▼March 20

Tim Easton (Saxon Pub)

(以下、宮崎氏談)ぎりぎりまでNo Depressionのショー・ケースとどちらにするか迷ったんですが、この日の昼は去年に続いてBlue Roseのショー・ケースへ。場所も同じSaxon Pubでした。最初は2日目に見たTim Easton。実は後述の理由により、あまりよく見ていません。ファンの人ごめんなさい。


Big in Iowa (Saxon Pub)

演奏はまるでクレイジー・ホース。今度出たニール・ヤングのトリビュートで"Cinamon Girl"を提供していますが、このライブでもやってました。


Pinetops (Saxon Pub)

ショー・ケースが始まる前に隣の楽器屋、South Austin Music(RainravensやJames McMurtryのアルバムを見ると、サンクス欄に名前が挙げられている地元では有名なお店)で楽器を物色。その後Saxon Pubに戻ろうとしたら、入り口近くでギターのチューニングをしている男を発見。ギターをよく見たら、何とトーカイのストリング・ベンダー(ヒップショット)。これはただ者じゃない(笑)。話しかけてみると、彼がPinetopsのギタリスト、John Priffner(写真右下)だとわかりました。他のメンバーにも紹介してくれて、かなりフレンドリーな感じ。jemを渡すとMitch Easterの名前を見つけて喜んでいました。是非インタビューしてほしいと言っていたので、たぶん今度の号には載るのではないでしょうか(編注:その後これは実現しました。次号に掲載予定)。彼らとしゃべっていたので、最初のTim Eastonはほとんど見ていません。

演奏の方は個人的には理想形。Lucindaももちろんよかったんですけど、今年のSXSWでベストはと聞かれたら、Pinetopsになりますね。


Rainravens (Saxon Pub)

新作のイメージ通りの演奏でした。昨年とはメンバーが大きく変わり、アルバムではGurf Morlixがギターを弾いていましたが、どうもここではGurfじゃありませんでしたね。


Continental Drifters (Saxon Pub)

昨年は新作もリリースされたし、今絶好調ですね。去年見たときよりもよかったです。特にPeterとSusanのしゃべりが夫婦漫才みたいで笑えました。Susanが調子に乗ってあれこれ話し続けていると、Peterが一言クールに「スーザン」って言って、それから曲につながるとかね。"Meet on the Ledge"はやらなかったけど、トンプソンの"You're Going to Need Somebody"(「Sunnyvista」収録曲)はまたやってました。


Troy Campbell (Saxon Pub)

元Loose Diamondsの中心メンバー。ヴォーカルがいいですよねえ。この人は弾き語りに近い演奏でした。あとで見たんですが、演奏終了後、出たばかりの新作をPeter Holsappleに渡してましたよ(笑)。


Todd Thibaud (Saxon Pub)

Pinetopsと並んでここでのベスト。去年よりポップになった感じがしました。去年はトップだったのが今年はトリになり、Blue Roseが推してるなっていうのがよくわかります。声よし曲よし。なんでこの人有名にならないの? って本当にそう思いますよね。


最後に公開捜査を一つ。この日Saxon Pubの隣にある楽器屋(South Austin Music)でギター(下の写真)を買ったんですけど、このギターについて詳しいことをご存知の方は宮崎までメールを下さい。EKOのバラクーダ(?)1967年(?)だと思うんですが、はっきりしません。具体的なギター名と年代がわかる方、よろしくお願いします。

by Hiroshi Miyazaki

photo (C)Hiroshi Miyazaki

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