惑星ウィークリーの過去

2000年度下半期


3/28_
(水)

本年度はいろいろ大変でした。 ……などと異国で総括してるあたりからして大変だ。

NHK放送センターに行ったことないのにCNNセンターに行ったり、 東京証券取引所に行ったことないのにニューヨーク証券取引所に行ったり、 国連支部(なにそれ?)に行ったことないのに国連本部に行ったり、 種子島宇宙センターに行ったことないのにケネディ宇宙センターに行ったり、 右ハンドル車は教習車しか乗ってないのに左ハンドル車はお買い物から小旅行まで活用したり、 おいらもビッグになったものだ。 (そーゆーこまごました表層で喜んでるあたりで小市民確定)

3/25_
(日)

やっぱりフロリダに来たからにはケネディ宇宙センターに行くのは摂理。 日々の清浄な空気を感謝しつつ。
圧巻は、3人乗りにして史上最大のロケット、サターン5型の実物展示。 実物を前に、しばしハチマキ状態。 これを作ったヤツはバカだ。ロケットバカ。

さて行き方。当然、車。もちろん、ハイウェイ。なぜか、デビゥしたての運転手、日々の清浄な空気を感謝しつつ。 往復600kmの道のりを。(泣)
ただ、ジェミー君よろしく「時速120kmを超えると性格が変わる」という裏設定があったらしく、帰路は追風参考記録。

3/21_
(水)

とか余裕かましてたら風邪ひくし。 熱は出なかったけど、眠気・頭痛・ノド痛・背中痛とまぁボロボロな一日を経て、今はゲホッゴホゴッゲフッ

ネットの恩恵を活用して日本のカフン被害者の惨状手記を読むにつけ、 「ほほぅ、日本に残った下賎の民どもは苦労しておるのゥ、アルフレッド」 とかふんぞり返ってたバチがあたったっぽい。 これからは日々の清浄な空気を感謝しつつ生活していきます。 からゲホこのゴホせきをなんゲッとかゴホッ

3/18_
(日)

外は夏の日差しで快適なものの、室内の冷房強すぎませんか? 日本の「クーラー」と違って変な湿度感のヒンヤリはないけれど、温度は確実に低くて困ったチャン。室内では上着必須。

そんな中でも半袖シャツ一枚の現地人は、いったいどういう代謝構造になっているのか。 やっぱコーラが熱源なのか?(偏見に満ちた表現)

3/14_
(水)

頑なに拒みつづけていたものの、ついに異国で公道デビゥ! この地上に、法と秩序と正義はないのか(涙)

まぁある意味で日本で運転するより簡単なのは確かなワケだし、むしろ日本で運転しない分、右側走行にもマイル表記にも違和感ないし。
でも怖くて緊張しまくり。

3/11_
(日)

寒気がせまっていた関係で今週はずっと涼しく、 日本ほど風が冷たくないという程度の気候だったけど、週末になって本性をあらわし始めました。 効果音「ギラリ」が似合う、まさに夏の日差し。3月だぞ。

日向に駐車した自動車内はあっという間に、とんでもないことになります。いや、セミっぽくなるんじゃなくて。

3/7_
(水)

やってきました太陽の楽園、フロリダ州ボカラトン。 グロンギ語で言うとドバサドンだけどそんなことはどうでもよくて、 ここは花粉の圧政が及ばない自由の国。 ブラボォー!
これで言葉が通じれば言うことなしなんだけどなぁ…。 一日の脳の処理能力のほとんどが言語変換に費やされて、なにもできん。

3/4_
(日)

    『アメリカ一ヶ月間の出張に行きますか?[y/Y]
…………
    『………』
質問があります、サー。
    『ふむ、なにかね、ディアブラザー?』
他の選択肢はないのでありますか?
    『ない。』
……………………
    『……………』
罰ゲーム?
    『ぁ、ぃゃ、そんなわけじゃない、と思うぞ……多分』

2/25_
(日)

外に出ると目鼻がチリチリ。 いよいよ今年も瑠璃子さんが屋上でカフンの粒を集める季節になりました。

薬で症状を押さえるのはなんか不健康そうでキライなので、今年はシーズン前から花粉パンなるものを捕食中。
やっぱりチリチリするのであまり効果がないような気もしてくるけど、いや、弱気はいかん! 昔の偉い人も言ったではないか。 心頭滅却すればイワシの頭もプラセーボ、スパシーボ!!(思考力低下中)

