iMacの日スペシャル


1.秋葉原にて

1998年8月29日の秋葉原。
T-ZONEでは雨の中待っている人が気の毒だと全員が屋根の下に入れるよう手配あり。
T-ZONEからお尻の下に敷くためのダンボールも配られる。
他のショップでは明確なアナウンスがなかったためか人出も少なく、
Mac館前ではなんとなく不安そうである。

結局9時までに並んで整理券を手に入れたのは100人強くらい。20万円近いモノを買うために(しかも限定発売でもないのに)100人も並ぶとゆーのは考えてみたらすごいはなしだよ。これ。この不況下、
T-ZONEの売り上げはいくらになったんだろ。全部で400台として(最低でもそのくらいはいっているはず)、8,000万円?? 他の店も入れたら、いったい、いくらになるのやら。2万円あれば買えるソフトとはわけが違うんだからね。

右上から、
早朝のT-ZONEミナミ降雨中だが
iMacカラーの車で買いに来た人
整理券配布開始っ
一方、MAC館前ではちょっと疲れ気味

2.ラフォーレミュージアム六本木では

ラフォーレミュージアム六本木では、関係者やマスコミを集めてiMacの発表会と販売開始のカウントダウンイベントが開催された。

TBSのアナウンサーを司会に、原田社長が挨拶、そのあと、島村楽器の社長とか亜土電子の社長とか、MSKKの古川会長とか、ジャストシステムの浮川社長とか。古川会長がいきなりスーツを脱いでMacOS &Office98 Tシャツ姿になるパフォーマンスでウケる。浮川社長はわたしも以前に比べてスリムになりましたが、会社もスリムになりました、といって少しウケる。

あとで古川さんを捕まえたら、いやあちょっと悪ノリしすぎちゃったかな、と笑ってた。

生中継がはじまり、福岡、札幌、大阪の様子が映し出される。すごい人数である。

やがて、カウントダウンスタート。原田社長が出てきてカウントダウンをする。

再び、現地レポート。どこだったかな、現地リポートの女性アナウンサーが、最初に購入した人に「家に持って帰ったらどこに飾りますか?」と訪ねて、会場は大苦笑。「飾りますか」と聞かれてもなあ。案の定、原田社長に「飾るだけでなく、使ってください」とつっこまれてた。

段取りがいまひとつだとか、アナウンサーを雇うのはいいけど、もうちょっとパソコンを知ってる人はおらんのかとか、シナリオ書いたの誰やとか、もっと普通の人にわかる言葉で感覚的に理解できるようなものはできんのかとか、 もうちょっと新しいネタが欲しかったぞとか、まあいろいろあったけど、Jobsみたいなプレゼンを期待しても無理だし、こんなもんか。


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