点はT2の終点と一致します。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~と素: | time:intervalIn |
プロパティー: | time:intervalFinishedBy |
---|---|
定義: | 1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔により終了される間隔(intervalFinishedBy)である場合、T1の始点はT2の始点の前にあり、T1の終点はT2の終点と一致します。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~の逆: | time:intervalFinishes |
プロパティー: | time:intervalFinishes |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔で終了する間隔(intervalFinishes)である場合、T1の始点はT2の始点の後にあり、T1の終点はT2の終点と一致します。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~のサブプロパティー: | time:intervalIn |
~の逆: | time:intervalFinishedBy |
プロパティー: | time:intervalIn |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔内の間隔(intervalIn)である場合、T1の始点はT2の始点の後にあるか、T2の始点と一致し、T1の終点はT2の終点の前にあるか、T2の終点と一致しています。ただし、T1の始点がT2の始点と一致する場合は、T1の終点はT2の終点と一致しないことがあります。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~と素: | time:intervalEquals |
プロパティー: | time:intervalMeets |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔に接する間隔(intervalMeets)である場合、T1の終点はT2の始点と一致します。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~の逆: | time:intervalMetBy |
プロパティー: | time:intervalMetBy |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔により接される間隔(intervalMetBy)である場合、T1の始点はT2の終点と一致します。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~の逆: | time:intervalMeets |
プロパティー: | time:intervalOverlappedBy |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔により重複される間隔(intervalOverlappedBy)である場合、T1の始点はT2の始点の後にあり、T1の始点はT2の終点の前にあり、T1の終点はT2の終点の後にあります。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~の逆: | time:intervalOverlaps |
プロパティー: | time:intervalOverlaps |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔と重複する間隔(intervalOverlaps)である場合、T1の始点はT2の始点の前にあり、T1の終点はT2の始点の後にあり、T1の終点はT2の終点の前にあります。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~の逆: | time:intervalOverlappedBy |
プロパティー: | time:intervalStartedBy |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔により始められる間隔(intervalStartedBy)である場合、T1の始点はT2の始点と一致し、T1の終点はT2の終点の後にあります。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~の逆: | time:intervalStarts |
プロパティー: | time:intervalStarts |
---|---|
定義: | T1という適切な間隔が、T2という別の適切な間隔で始まる間隔(intervalStarts)である場合、T1の始点はT2の始点と一致し、T1の終点はT2の終点の前にあります。 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:ProperInterval |
値域: | time:ProperInterval |
~のサブプロパティー: | time:intervalIn |
~の逆: | time:intervalStartedBy |
プロパティー: | time:inTimePosition |
---|---|
定義: | 時間座標または名目値として表される瞬間の位置 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:Instant |
値域: | time:TimePosition |
~のサブプロパティー: | time:inTemporalPosition |
プロパティー: | time:inXSDDate |
---|---|
定義: | Pxsd:dateを用いて表される瞬間の位置 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:Instant |
値域: | xsd:date |
プロパティー: | time:inXSDDateTime |
---|---|
定義: | xsd:dateTime を用いて表される瞬間の位置 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
~のインスタンス: | owl:DeprecatedProperty |
定義域: | time:Instant |
値域: | xsd:dateTime |
非推奨: | true |
:inXSDDateTime
というプロパティーは、タイム・ゾーン・フィールドを必須にする:inXSDDateTimeStamp
に置き換えられます。
プロパティー: | time:inXSDDateTimeStamp |
---|---|
定義: | xsd:dateTimeStamp を用いて表される瞬間の位置で、そのタイム・ゾーン・フィールドは必須 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:Instant |
