▼March 18

Trish Murphy (Waterloo Brewing)

(以下、宮崎氏談)この日はストーム注意報が出ていて、夜は大雨。豪雨の中で見る羽目になってしまいました。昨年は何も知らずに見ていたんだけど、今年はアルバムも聞いたし、曲がわかっているので、昨年よりも楽しめたかな。屋外にテントを貼っただけの会場だから雨の音がすごくて、それに負けないようにっていうのもあって、演奏も力強かったし。女の子のドラムがタイト。ギターがすごい人で(61年のストラトキャスター使用)、ルーツ系には珍しくE-bowを使って演奏してました。近く出るらしい新作からのナンバーが良かった。


Tim Easton (Ritz Lounge)

声はボブ・ディラン。生で見ると結構若くて、声とギャップがありましたね。カントリー・ブルースやロカビリーっぽい演奏を基本に、曲によってはパンキッシュなところもありました。


Kim Richey (Waterloo Brewing)

ギターが2人いましたが、そのうち一人の音色がちょっと変わっていて、面白かった。演奏は申し分ありません。もうこのクラスになると、下手な人は全然使ってないですね。


Richard Buckner (Caucas Club)

随分太っていてびっくり。人気もあって会場はもう満員状態です。内容は結構オルタナ色のきつい演奏で、いわゆるSSWの弾き語りという感じはありませんでした。生で聞く声は迫力十分。


Jud Newcomb (Pecan St Ale House)

Troy Campbelと共にLoose Diamondsの中心メンバーだった人。この日はドラマーと彼の二人だけの演奏で、アコースティック・ギターによる弾き語りでした。じっくり曲を聞かせるって感じなんだけど、曲がまたいいんですよね。Troy Campbelとは反対のしゃがれ声なんだけど、声もいいし。ただ、2日後にわかるんですが、この人の真髄はやっぱりエレキにあるんですよ。

by Hiroshi Miyazaki


この日見逃したアーティスト

Chuck E.Weiss, BR5-49, Beth Orton, Jack Ingram, Michael Fracasso, Jon Dee Graham, Old 97's, Backsliders, Joe Henry, Radney Foster, Doug Sahm


photo (C)Hiroshi Miyazaki

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