原作映画が、大好きで大好きで大好きで大好きで。
ついに手を出してしまって書ききれるのか不安でしたが、何とかたどり着くことができました。

TVでちょうど原作映画が放送され、アスラン・レオ(ちがう)だったこともあり、
本当にたくさんの応援をいただきました。
ここまでご一緒してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!


私にとってこの映画は、当時付き合っていた人とゴタゴタしていた時期で、
すごく恋愛に対して不信だった時期に公開され、観たものです。
たった一人で!(笑) しかも二度も!
でも、こんな映画のようにちゃんと信じ合える恋愛がしたいと、
その頃の彼氏と決別する決意をさせてくれた作品でもありました。
(ぶっちゃけ、キレイさっぱりとはいきませんでしたけど)

そして何年か後、その映画館でリバイバル上映されたときに、一緒に観てくれたのがトムさんでした。
そんなこんなあり、自分の私生活もかぶってすごく記憶に残る映画でした。


原作では最初、ジャックと一緒に死を選ばなかったヒロイン像にとても衝撃を受けました。
自分なら失意のまま一緒に死を選ぶと思ったし、
今までの映画って、やっぱりあそこで一緒に死んじゃうパターンが多かったように思うのです。
でも彼女は生きた。
今になって、ようやく彼女の選択を理解しました。

それはとても強くなければできない選択だと思ったけれど、
一緒に死ぬことを彼は絶対に望まないだろうから。
絶対に、生きて欲しいと思っているから。
生き残った者のキレイ事でなく。

だから自分の書くそのシーンでは、そのちゃんの想いを強く書いたつもりです。
伝わっていたら嬉しいです。

最後も少し、原作を変えてしまいました。
ペンダントを捨てるのを、おばあちゃんにしなかった部分です。
あそこはマリューにいい女を演じてもらいました。
ちゃんとの心は未来の子供たちにつながっているんだって、したかったからです。
おばあちゃんがもしあのペンダントを持っていても捨てるし、
その孫のマリューが託されても、捨てるんです。
結末はひとつ。


応援、本当にありがとうございました!
原作を知らない方、原作映画はこの夢よりもはるかに泣けてすばらしいです。
ぜひ、原作映画観てください。(まわしもの?)

感謝の気持ちと、心からのお礼をこめて。
(2008.11.16)