値域: | xsd:dateTimeStamp |
プロパティー: | time:inXSDgYear |
---|---|
定義: | xsd:gYearを用いて表される瞬間の位置 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:Instant |
値域: | xsd:gYear |
プロパティー: | time:inXSDgYearMonth |
---|---|
定義: | xsd:gYearMonthを用いて表される瞬間の位置 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:Instant |
値域: | xsd:gYearMonth |
プロパティー: | time:minute |
---|---|
定義: | 暦―時法システムの分の位置 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
値域: | xsd:nonNegativeInteger |
プロパティー: | time:minutes |
---|---|
定義: | 分数で表される時間範囲の長さまたは長さの要素 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDurationDescription |
値域: | xsd:decimal |
プロパティー: | time:month |
---|---|
定義: | 暦―時法システムの月の位置。このプロパティーの範囲は規定されていないため、任意の暦の特定の暦月表現に置き換えることができます。 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
プロパティー: | time:monthOfYear |
---|---|
定義: | 月。その値はtime:MonthOfYear というクラスのメンバー |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
値域: | time:MonthOfYear |
プロパティー: | time:months |
---|---|
定義: | 月数で表される時間範囲の長さまたは長さの要素 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDurationDescription |
値域: | xsd:decimal |
プロパティー: | time:nominalPosition |
---|---|
定義: | 順序参照系の時間位置を示す(名目)値 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:TimePosition |
値域: | xsd:string |
プロパティー: | time:numericDuration |
---|---|
定義: | 時間単位でスケーリングされた数として表される時間範囲の値 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:Duration |
値域: | xsd:decimal |
プロパティー: | time:numericPosition |
---|---|
定義: | 時間座標系内の位置を示す(数)値 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:TimePosition |
値域: | xsd:decimal |
プロパティー: | time:second |
---|---|
定義: | 暦―時法システムの秒の位置 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
値域: | xsd:decimal |
プロパティー: | time:seconds |
---|---|
定義: | 秒数で表される時間範囲の長さまたは長さの要素 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDurationDescription |
値域: | xsd:decimal |
プロパティー: | time:timeZone |
---|---|
定義: | 時間位置における時法要素のタイム・ゾーン |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
値域: | time:TimeZone |
IANAは、タイム・ゾーンのデータベースを管理しています。これはうまく維持管理されており、一般に信頼できると考えられていますが、個々の項目を個々のURIで利用することができないため、OWL-時間を用いて表されるデータ内で直接用いることはできません。
DBPediaは、それぞれにURI(例えば、http://dbpedia.org/resource/Australia/Eucla)を有する、IANAタイム・ゾーンに対応した資源を提供しています。世界時計(World Clock)サービスも、タイム・ゾーンのリストを提供しており、それぞれの記述は、便利な個々のURI(例えば、https://www.timeanddate.com/time/zones/acwst)を有する個々のウェブ・ページとして使用できます。これら、またはその他の同様の資源は、time:timeZone
プロパティーの値として使用できるかもしれません。
プロパティー: | time:unitType |
---|---|
定義: | 日時の値の精度または時間範囲の尺度を提供する時間単位 |
~のインスタンス: | owl:ObjectProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription or time:Duration |
値域: | time:TemporalUnit |
プロパティー: | time:week |
---|---|
定義: | 年内の週数 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
値域: | xsd:nonNegativeInteger |
週には、使用されている暦、現地の言語や文化的な慣習(ロケール)に応じて異なる番号付けが行われます。ISO-8601は、年の第1週には少なくとも4日間が含まれ、週の最初の日は月曜日であると規定しています。このシステムでは、第1週は、年の最初の木曜日を含んでいる週です。
プロパティー: | :weeks |
---|---|
定義: | 週数で表される時間範囲の長さまたは長さの要素 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDurationDescription |
値域: | xsd:decimal |
プロパティー: | time:xsdDateTime |
---|---|
