ウプサラ大聖堂の裏手にもルーン石碑がありました。
「ソーリルとロージクルとカールは、
その(兄弟の)ため・・・」
とルーン碑文の中に記されています。
ロージクルは、古英語読みにするとHroþgar
フロースガルあるいはフローズガルとなります。
つまり、古英詩『ベーオウルフ』に登場するデーン人の王と同じ名前を持った人だったんですね。
アイスランドの文献では、Hrærekrと綴られます。現代スウェーデン語の綴りではRörikとなるわけです。
この石碑の脇に立てられていた説明文にもそのように綴られていました。
「þarir | auk / ruþikr / auk karl | þaim . . . 」
(ルーン碑文写し)
「Þórir ok Róðikr ok Karl þeim . . . 」
(古北欧語標準形)
11世紀より
ウップランド・ルーン石碑 U 934番