【注意】 このドキュメントは、W3CのThe 'view-mode' Media Feature W3C Recommendation 19 June 2012の和訳です。
このドキュメントの正式版はW3Cのサイト上にある英語版であり、このドキュメントには翻訳に起因する誤りがありえます。誤訳、誤植などのご指摘は、訳者までお願い致します。
First Update: 2013年10月30日
この仕様の英語版のみが規範的なバージョンです。非規範的な翻訳も提供されている可能性があります。このドキュメントに対する正誤表を参照してください。いくつかの規範的な修正が含まれているかもしれません。
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この仕様は、様々な視覚表現モードに対応したメディア特性を定義しています。これは、ウェブ・アプリケーションに適用でき、それにより、CSS Media Queries(CSSメディア・クエリ)[MEDIAQ]を用いて、アプリケーションのモードに応じて異なるスタイルを適用できます。
この項は、このドキュメントの公開時のステータスについて記述しています。他のドキュメントがこのドキュメントに取って代わることがありえます。現行のW3Cの刊行物およびこの技術報告の最新の改訂版のリストは、http://www.w3.org/TR/のW3C技術報告インデックスにあります。
このドキュメントは、W3Cメンバー、ソフトウェア開発者、他のW3Cグループ、および他の利害関係者によりレビューされ、W3C勧告として管理者の協賛を得ました。これは確定済みドキュメントであり、参考資料として用いたり、別のドキュメントで引用することができます。勧告の作成におけるW3C の役割は、仕様に注意を引き付け、広範囲な開発を促進することです。これによってウェブの機能性および相互運用性が増強されます。
このドキュメントは、Web Applications WGによって勧告として公開されました。このドキュメントに関してコメントを行いたい場合には、public-webapps@w3.org(購読、アーカイブ)にお送りください。どのようなフィードバックでも歓迎します。
実装報告書を提供しています。
このドキュメントは、2004年2月5日のW3C特許方針の下で活動しているグループによって作成されました。W3Cは、このグループの成果物に関連するあらゆる特許の開示の公開リストを維持し、このページには特許の開示に関する指示も含まれています。不可欠な請求権(Essential Claim(s))を含んでいると思われる特許に関して実際に知っている人は、W3C特許方針の6項に従って情報を開示しなければなりません。
このドキュメントは、前付け以外は勧告案と同じです。
この項は非規範的です。
ウェブ・アプリケーションは、ウィジェットであろうとブラウザ内蔵のものであろうと、ほとんどのプラットフォーム上で複数の表示モードで実行できます。これらは、スクリーン全体を占有するものもあれば、特定のドッキング領域に最小化されるものもあります。オペレーティング・システムのスタイルに合ったクローム(chrome)があるものもあれば、より没入型の体験を提供するために独自の制御機能を提供するものもあります。
一般的に、ユーザは、これらの方式のうち、少なくともいくつかの側面を制御でき、したがって、自身のアプリケーションに異なるスタイルを導入するためにこれらに反応できることは作成者にとって重要です。これを達成するために、この仕様では、特定のメディア・クエリ[MEDIAQ]に適合するか否かによって、異なるCSSスタイル規則を適用できるようにするメディア特性を定義しています。
この項は非規範的です。
この仕様の設計目標と要件は、Requirements for Standardizing Widgets(ウィジェット標準化要件)[WIDGETS-REQS]で記述されています。
このドキュメントは、「ユーザ体験」の1つの要件に取り組んでいます。
非規範的と記している項と同じく、この仕様のすべての作成ガイドライン、図、例、注は、非規範的です。この仕様のその他の部分はすべて規範的です。
この仕様の「しなければならない(must)」、「してはならない(must not)」、「必須である/要求される(required)」、「すべきである/する必要がある(should)」、「すべきでない/する必要がない(should not)」、「推奨される(recommended)」、「することができる/してもよい(may)」、「選択できる/任意である(optional)」というキーワードは、[RFC2119]で記述されているように解釈されるべきです。
この仕様は、仕様に含まれている表示モードを実装しているユーザ・エージェントという1つの製品に当てはまる適合基準を定義しています。
ユーザを騙して、望まないアクションを行なわせたり、ユーザに提供の意図がないデータを獲得できるようにアプリケーションを設計することもできます。以下に、ユーザを騙す可能性のある状況の例を挙げていますが、これらに限られるわけではありません。
実装者は、これらの問題を考慮に入れ、ユーザがさらされるリスクが最小のものとなることを保証するために、ウェブ・アプリケーションの実行範囲に制限を課すことをお勧めします。
'view-mode'
(表示モード)メディア特性表示モード・メディア特性とは、プラットフォーム上で実行中のアプリケーションとしてウェブ・アプリケーションが表示されるモードを指します。
ユーザ・エージェントは、表示モード・メディア特性が、著者にとって有用な方法で一般的な状況を表現できるように、この仕様で定義している表示モードのリストに合わせてウェブ・アプリケーションが実行されている可能性がある多種多様なプラットフォームの規定に対応するように最大限の努力を行うべきです(should)。個々の表示モードは、他のモードとは排他的に定義されています。
表示モード・メディア特性は、下記に列挙した値を受け入れます。
CSSの簡単な例です。
@media handheld and (view-mode: floating) and (orientation: landscape) { // ... } @media tv and (view-mode: windowed) { // ... } @media handheld and (view-mode: fullscreen) { // ... }
この項は非規範的です。
Daniel Herzog, Arve Bersvendsen、Arthur Barstow、Jochen Cichon、Sebastian Markbage、Cameron McCormack、David Rogers、Richard Tibbett、Scott Wilson、Boris Zbarsky、Kenneth Christiansen、Daniel Glazman、Tab Atkins Jr、Josh Soref、Marcin Hanclik、the CSS WG