定義: | コンパクトな値として表されるtime:DateTimeInterval の値。間隔の始点と終点は、0でない最小の値の要素の限界と一致します。 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
~のインスタンス: | owl:DeprecatedProperty |
定義域: | time:DateTimeInterval |
値域: | xsd:dateTime |
非推奨: | true |
ここにxsd:dateTime
を用いることは、間隔の時間長が暗黙であることを意味し、日時リテラルの0でない最小の要素の長さと一致します。しかし、この規則は、時間長が開始時間よりも1ランク以上小さい間隔には使用できません - 例えば、1日の最初の分や秒、ひと月の最初の1時間、または1年の最初の日。このような場合には、望ましい間隔は、次の上のランクと一致する間隔と区別できません。この本質的な曖昧さのため、このプロパティーの使用は推奨されず、廃止予定です。
プロパティー: | time:year |
---|---|
定義: | 暦―時法システムの年の位置。このプロパティーの範囲は規定されていないため、任意の暦の特定の暦年表現に置き換えることができます。 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDateTimeDescription |
プロパティー: | time:years |
---|---|
定義: | 年数で表される時間範囲の長さまたは長さの要素 |
~のインスタンス: | owl:DatatypeProperty |
定義域: | time:GeneralDurationDescription |
値域: | xsd:decimal |
:generalDay
| :generalMonth
| :generalYear
クラス: | time:generalDay |
---|---|
定義: | 月内の日 - ひと月が31日を超える暦をサポートするために、99までの値が許されることを除いて、xsd:gDay と同じ字句形式を再現するために、パターン制約付きテキスト文字列として定式化されています。値空間が定義されていないため、汎用的なOWL2プロセッサはこの型の値の順序関係を計算できないことに注意してください。 |
~のインスタンス: | rdfs:Datatype |
~のサブクラス: | owl:onDatatype xsd:string ;
owl:withRestrictions (
[
xsd:pattern "---(0[1-9]|[1-9][0-9])(Z|(\\+|-)((0[0-9]|1[0-3]):[0-5][0-9]|14:00))?"^^xsd:string ;
]
) |
クラス: | time:generalMonth |
---|---|
定義: | 年内の月 - 1年が12か月を超える暦をサポートするために、20までの値が許されることを除いて、xsd:gMonth と同じ字句形式を再現するために、パターン制約付きテキスト文字列として定式化されています。 値空間が定義されていないため、汎用的なOWL2プロセッサはこの型の値の順序関係を計算できないことに注意してください。 |
~のインスタンス: | rdfs:Datatype |
~のサブクラス: | owl:onDatatype xsd:string ;
owl:withRestrictions (
[
xsd:pattern "--(0[1-9]|1[0-9]|20)(Z|(\\+|-)((0[0-9]|1[0-3]):[0-5][0-9]|14:00))?"^^xsd:string ;
]
) |
クラス: | time:generalYear |
---|---|
定義: | 年番号 - xsd:gYear と同じ字句形式を再現するために、パターン制約付きテキスト文字列として定式化されていますが、グレゴリオ暦の値に限定されません。値空間が定義されていないため、汎用的なOWL2プロセッサはこの型の値の順序関係を計算できないことに注意してください。 |
~のインスタンス: | rdfs:Datatype |
~のサブクラス: | owl:onDatatype xsd:string ;
owl:withRestrictions (
[
xsd:pattern "-?([1-9][0-9]{3,}|0[0-9]{3})(Z|(\\+|-)((0[0-9]|1[0-3]):[0-5][0-9]|14:00))?"^^xsd:string ;
]
) |
:Friday
| :Monday
| :Saturday
| :Sunday
| :Thursday
| :Tuesday
| :Wednesday
| :unitDay
| :unitHour
| :unitMinute
| :unitMonth
| :unitSecond
| :unitWeek
| :unitYear
| greg:April
| greg:August
| greg:December
| greg:February
| greg:January
| greg:July
| greg:June
| greg:March
| greg:May
| greg:November
| greg:October
| greg:September
クラス | 個体 |
---|---|
time:DayOfWeek |
time:Friday |
time:Monday |
|
time:Saturday |
|
time:Sunday |
|
time:Thursday |
|
time:Tuesday |
|
time:Wednesday |
|
time:MonthOfYear |
greg:April |
greg:August |
|
greg:December |
|
greg:February |
|
greg:January |
|
greg:July |
|
greg:June |
|
greg:March |
|
greg:May |
|
greg:November |
|
greg:October |
|
greg:September |
|
time:TemporalUnit |
time:unitDay |
time:unitHour |
|
time:unitMinute |
|
time:unitMonth |
|
time:unitSecond |
|
time:unitWeek |
|
time:unitYear |
この項は非規範的です。
以下の例では、:DateTimeDescription
の使用とXMLデータ型であるxsd:dateTimeStamp
の使用との違いを説明しています。ex:meetingStart
という、会合の開始を表す瞬間は、2017年4月12日午前10:30(AEST)に生じ、下記のとおり、OWLで:inXSDDateTimeStamp
と:inDateTime
の両方を用いて表現できます。
ex:meetingStart
a :Instant ;
:inDateTime ex:meetingStartDescription ;
:inXSDDateTimeStamp 2017-04-12T10:30:00+10:00 .
