スカッラグリームルの息子エギル(エーギッル;Egill Skallagrímsson: 910年頃-990)は 、アイスランドの英雄の中でも三本の指に入るほど有名で人気の高い人物です。

エギル・スカッラグリームスソン

17世紀後半のアイスランドの写本より

AM 426 fol. Stofhun Árna Magnússonar á Íslandi, Reykjavik

Arne Mann-Nielsen撮影

サガによれば、エギルの兄ソーロールヴルは、イングランド王エセルスタンの家臣の一人でした。

兄を頼ってイングランドに来たエギルは、そこでブルナンブルフの戦いに参加し、勲しをあげるのです。

歴史的な正しさは疑われてはおりますが、その戦いの模様は、実に鮮明に描かれています。

『エギルのサガ』の作者は、『エッダ』の編者スノッリ・ストゥルルソンという説があります。