2/18_
(日)

なんかあまり達成感というか充実感のない、時間浪費につき合わされてるようなお仕事が目白押しで、神経ぐったりトーンダウン。 相手の会社によっても違いが激しいけど、正味の内容の割に拘束時間ばかり長いとトホん。
世間ではどうやら13ヶ月以上先の入社に向けて就職活動が始まってるようで、がんばれ若人。 企業文化の差ってのは大きいぞ。(多分)

2/11_
(日)

ようやくリリースが始まったZOIDSのDVDを買ってみる。各巻5話収録でまずは2巻。

19インチPCディスプレイで見ると口パクなどで輪郭線のブレが見えるけれど等倍表示だと気づかないし、全体的なヌリや輪郭にはムラもニジミもなくて良好。安心して鑑賞。
それにしても、最初のころはCGメカとセルキャラの合成にかなり積極的だったのね。見せ方が最近とはずいぶん違うことを再発見。(というか、最近は合成の手間を省いているだけかも…) 逆に、メカ自身の動きやテクスチャの作り込みなどはまだ途上で、多少ドロ臭さが残ってるあたりはご愛嬌。キャラみんな若いしね(関係ネー)

問題はこのまま全13巻も買い続ける意欲と金が続くか、ですな。 ブックレットの入ってない安い作りに、豪華版ボックスが後日出そうな気配が感じられてコワイし。

2/4_
(日)

マスコミが牽引しているナウな今時のトレンドの動向によると、新世紀の幕開けは駅ホームからの転落と飛び降りでキマリ、らしい。
見知らぬ人の救助で被害者追加って話なら海とか山とかでこれまでも何度かはあったわけで、色んなキーワードで持ち上げるマスコミ手法の裏側には、 他社報道に負けられないという演出競争の様相が見え見え。もォお腹いっぱい。

さてこんな時世で「サバの味噌煮缶詰に貝殻が入ってた!」と騒いだところで、半年前と同じ程度に話題になってTV各局取材班が家にまで押しかけて行くのだろォか。

1/28_
(日)

立川シネマシティへ「Avalon」を見に行ってきた。今回はいよいよTHX認定の主力ホールで、画面もホールも広さを満喫。 音ワレもせず耳をつんざく不快音にもならずに大音響を味わえるというのはいいものです。

ネタバレは本意ではないので内容には触れないけど、とにかくバセットハウンドの演技がすばらしい。

つーか単に、バセットハウンドって犬はみんなこんな動きをする種なのか?(押井さんがバセットハウンド大好きな理由はこれか…) あるいは、うわさのCG処理で演技のS/N比を増幅させたというのはこのシーンのことなのか? はたまた、あのバセットハウンドは押井さん本人で、CG処理で犬に加工したのか? ……などなど、謎が謎を呼んでます、マイワールド限定で。

あ、ちなみに、容量不足のワタシのお脳にはラストシーンは理解りませんでした。(トホホ

1/21_
(日)

(オレが)もたもたしているうちに、もっと速いFlet'sADSLが目前に迫ってたり。

でも、ウチのあたりはまだサービスエリアじゃなかったり、業者による専用モデムの設置が必要だったり、ISDNを解約しなくちゃいけなかったり、メンドくせーのでいきなり逃げ腰。 専用モデムが売切り制になればそのうちダイアルアップルータみたいに多機能便利なやつが出回るだろうから、それからにしようかなそうしよう。 そのころには今使ってるTAだって惜しくなくなるだろうし。

あ、その前に、LAN入れなきゃ。(ォ

1/14_
(日)

さ、寒い。 別に、アホな新成人が暴れたとか、アホな古参成人が破廉恥やらかしたりとかいうニュースばかりで寒いというワケではなく、いやそれも確かにお寒いんだけどサ、物理的にね寒いのよ。

そーいえば去年の今ごろは「春が来た」と大喜びだったけど、今年はFlet'sISDNが来ました。 途中で海外逃亡してたせいもあるけど、申し込みから実に4ヶ月かかって開通。
別に、常時接続してサーバ立てるぜとか野望があるワケではなく、単に通信費を気にしなくてすむというだけの動機なんで、あまり生活が変わることはないと思うけどね。

1/7_
(日)