ex:meetingStartDescription
a :DateTimeDescription ;
:unitType :unitMinute ;
:minute 30 ;
:hour 10 ;
:day "---12"^^xsd:gDay ;
:dayOfWeek :Wednesday ;
:dayOfYear 102 ;
:week 15 ;
:month "--04"^^xsd:gMonth ;
:monthOfYear greg:April ;
:timeZone <https://www.timeanddate.com/time/zones/aest> ;
:year "2017"^^xsd:gYear .
xsd:dateTimeStamp
というXMLスキーマ・データ型を用いる方がずっと簡潔です。しかし、:DateTimeDescription
を用いると、「週」、「曜日」、「日」など、より多くの情報をメッセージに直接含めることができます。例では、12/04/2017が水曜日で、月は4月で、その年の102番目の日で、その年の15番目の週であることも分かります。 :DateTimeDescription
の個々のフィールドは独立しているため、推論で用いるためにこれらのフィールドの値を計算で取得する必要はありません。しかし、宗教的な観測ベースものなどの一部の暦は、アルゴリズムでは計算できないため、暦の要素に対して値を明示的に言明する必要があります。
:timeZone
プロパティーは、オーストラリア東部標準時の定義を指します。
同じ絶対時間に異なる時間参照系を用いた例を以下で示しています。Abbyの誕生日は、2001-05-23T08:20:00+08:00
のように従来のXSDのxsd:dateTimeStamp
を用いて位置を表現できる:Instant
です。
ex:AbbyBirthday
a :Instant ;
:inDateTime ex:AbbyBirthdayHebrew ;
:inTimePosition ex:AbbyBirthdayUnix ;
rdfs:label "Abby's birthdate"^^xsd:string ;
:inDateTime ex:AbbyBirthdayGregorian ;
:inXSDDateTimeStamp "2001-05-23T08:20:00+08:00"^^xsd:dateTimeStamp ;
.
:DateTimeDescription
というクラスを用いると、グレゴリオ暦を用いた日付と時間の要素は、別々のプロパティーに分割されます。
ex:AbbyBirthdayGregorian
a :DateTimeDescription ;
:day "---23"^^xsd:gDay ;
:dayOfWeek :Wednesday ;
:dayOfYear "143"^^xsd:nonNegativeInteger ;
:hour "8"^^xsd:nonNegativeInteger ;
:minute "20"^^xsd:nonNegativeInteger ;
:month "--05"^^xsd:gMonth ;
:monthOfYear greg:May ;
:timeZone <https://www.timeanddate.com/time/zones/awst> ;
:unitType :unitMinute ;
:year "2001"^^xsd:gYear ;
.
ヘブライ歴を用いて同じ日付を表現するために、:GeneralDateTimeDescription
というクラスを使用できます。
ex:AbbyBirthdayHebrew
a :GeneralDateTimeDescription ;
:day "---01"^^:generalDay ;
:hasTRS <http://dbpedia.org/resource/Hebrew_calendar> ;
:month "--03"^^:generalMonth ;
:monthOfYear ex:Sivan ;
:year "5761"^^:generalYear ;
:unitType :unitDay ;
.
Unix時間(Posix時間またはエポック時間としても知られる)(つまり、1970年1月1日の始点からの秒数)で同じ位置を表すために、:TimePosition
というクラスを使用できます。
ex:AbbyBirthdayUnix
a :TimePosition ;
:hasTRS <http://dbpedia.org/resource/Unix_time> ;
:numericPosition 990577200 ;
rdfs:label "Abby's birthdate in Unix time"^^xsd:string ;
.
これらの例はそれぞれ、時間参照系か外部で記述されているタイム・ゾーンのいずれかを、そのURIを用いて参照しています。RDF表現は、DBPedia(例えば、http://dbpedia.org/resource/Unix_time)から入手可能できますが、これは特定の時間セマンティクスを持っていません。
:TRS
をグレゴリオ暦システムに固定して:DateTimeDescription
を:GeneralDateTimeDescription
から取得するという方法と同じように、参照系の値をUnix時間システムに固定することによりUnixTime
という特殊なクラスを:TimePosition
から取得できるかもしれません。
ex:UnixTime
rdfs:subClassOf time:TimePosition ;
rdfs:subClassOf [
rdf:type owl:Restriction ;
owl:hasValue <http://dbpedia.org/resource/Unix_time> ;
owl:onProperty time:hasTRS ;
] ;
.
