3時過ぎに出かけた。今日は平和公園フェニックスホールで広大付属中高校管弦楽団の39回定期演奏会である。土橋からテクテクと歩いて開場前には到着。汗をかいた。今回はそれほど並んでいなかったが、開場してからぼちぼちと集まって結構座席が埋まった。

      最初にOBの演奏で「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の前奏曲があった。名曲ではあるが、音程やリズムが微妙に合わないところがあって、気持ち悪かった。余興という感じ。

      今回のメインはシベリウスの交響曲1番である。まあまあ良くやっている感じではあるが、曲としては結構いろんな要素が並んでいて4楽章合わせると40分もあり、聴かせる為にはもう少しメリハリをつける必要があるのだろう。つまり判りにくかった。

      後半のボロディンの「韃靼人の踊り」はまあまあ面白かった。次はアニメだろうか?A.メンケンの「魔法にかけられて」の曲を生徒が編曲したもので、これは良く出来ていた。最後は指導・指揮の原寛暁先生の編曲で「オペラ座の怪人」。やはりこちらの方が編曲に工夫があって面白い。アンコールは軽いのを2曲、生徒が指揮を執った。今回目立ったのは管楽器群で、特にフルートの4人はなかなか上手かったので楽しめた。

・・・帰りに慰霊碑の側を通った。テントも一昨日のままで献花もそのまま。通り過ぎる訳にも行かず、しばし黙祷した。すると何だか涙が出そうになった。そのまましばらく散歩。日が暮れかけていて風もあって比較的涼しい。でも、あちこちに慰霊碑があって、何だがいたたまれなくなる。そのまま原爆ドームまで歩いて電車に乗って帰った。

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