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オージン

アイスランドの写本から3

アイスランドの写本から4

もちろん『エッダ』はアイスランド人スノッリが書いたものですから、アイスランドの人たちにとっては誇りとすべきものなのです。

これも「アイスランドの写本より2」と同様オーラヴル尊師の写本から。スレイプニルの八本足の様子が独特ですね。足輪をはめ、尾などにかかる馬勒も装飾の入ったものとなっていますね。少し小さい感じがするのは、アイスランド馬の体格からの連想に基づいているのでしょう。

なによりもオージンの嬉しそうな表情が変わっています。

巨人ボイギ(あるいはバウギ)は、オージンが姿を変えたボルヴェルクルの勧めでラティを使ってフニートビョルグという岩に穴を穿っているのです(写 本ではフヴィートビョルグと書かれています)。それはボイギの兄であるスットゥングルの娘グンロズの所まで穴を通 せば、蜜酒の場所まで行けるからなのです。蜜酒には多くの知恵が含まれていて、オージンはその蜜酒を盗もうとしているのです。

 

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