この例のRDF表現は、ここで入手できます。
放射性炭素年代測定(おおよそ6万年前までの物質の地質学的年代の判定に用いられる技術)の目的のために、「現在」は従来から1950年に固定されています[rc-14]。これは個別の:Instant
として記述でき、その位置は、下記の3つの選択肢のいずれかを用いて表されます。
geol:Present
a :Instant ;
:inDateTime [
a :DateTimeDescription ;
:unitType :unitYear ;
:year "1950"^^xsd:gYear ;
] ;
:inTimePosition [
a :TimePosition ;
:hasTRS <http://www.opengis.net/def/crs/OGC/0/ChronometricGeologicTime> ;
:numericPosition 0.0 ;
] ;
:inXSDDateTimeStamp "1950-01-01T00:00:00Z"^^xsd:dateTimeStamp ;
rdfs:label "The present"^^xsd:string ;
.
:DateTimeDescription
を用いて表現すると、:unitType
- これは精度を決定する - は、:unitYear
に設定され、:year
要素のみが値で提供されます。TRSの値は、オントロジーの記述でhttp://www.opengis.net/def/uom/ISO-8601/0/Gregorianに固定されているため、明示的には提供されません。:TimePosition
変数では、TRSは、現在から始まり、正の後方へ(positive backwards)、数百万年の単位を持つhttp://www.opengis.net/def/crs/OGC/0/ChronometricGeologicTimeとして与えられます。xsd:dateTimeStamp
で表される値の場合、年内の位置は、1月1日の最初の真夜中に任意に設定されます。この場合のこのレベルの精度は誤りですが、データ型の字句パターンを満たす必要があります。
:numericPosition
と:second
のプロパティーはxsd:decimal
というデータ型を持っているため、:Instant
の位置または:TemporalEntity
の時間長は、必要に応じて、小数以下の秒の精度で表されるでしょう。例えば、精度がミリ秒のデータベース・タイム・スタンプは、次のように表現できます。
ex:DatabaseTimeStamp
a :Instant ;
:inXSDDateTimeStamp "2015-11-01T17:58:16.102Z"^^xsd:dateTimeStamp ;
:inDateTime [
a :DateTimeDescription ;
:day "---01"^^xsd:gDay ;
:hour "17"^^xsd:nonNegativeInteger ;
:minute "58"^^xsd:nonNegativeInteger ;
:month "--11"^^xsd:gMonth ;
:second 16.102 ;
:timeZone <http://dbpedia.org/page/Coordinated_Universal_Time> ;
:year "2015"^^xsd:gYear ;
] ;
:inDateTime [
a ex:GPSTime ;
:second 64696.102 ;
:week "1834"^^xsd:nonNegativeInteger ;
] ;
.
この場合、ex:GPSTime
は、:unitType
を:unitSecond
に、:hasTRS
をGPS時間測定システムに設定し、:week
と:second
を除くすべての他のプロパティーを抑制することにより:GeneralDateTimeDescription
を特化します。
ex:GPSTime
rdf:type owl:Class ;
rdfs:comment "GPS Time is the number of seconds since an epoch in 1980, encoded as the number of weeks + seconds into the week" ;
rdfs:subClassOf time:GeneralDateTimeDescription ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "0"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :day ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "0"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :dayOfWeek ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "0"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :dayOfYear ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "0"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :hour ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "0"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :minute ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "0"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :month ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "0"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :monthOfYear ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "0"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :timeZone ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "0"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :year ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "1"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :second ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:cardinality "1"^^xsd:nonNegativeInteger ;
owl:onProperty :week ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:hasValue :unitSecond ;
owl:onProperty :unitType ; ] ;
rdfs:subClassOf [ a owl:Restriction ;
owl:hasValue <https://en.wikipedia.org/wiki/Global_Positioning_System#Timekeeping> ;
owl:onProperty :hasTRS ; ] ;
.
iCalendar[rfc5545]は、個人データの交換用に広くサポートされている標準です。これは、インターネットを介して暦やスケジュール情報をオープンに交換するための共通フォーマットの定義を提供します。この時間オントロジーの時間的概念の表現は、iCalendarに直接マッピングできます。例えば、15日間、5時間、20秒間の時間長は、iCalendarではP15DT5H0M20Sで表され、これは時間オントロジーでは下記のとおりに表現できます。
:hasDurationDescription
a :DurationDescription ;
:seconds 20 ;
:hours 5 ;
:days 15 .