明日へのがんばりすら口に出来ないワタシが新年の抱負なんか語ろうものなら鬼が泣くので、ましてや新世紀の抱負なんて存在限界以下。

これからも一寸先を手探りで掘り進みながらだらり各駅停車してゆく様子が目に浮かぶ、そんな予知能力が発現した休日。 ラプラスの魔の予言に逆らえないワタシ。

12/31_
(日)

「今世紀最後の」が耳タコな日々に別れを告げて、「今世紀最初の」耳タコようこそ。 世間には何世紀も生きてきた人がそんなにも溢れているのか。げんなり。

とりあえず、 人狼DVDをゲットして劇場音響の偉大さを認識したり絵コンテを通読したり、 ついに放送なったG-SAVIOURを見てGタイトルの可能性の広さ(フォー・ザ・バレルを見よ)とそれ故の御しにくさに思いを馳せたり、 6週間も留守にしたのにこの国はなにも変わってないところを見るとオレはこの国には不要なのかでもオレはこの国が必要なんだよなつまり一方的寄生?等と無為思考実験したり、 とにかく年末休みだわさ。

12/24_
(日)

いっそウナギの寝床ベッドの方が快適なんじゃないとか思える14時間フライトを経て、よーやく帰国。

振り返り見ればこの一年、海外出張は累計8週間。実に年間の1/6が海外出張だったわけ。 もしかしてワシって国際人か?国際人なのけ? そう!英語で言うと「Intarnasionalu Human」?(頭悪い)

12/20_
(水)

日本料理屋に行ってきた。その名は「梓」。 新ヨークで梓で料理屋ときたら行くしかあるまい、人として!! (個人的には「千鶴」という店名でないのが悔やまれるが…)

メニューを眺めればいきなり日本酒「鬼ごろし」に視線釘付けなオレ、齢10000日オーバー。

12/17_
(日)

10000日生きてきました。

自分の10000日とはなんだったろうかと目をつぶると、浮かぶのは己が不明と不出来が呪わしい後悔の場面ばかり。 そんなものでも個数にして100も浮かばない。 なんと希薄空虚無軌道な10000日間。

挙げ句に、自覚と後悔はすれど反省と変革をせぬ我あり。嗚呼。

12/13_
(水)

それにしてもこの国のホテルの室内はどうしてこうも暗いのか。 フードのかかった暗い灯かりしかないから、この国の人々は瞳孔全開なのかと思いきや、 洗面所は普通に白い蛍光燈で明るかったりして。良く分からん。

あと、一人部屋なのに枕が6つもあるのも謎。 抱き枕カバー持参しろってことか?

12/10_
(日)

いよいよ、新ヨークことニューヨーク州ニューヨークに到着。 お買い物観光には興味なしなのでこういう街は苦手で、まずはセントラルパーク。 命日には間に合わなかったけど、イマジンの碑へ。 訪れる人の流れが途絶えることはなく、時代・世代を超えて愛されていることが伝わってくる空間でした。

ところでこーゆー街にあるとなれば、ジョンレノングッズを売ってる屋台がさぞかしあふれてるかと思いきや、まったくナシ。 変なところでマジメだぞ、アメリカ人。

12/6_
(水)

海外滞在期間オレ的世界記録更新中。人類の限界はどこだ!?

……………そんなもの知りたくネーのに、雪が降ったりしたりする。 今度のは気温も低いので本格的な粉状の雪で、なんでこんなスキー場のようなところに来てるノダ? と問うても空はなにも語らない。

12/3_
(日)

3週間の滞在を終えて、舞台はロードアイランド州ニューポートに移る。 そのまま、すかさずボストン観光(ぉ

とは言え、寒いし、日は早く落ちるし、あまり時間はないので、駆け足でハーバード大学とM.I.T.を眺めるだけ。 帆場暎一はどこだ!?あ、もう卒業してるのか。(そーゆー問題じゃナイ

11/29_
(水)

味が濃くて単調な異国の食事に疲れたときの日本食。 それは、ノンポリがナショナリズムに転ぶ瀬戸際。

秋刀魚と大根おろしと梅干しと茶漬けと山葵と豆腐と箸の織り成す味感覚と安心感。 不用意に「やっぱ日本文化は最高だね」等という台詞が口を衝いたらもはや後戻りはできないと知れ。

11/26_
(日)

