Buell整備手帳:2004.09

2004.09.23 フロント周り諸々交換

前回から保留されていた以下の項目について作業を行った。

 ・ハイスロ装着(アントライオン製ストリートエンデュランス)
 ・右スイッチBOX変更(ヤマハ純正流用)
 ・ブローバイ取り出し口変更(V-Twin製)

・ハイスロ装着
今回の作業でこれが一番大変であった。アクセルワイヤーのアウター長はBMJより900mmが良いとの情報を得ているので、それに相当する長さの物を用意した。しかし、実際には少々長すぎるのである。そこで、別途もう少し短いワイヤーも用意した。取り回し的にはこのアウター長が短いのが良いのだが....実際のワイヤー長が短く、HSRに装着するにはあと数cm足りなかった。そして結局900mmのアウター長のワイヤーを使った次第である。こちらの方がワイヤー長も長く、ちょうど良い長さであった。
長さの問題をクリアしたのだが、それにはもう一つクリアしなければならない事があった。HSRへの装着である。ご存じの通り、スロットルワイヤーのキャブ側にはM6のタップが切られている。私のHSRではこのタップ部の径よりもワイヤーを引っかける部分の径が小さかった為に、ワイヤー長をかなり無駄にしてしまう事になっていた。そこで、このワイヤーを取り付け部分にM6のタップでネジを切り、ワイヤーをそのままねじ込んでいった。(下図写真参照)





てな感じで何とか装着完了。ロックタイトの弱でも少々垂らしておけば、抜ける心配はないかなと。ストックのワイヤーは差し込んでいるだけだしね。またダブルであるはずのロックナットが1つになっているのがわかるだろうか。そう、サンダーでカット!、削って取りました。ワイヤーを傷つけないよう、細心の注意を払って施工した次第。


・右スイッチBOX変更(ヤマハ純正流用)

いわゆる薄型のスイッチ。前回、ライトスイッチ等ついたヤツを使おうとしたが、配線がややこしいので、キルスイッチ&セルボタンのみのシンプルなヤツを使用。故に配線もかなり楽であった。元々ブレーキスイッチも絡めた6極のカプラになっていたので、デイトナの汎用カプラを買ってきてそのまま流用。



こんな感じ。グリップは接着中によりタイラップで縛っている。




シェイクダウン後、明るいところで撮影。満足、満足。


・ブローバイ取り出し口変更(V-Twin製)





まずは写真を見て頂いたとおりである。
リヤバンクのブローバイボルトはS1の場合、フレームに干渉する為にエンジンをずらさなければ回す事ができない。なんともスゴイ設計である。また、Buellはエンジンをフレームにラバーマウントしている為に、そういう芸当も問題なく可能なのである。とは言え、私はんな事はしたくなかったので、ブローバイボルトのフレームを干渉する部分をサンダーでカット!今回取り寄せたパーツがあるし、X1のストレート形状のブローバイボルトもあるので、躊躇無し&問答無用に切り捨てたのであった。



ブローバイガスを通すホースは上記の様に取り回した。L字とT字の継ぎ手を駆使してやったのである。