iCalendarのホームページでは、2008年に祝ったエイブラハム・リンカーンの誕生日の例を特集しています。これは、下記を含む、OWL-時間を用いた複数の方法で表現できます。
:DateTimeDescription
形式を用いた:DateTimeInterval
は、次のとおりです。
_:DTI-1
rdf:type :DateTimeInterval ;
dc:coverage """LOCATION:Hodgenville, Kentucky
GEO:37.5739497;-85.7399606""" ;
dc:date "2015-04-21T14:14:03.00"^^xsd:dateTimeStamp ;
dc:description """Born February 12\\, 1809\\nSixteenth President (1861-1865)
http://AmericanHistoryCalendar.com""" ;
dc:subject "Civil War People" ;
dc:subject "U.S. Presidents" ;
rdfs:label "Abraham Lincoln" ;
skos:closeMatch <2008-04-28-04-15-56-62-@americanhistorycalendar.com> ;
:hasDateTimeDescription [
rdf:type :DateTimeDescription ;
:day "---12"^^xsd:gDay ;
:hasTRS <http://www.opengis.net/def/uom/ISO-8601/0/Gregorian> ;
:month "--02"^^xsd:gMonth ;
:unitType :unitDay ;
:year "2008"^^xsd:gYear ;
] ;
.
間隔の境界は、暗黙的に、:DateTimeDescription
で指定されている日の始点と終点です。
始点と終点を定義するために、:TimePosition
を用いた:TemporalEntity
は、次のとおりです。
_:TE-2
rdf:type :TemporalEntity ;
rdfs:label "Abraham Lincoln" ;
:hasBeginning [
rdf:type :Instant ;
:inTimePosition [
rdf:type :TimePosition ;
:hasTRS <http://dbpedia.org/resource/Unix_time> ;
:numericPosition "1202752800"^^xsd:decimal ;
] ;
] ;
:hasDuration [
rdf:type :Duration ;
:numericDuration "1"^^xsd:decimal ;
:unitType :unitDay ;
] ;
:hasEnd [
rdf:type :Instant ;
:inTimePosition [
rdf:type :TimePosition ;
:hasTRS <http://dbpedia.org/resource/Unix_time> ;
:numericPosition "1202839200"^^xsd:decimal ;
] ;
] ;
.
この定式化では、エンティティの長さは、:hasDuration
プロパティーの値として明示的です。
いくつかの他の定式化が可能で、その一部のRDF表現で示されているものをここで入手できます。
地質年代尺度は、各階層(例えば「時代(Era)」)の間隔が、次の階層の間隔の集合(この場合は「時代(Period)」によって1つだけ細分化されているような、階層内に配列された名前付き間隔の集合と定義されています[cr-05]。相対的な順序付けが明確に定義されるため、このグラフは順序時間参照系として機能します。図5は、:intervalMetBy
、:intervalStartedBy
、:intervalFinishedBy
のみを用いて互いに関連付けられた:ProperInterval
の集合として地質年代尺度を表現する方法を示しています。その他の多くの間隔関係は、示しているものに論理的に従います(例えば、'Neogene Period' :intervalDuring
'Cenozoic Era'(「新第三紀」は「新生代」の間の間隔である))が、示しているものは、完全なトポロジーを記述するのに十分です。
例えば、「始生代(Archean Eon)」は、次のとおり記述した:ProperInterval
です。
geol:Archean
rdf:type :ProperInterval ;
:hasBeginning geol:BaseArchean ;
:hasEnd geol:BaseProterozoic ;
:intervalMeets geol:Proterozoic ;
:intervalMetBy geol:Hadean ;
rdfs:label "Archean Eon"^^xsd:string ;
.
始生代の始点は:Instant
であり、次のとおりに記述されます。
geol:BaseArchean
rdf:type :Instant ;
:inTimePosition [
rdf:type :TimePosition ;
:hasTRS <http://www.opengis.net/def/crs/OGC/0/ChronometricGeologicTime> ;
:numericPosition "4000"^^xsd:decimal ;
] ;
rdfs:label "Base of Archean Eon"^^xsd:string ;
.
