▼March 20

Pinetops (Continental Club)

(以下、宮崎氏談)ここからは夜。メンバーに「夜も見に来い」と言われたので、行って来ました。もちろんこちらの方が演奏時間は長いし、よくわからないんだけど、TVだか映画だかに出ているっていう女の人がゲストでした。Saxon Pubにいた人がこっちにも何人か来てましたから、熱心なファンはいるみたい。このバンドはどこか哀愁を漂わせていて、そこが日本人受けするのかも。


Arthur Dodge (Continental Club)

Pinetopsに比べるとからっとしているのが特徴ですけど、豪快でよかったです。


Beaver Nelson (Continental Club)

一緒に出てきたのが何とJud Newcomb(写真左)。演奏自体はアルバムそのままっていう感じでしたけど、ほとんど動かないBeaverに対して、Judはアクションも派手だしかなり目立ってました。Beaverより目立っていたかもしれない(笑)。JudのギターはChuck Prophetとスタイルがよく似てましたね。


John P. Strohm (Continental Club)

1曲目がいきなり新作のビートルズっぽいナンバー("Home")。やっぱり新作の曲がメインで、曲によってはルーツっぽいんですけど、結構オルタナ風味も強い感じでした。もう随分キャリアも積んでいるのに、なんか学生みたい。写真でも若く見えますよね。


Honeydogs (Maggie Mae's East)

音はハードでしたよ。でも、コーラスのハモりが最高だし、ジェイホークスっぽいところもあって、いかにも中西部バンドっていう感じで最高でしたね。演奏から佇まいからメジャーのバンドらしい風格があって、こういうハコでやるのは合わないっていう気もしました。この日はもう全部当たりでした。

次の日は都合で帰らなくちゃ行けなかったんで、残念ながらここまで。総合して感想をまとめると、結局ジャンルじゃないっていうのを痛感しましたね。カントリーとかロックとかギター・ポップとか関係なく、自分の好きなバンドには何か共通するものがあるんですよ。今はそれがPinetopsにうまく集約されてるっていう気がしますね。

by Hiroshi Miyazaki


この日見逃したアーティスト

Cindy Lee Berryhill, Neko Case, Grievous Angels, Waco Brothers, Reckless Kelly, Robbie Fulks, Bottle Rockets


photo (C)Hiroshi Miyazaki

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