ベスパはちょっと小粋なイタリアンスクーター


ベスパの特徴

ベスパはマニュアルミッションです

ベスパは基本的にマニュアルミッション。僕の「ベスパ100」は3速ミッションです。

ギアチェンジは、左手でクラッチを握り、クラッチを握ったままグリップごと回転させます。

最初はとても固くてギアチェンジが大変ですが、1週間もすれば入りやすくなります。


燃料は混合燃料を使います

ガソリンを給油するときに2サイクルオイルを2%の割合でガソリンタンクに入れます。

1リットルのガソリンに対し20ccのオイルを入れます。

目分量でも壊れることはありませんができれば正確な方がいいそうです。

入れすぎるとかぶり気味になり、少なすぎると最悪はエンジンが焼きつきます。

正確に計るには、ベスパ純正の計量カップが便利です。


ブレーキが効きません

最近のスクーターはディスクブレーキを備えたものもありますが、ベスパの設計は30年前のまま。

ちょっとあまい感じがします。車体が重い事も関係しているのでしょうか?

また、ブレーキランプは後ろブレーキをかけた時しか点灯しません。右手のレバーにはスイッチがないのです。

だから、信号待ちなどで前輪ブレーキしかかけてない場合はブレーキランプはついていないのです。

特に大きな問題はないのですが、日本の検査をパスし、道路を走れることが不思議に思えます。


バッテリーがありません

ベスパのビンテージシリーズはバッテリーレス。キックしてエンジンをかけて初めて電気が生じます。

シンプルな構造なので、故障やバッテリーあがりのトラブルはありませんが、多少のデメリットもあります。

ホーンやウインカーはエンジンの回転数により明るさや音量がずいぶんと違います。

高回転の時にはライトもウインカーも切れそうなくらいに明るく点灯しますが停車時のウインカーはかろうじて点滅している感じです。

ただ、誤解のないように補足しますが、ぼくの買ったベスパはビンテージシリーズと言って、古くささを売りにしたものです。

新しいタイプのベスパは、セルモーターもありますし、オートマにもなっています。燃料も分離給油タイプなので混合する必要もないわけです。

新車購入の際には古いタイプと新しいタイプが選べるようになっているわけです。


最高の品質を誇ります

イタリアから輸入されたばかりのベスパは、そのままではとても乗れません。ギアは固くて入りません。

運が悪いと、オイル漏れがひどかったり、エンジンのマウントのビスが溶接し忘れていたりするようです。

でも、これはショップ選びである程度回避できます。

お店が納車前の点検で、どこまで見てくれるかにかかります。


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