この:Instant
の位置は、:TimePosition
を用いて指定され、それは、:hasTRS
プロパティーの値として示される時間座標系に関連付けられている数値であることに注意してください。
この例のRDF表現は、ここで入手できます。OWL-時間を用いてエンコードされた完全な(2016年の)国際年代層序表が入手できます。
誰かが、2006年11月5日の午後6時00分(EST)にテレコンをスケジューリングしたとします。あなたは、同じ日の午後2時00分(PST)に彼と約束をしたいと考え、面会は45分間であると予期します。重なる部分はあるでしょうか?
このユースケースでは、OWLのオントロジーを用いてテレコンと面会に関する事実を指定でき、これにより、時間推論システムは、衝突の有無を判断できるでしょう。
ex:telecon
a :Interval ;
:hasBeginning ex:teleconStart .
ex:meeting
a :Interval ;
:hasBeginning ex:meetingStart ;
:hasDurationDescription ex:meetingDuration .
ex:teleconStart
a :Instant ;
:inXSDDateTimeStamp "2006-11-05T18:00:00-5:00"^^xsd:dateTimeStamp .
ex:meetingStart
a :Instant ;
:inXSDDateTimeStamp "2006-11-05T14:00:00-8:00"^^xsd:dateTimeStamp .
ex:meetingDuration
a :DurationDescription ;
:minutes 45 .
テレコンと面会は、間隔として定義されます。:hasBeginning
は、面会の開始時間を指定するために用いられます。日時は、:inXSDDateTimeStamp
を用いて指定されます。面会の時間長は、:DurationDescription
というクラスを用いて指定されます。
PROVは、プロセス・フロー・モデルです。その基礎的なクラスであるActivityは、一定期間にわたって発生し、エンティティにおいて、またはエンティティとともに動作する事物です。Activityは来歴のトレースの中で順序付けられます。したがって、OWL-時間との調節は自然です。
prov:Activity
およびprov:InstantaneousEvent
というPROV-Oのクラスは、それぞれ、:TemporalEntity
と:Instant
のサブクラスと考えることができます。
prov:Activity rdfs:subClassOf time:TemporalEntity .
prov:InstantaneousEvent rdfs:subClassOf time:Instant .
prov:InstantaneousEvent
のprov:atTime
プロパティーは、:inXSDDateTime
と直接関連付けられています。
prov:atTime rdfs:subPropertyOf time:inXSDDateTime .
しかし、:TemporalEntity
の始点と終点は、コンパクトなxsd:dateTimes
ではなく:Instants
であるため、Activityの開始と終了のプロパティーにはプロパティー連鎖公理が必要です。
prov:endedAtTime owl:propertyChainAxiom (
time:hasEnd
time:inXSDDateTime
) ;
.
prov:startedAtTime owl:propertyChainAxiom (
time:hasBeginning
time:inXSDDateTime
) ;
.
[vocab-dcat]仕様の基本的な例では、data.gov.uk
で入手できる多くの資源の1つであるhttp://reference.data.gov.uk/id/quarter/2006-Q1という資源を参照してデータセットの「時間範囲」を記述しました。この資源は、(現在、)OWL-時間の2006年版に基づく間隔オントロジーを用いて定式化された特定の法定期間(legal period) - 2006年の第1四半期 - を定義します。期間は、間隔オントロジーの要素をすべて省略し、次の通り、OWL-時間を用いて完全に記述できます。
ex:i2006-Q1
rdf:type :ProperInterval ;
owl:sameAs <http://reference.data.gov.uk/id/quarter/2006-Q1> ;
rdfs:comment "The first quarter of the British calendar year 2006"@en ;
rdfs:label "British Quarter:2006-Q1"@en ;
skos:prefLabel "British Quarter:2006-Q1"@en ;
:hasBeginning <http://reference.data.gov.uk/id/gregorian-instant/2006-01-01T00:00:00> ;
:hasBeginning [
rdf:type :Instant ;
:inXSDDate "2006-01-01"^^xsd:date ;
] ;
:hasDurationDescription interval:one-quarter ;
:hasEnd <http://reference.data.gov.uk/id/gregorian-instant/2006-04-01T00:00:00> ;
:hasEnd [
rdf:type :Instant ;
:inXSDDate "2006-03-31"^^xsd:date ;
] ;
:hasXSDDuration "P3M"^^xsd:duration ;
:intervalContains <http://reference.data.gov.uk/id/month/2006-02> ;
:intervalDuring <http://reference.data.gov.uk/id/half/2006-H1> ;
:intervalDuring <http://reference.data.gov.uk/id/year/2006> ;
:intervalEquals <http://reference.data.gov.uk/id/gregorian-interval/2006-01-01T00:00:00/P3M> ;
:intervalFinishedBy <http://reference.data.gov.uk/id/month/2006-03> ;
:intervalMeets <http://reference.data.gov.uk/id/quarter/2006-Q2> ;
:intervalMetBy <http://reference.data.gov.uk/id/quarter/2005-Q4> ;
:intervalStartedBy <http://reference.data.gov.uk/id/month/2006-01> ;
foaf:isPrimaryTopicOf <http://reference.data.gov.uk/doc/quarter/2006-Q1> ;
.