今年はたまたま日本の勤労感謝の日と同日だけど、こちらでは23日が感謝祭だった。 すっかり連休モードなので、山の中にあるというか敷地内に山があるというかまぁそんな御屋敷観光地へ行ってみる。 この地の大地主(?)の貴族趣味な屋敷と庭というか森というか山が上品な観光スポットになっている。
もし歩いたら正門から屋敷までだけで一時間かかるという、冗談のような広さの敷地(勿論、移動は車。無論、庭はもっと広い。)には、 ため息以前に笑いがこぼれる。 この「庭」で誰かが埋められても分からねーぞ、こりゃ。

それにしてもこの連休、休みの気合いの入り方が半端じゃない。 都会は様子が違うのだろうけど、高速道路沿いのファーストフード店すら軒並み閉店してる始末。 (閉まってるくせに看板・店内の照明が煌々と点いているのが紛らわしい…)

11/22_
(水)

ワッフル。山葉堂のじゃないけどワッフル。 繰り返す朝食の中にある変わりのないもの。

いつからだろう?

11/19_
(日)

こまったね。積もり来る雪。おかげでホテルに引きこもり。

温度計持ってきて日々記録しておけばよかったと思うほどに急に気温が下がっていやはや。 普段のアパートとは断熱性能が段違いなため、室内は快適だから楽だけどね。

11/15_
(水)

というわけで、まずはノースカロライナ州シャーロット。 森の中にあるというか敷地内に森があるというかまぁそんな会社へ通って、駐車場でリスを見かけて、うれしくてしばし観察。

しっぽの先までしっかりと筋肉があって、しっぽも含めた全身を波型に弾ませながら走る姿にうっとり。 その走り方のまま突然ピタリと立ち止まって上体を起こしても、しっぽは途中の位相のまま波形をキープしているのがカワイイ。 普段見慣れている犬や猫のしっぽとは違うのよね。

もちろん、そんなボクを見る周囲の目は「リスも知らねぇのかやれやれだぜドララララララァァ〜〜」と生暖かいまなざし。 道端でスズメの一挙手一投足に一喜一憂するガイジンを思い描けば、それがオレ様のさま。

11/12_
(日)

    『ニューヨークへ行きたいかぁ!!?』
お〜(元気ゼロ)
    『罰ゲームなんか恐くないゾォ!』
コエー
    『さあ今年2度目の米国出張。ごらんのように会場の興奮はもはやピークに達しております、暴動寸前までニ!』
わ〜どんどんぱふぱふ(ふらっとに)
    『今回の最終目的地はニューヨーク、日本語で言うと「新ヨーク」だ!!エルクゥ垂涎の街を目指して、いざ旅立て出張6週間!
6日間?
    『6週間。』
6日間デスか?
    『6週間でス。』
6日間でスネ?
    『6週間ン。』
……………
    『………』
ネタ?
    『マジ』

11/5_
(日)

御先祖様万々歳!のDVDボックスが出た。 …けど、買ってない。

散財っぷりを期待してくれた諸氏には申し訳ない。
もちろん年末の「人狼」と来春の「天使のたまご」に比べるとオレ的優先順位が低いのは確かだけど、問題は金銭的よりもむしろ心理的な余裕にこそある。
なんつーか、今買っても見てる時間がないし。来週からの不穏なビジョンもちらつくし。

10/29_
(日)

日本の紙幣が頑丈だというのはよく聞くけど、それを差し引いても日本人は紙幣を丁寧に扱ってるんだなと、ヨレヨレのメロメロになったドル札を見て感じる。

さすがに国が発行する金券だけあって破れこそはしてないけれど、でもクタクタのヤワヤワになってるお札をお釣りでもらったりすると、 空港で両替したばかりのパリパリのお札をお財布から取り出すオレって旅行者まるだし、だったのだった。

10/28_
(土)

11時間かけて日付変更線を越えると、オレの一日ってナニ?とか考えちゃう。
馬車や船を思えば十分に速い輸送手段だけど、やっぱり10時間以上も狭い座席に座りっぱなしはツライ。 幸い「飛行時間2時間以上の旅客機には10歳以下の子供は搭乗禁止」になっているらしくて、前回ほどには苦しまずにすんだ。(勘違)

10/27_
(金)

帰国開始。国内線が遅れたため、乗り継ぎのサンフランシスコ空港で急き立てられるように乗り換えたり。

10/26_
(木)

