〔今日が紡ぐ未来を〕あとがき
読んでいただいて、本当にありがとうございました。
この作品は、本当に多くの方に「声」をいただいて書ききれた作品です。
本当にありがとうございました。心からお礼申しあげます。
このサイトを始めて、一番に始めた連載で、一番伝えたかったことを最後にもってこれました。
子供をもって、ライナが一番変わったこと。
それは、年をとったせいもありますが、他人に優しくなった気がします。
親になって、やっと自分の親の気持ちがわかって、ハンパないほど親に感謝したこと。
言葉にして伝えることは本当に難しいんですけど、常に「ありがとう」って思ってます。
自分の親にも、そして、ライナの親になってくれたトムさんの親にも。
親になってもうひとつ変わったこと。
見返りを求めなくなったこと。(笑)
若い頃、それこそ学生の頃は、付き合ってた恋人には少なからず求めてました、見返り。(笑)
いえ、「モノ」というだけでなく、「ココロ」でも。
(あえて「モノ」も否定しません。)
優しくしたんだから、同じように優しくしてほしい。
待ってたんだから、待っててほしい。
でも子供って、与えるだけのくり返しです。
こんなにしてあげてるのにーーーーっっ!!! ムキーーーーッ!! ってなります。
でも、子供ってそれが当たり前。
親からしてもらうことは、当たり前。
だってライナも子供時代、そう思ってましたから。
だから、見返りなんてない。
求めちゃいけないんですね。
ライナが子供に与えてあげられたことは、将来シンやマユ自身が、二人の子供に返してあげればいいんです。
そうして繋がっていけばいいんですよね。
子供からライナに返ってこなくていいんです。
続いていけば。
さて、本題のあとがきからずれてしまいましたが、
未来に愛しさを紡いでほしくて、シンちゃんが愛しくて救ってあげたいと思っていたライナの気持ちが、
この作品についに出てしまった、というところでした。
なので、イザーク夢としての定義が揺れてしまったことには、お詫びします。
ごめんなさい。
余談ですが、
本編ラストと「今日が紡ぐ未来を」ラストは時間軸が一緒です。
あのときはまさか「マユ」とは思っていませんでしたが・・・(笑)
アスランはすでに議長に就任してます。
ラクスは議長はアスランに譲りましたが、アプリリウス代表議員であることに変わりなく。
イザークは戦後の臨時評議会では議員に選出されましたが、ディアッカの言うとおり、議員向きでないので、
今は議員は辞職して国防委員長一本を背負っています。
そしてそのイザークの下に、ディアッカとシンがいます。
なんだーかんだーでも、この3人はうまくまとまるような気がします。
(この連載の設定において、のハナシです。)
最後に、こんなところまで読んでくださって本当にありがとうございました。
この連載におけるちゃんとイザークとのお話は、今考える限りではこれで終わりです。
書いていて、本当に楽しい連載でした。
これからも読んでくださる方みなさんの心に、何かを残せるお話を書けるようにがんばっていきます。
2010.4.11 ライナ