イタリック体の項目は、OWL-時間の2017年改訂版で追加され、まだ広く利用されていません。これは、リスクがある機能と考えられます。
OWL-時間は、多くのアプリケーションで用いられています。それらの一部がここに要約されています。
このバージョンのOWL-時間は、Spatial Data on the Web Working Group(W3C、Open Geospatial Consortiumなどの共同事業)で開発されました。このオントロジーは、2006年草案[owl-time-20060927]で記述されていたものから派生しましたが、ドキュメントは完全に書き換えられました。主な技術的な変更点は、次のとおりです。
:GeneralDateTimeDescription
と:GeneralDurationDescription
は、時間参照系が事前にグレゴリオ暦に固定されていないケースのために、2006年草案の対応するクラスを汎用化したもの:hasTRS
というプロパティーにより、時間の値を時間参照系と関連付けることができ、:TRS
という新しい(「スタブ」)クラスで表される。:TimePosition
と:Duration
は、位置または時間長を数または名目値を用いて記述できるようにする新しいクラス:TemporalPosition
および:TemporalDuration
という(スーパー)クラスを、位置と時間長のクラス階層のルートとして導入:TemporalUnit
は、:TemporalDuration
のサブクラス:inXSDDateTimeStamp
が追加され、:inXSDDateTime
が非推奨に:intervalIn
と:intervalDisjoint
の関係を追加:TemporalEntity
を何かに関連付けられるように、:hasTime
という述語を導入:DateTimeInterval
で用いた時に非推奨である:xsdDateTime
というプロパティーを非推奨に - 困難/曖昧なエンコーディング:Year
が非推奨に:January
が非推奨に:MonthOfYear
クラスと:monthOfYear
プロパティーを追加。greg:Januaryからgreg:Decemberのインスタンスを別のグラフと名前空間で追加:TimeZone
という新しいクラスを使用。新しいクラスは、実装のためのスーパークラスとして機能するように、プロパティーのない「スタブ」に:TemporalEntity
と値域xsd:duration
でtime:hasXSDDuration
というデータ型プロパティーを追加OWL-時間の広範なレビューの結果は、ここに要約されています。
時間に関する多くの要件が、ウェブ上の空間データ・ユースケースおよび要件[sdw-ucr]で認識されました。この項では、これらの要件がどのように解決されたかを簡潔に説明します。
time:TemporalEntity
、time:TemporalPosition
、time:TemporalDuration
を参照time:inXSDDateTimeStamp
、Datatypesを参照time:TRS
、time:hasTRS
を参照trs-clock-calendar
、time:TRS
、time:hasTRS
を参照time:TimePosition
、time:nominalPosition
を参照time:hasTime
の特化を使用可能time:Duration
およびtime:TimePosition
というクラスは、時間長の記述をスケーリングした数として、時間位置を時間座標としてサポートtime:TemporalEntity
階層のクラスの個体を来歴トレースに含まれる活動の記述に使用可能。prov:Activity
自身はtime:TemporalEntity
のrdfs:subClassOf
としてモデル化可能。トポロジーで説明したAllenの間隔代数学は、来歴トレースの活動間の時間関係の記述をサポート可能。しかし、これらのアプリケーションはこのドキュメントでは明示的にモデル化していない。time:DayOfWeek
およびtime:MonthOfYear
というクラスの個体には、RDF人工物ではいくつかの言語のラベルがある。編集者は、このドキュメントの開発中の貢献に対しW3C/OGC Spatial Data on the Web Working Groupのメンバーに謝意を表します。