ウプサラ大聖堂の裏手にもルーン石碑がありました。
1975年の、ウプサラ大聖堂復元中に見つけられました。
大聖堂内にあるカタリーナ・ヤーゲルロニカス王妃の墓所に
面して置かれていたと言います。
「・・・は自分の父ヴィーゲの記念に、
この石を建てさせた。イングルヴルがルーンを彫った」
とルーン碑文の中に記されています。
「... rita/sten/eftir/uiga/fathu[r]/sin/ikulv/r riisti/run ... 」(ルーン碑文写し)
「... rita stenen eftir Viga, fathur sinn. Ingulvr risti run ... 」(古北欧語標準形)
ルーン碑文の署名の方は、少し乱れがあるようです。
11世紀より
ウップランド・ルーン石碑 U929番
(追記)写真を見ると、石碑の真ん中に罅裂が入っているように見えますが、これについてはWarhornさんの解説を是非ご覧下さいませ。