任務最終日。少し早く終わりになったので、「砂漠植物園」へ。早い話がサボテン園。 いろいろな動物も放し飼い(まさか野生ってことはないだろうが…)になっていて、いい雰囲気。
一番の収穫は、初めて実物のハチドリ(ハミングバード)を見たこと。 体が小さいのはともかくとして、本当に蜂のように滞空したり滑るように移動するさまは異種知性体のテクノロジーかと思うほどに驚異。 昆虫の「翅」とは違って羽毛を伴った「羽根」をあれほどの高速で羽ばたかせるとは。

10/25_
(水)

なんかダレてきた。(コラ)
つーか、食べ過ぎな食生活が問題かも。 なんでもかんでも巨大、というワケではないけれど、やっぱりそれなりに基本スケールが違うし味が濃いし、けふ。 (でも、体が受け付けないほどの異文化ではないので助かる)

10/24_
(火)

いわゆる近代的な建物・施設はある街だけど、中心部でも19時過ぎにはお店がバタバタ閉まる素朴さがステキ。 さすがに食事屋はもっと遅くまでやってるけど。こういう街って好き。

10/23_
(月)

やってきましたアリゾナ州フェニックス。道路は広くてまっすぐで建物はまばらで土地は余り(?)すぎ。 西部劇のような時代にはただ荒野が広がってたろうに、よくぞこんなところを見て「開拓」しようなぞと思ったもんだ。

10/22_
(日)

どうしたわけか、今年二度目の海外出張。「何故だ?」(by 伏 一貴)

「俺やお前には理解できなくても、奴らにゃ奴らの理屈があるのさ」 そんなもんなんだろうか。 ともあれ今回も約一週間の英語ワールド。さよならニッポン。

10/15_
(日)

ノーベル化学賞を日本人が受賞したといって案の定マスコミが駆け回ってマスです。

別に自分だって、高分子化学の分野に詳しいわけではないので大きなことはいえないけど、 受賞を機に急激に世間の耳目が向けられた滑稽さは分かるつもり。 かの湯川秀樹と姓名の表音が似ているだとか五輪金メダル選手と遠縁だとかが話題をさらっていたり、 関連分野に触れたニュース原稿で「リチウムポリマー電池」を満足に読めないようなニュースキャスターが「こうした現代の日常に密着した技術に貢献して云々」とかワケ知りに言ったりしても、 IT市場の現状を視察するといって取り巻きを従えた大名行列でパソコンショップを訪れてパソコンを指差して「これワープロ?」とかのたまう首相のいる国では致し方ないということか。

科学(に限らないけど)技術の進歩が日常の人々の間で素直に感謝される世の中は遥か遠い幻想なのか…。

10/8_
(日)

解説本に触発されて「人狼」を再鑑賞したオレって胸キュン?(意味不明)

場所は、THX認定ホールを擁する立川シネマシティ。 もちろん人狼なんてマイナー作品は普通のホールだけど、それでも普通の映画館に比べると視聴覚環境には配慮が行き届いてる。 なによりもうれしかったのは、初めてサラウンド音響がまともに体験できたこと。 自分の乏しい映画体験ではこれまで、フロントとリアの音質が明らかに違っていて、前後方向に音源が移動してるように聞こえたことなどなかったので。 初めてステレオ音を体験したとき以来の感激でした。(時代遅れ)

すでに見てストーリは分かっているし、(制作者の視点での)見所も解説本で予習してきているので、今回はゆっくりいろいろ考えながら、音楽にも耳を傾けつつ見てました。 このシーンでこいつは何を知っているのか、何を考えてこう発言・行動しているのか、「ヒト」なのか「ケモノ」なのか、などなど…。

DVD買っちゃいそうな気配…。

10/1_
(日)

「人狼 -BEHIND OF THE SCREEN-」と「人狼 MANIAXX」、解説本を2冊まとめて手にした今日は人狼記念日。(意味不明)

前者は制作サイドによる本で、制作の段階を追ってメインスタッフが思い入れや思い出を語っていて、タイヘンな世界が垣間見える。 単に映像として眺めていると気づかないような、手で作画するが故の苦労やこだわりが紹介されているので、もう一度見たくなってきちゃったりする仕掛け。 (いや、別にそれを狙ってるワケではないだろうけどさ)
後者はこのたびの新刊で、完成から時間が経ったところでのインタビュー。 フィルムストーリのページが多くて解説も細かく、押井守の初稿シナリオが載っているのが特徴で、前者と比べると通常の解説本のスタイル。

それぞれの特徴を見極めて、それでもどっちを買おうか迷ったら、迷わず両方買え。(変な日本語)


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Last update at 2001/04/01