MONTHS




7-10

 う〜ん、結局6月に更新ありませんでしたねぇ。あははは。もういいです。やめます。閉鎖します、ここ。このままダラダラしてると「SEASONS」になってしましそうなんで。だいたい夏休みの絵日記もろくすっぽ書いてなかった男が、こんなこと出来るわけがなかったんだよなぁ。こないだ新コーナーを作ることに決めたんで、ここが持ってた役割はそっちに移そうと思ってます。そこは、今よりは更新ペースが早くなるでしょう。たぶん。それでは、さようならっ!


5-27

 中華料理店で茄子と挽き肉の四川味噌炒めを食べた後、いつものように自転車で部屋に帰ってくると、一匹の白い猫が「ニャオ〜」と声をあげて近寄ってきた。それまで、猫にはシカトされるか逃げられるかで、どちらにせよ虐待を受けていた僕は、少し嬉しくなって「おお、どうした、ん?」と声をかけた。猫はもちろんそれには答えず、足の方にすり寄ってくる。それまでこういう事はなかったので、すこし訝しげに思い、実家で飼ってる猫の行動パターンから、今目の前にいる猫が何を考えているかを類推してみた。答は「腹が減ってるな、こいつ」だった。それで、自分の食費もままならないのに、調子コイてコンビニに走り、猫の餌を買ってきた。だがそれを皿にあけ、鰹節をまぶして出すと、他の猫は食べるのだが、その猫はあんまり食べようとしない。餌よりも、僕の方へ近寄ってくる。自分の当ては外れたけど、なんだか少し嬉しかった。

 それからは、この猫は部屋に帰ってくる僕の所へ毎日顔を見せるようになった。僕が部屋に入ろうとすると、ドアの間から僕の部屋に入ろうとし、僕が部屋からでてくると、鳴きながらジャレついてくる。黒のコーデュロイのパンツの裾が毛だらけになったこともあった。ジャレつこうとする猫を見ていて、なんとなく外出を止めたときもあった。部屋をでるときその猫がいないと、いつの間にか僕は辺りをキョロキョロと見回すようになっていた。

 で、昨日の夜11時くらいにふと「あの猫いるかな」と思い、ドアを開けてみると、人の部屋の真ん前で三毛猫と交尾してやがんの。ヘナヘナと力が抜けて、その間抜けさに大笑いしそうになったのと同時に、なんとなく裏切られたような気分になったのは、自分でも少しおかしかった。まぁ、あの猫がオスだって分かっただけでも、よしとするか(まぁ、お下品)。


5-9

 お久しぶりでございます。前回の更新から、ほぼ一ヶ月。とある方の「三日に一度って書いてたのに、狼少年状態」とのお言葉も耳に痛い今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?今年も早いもので五つの月を重ね、木々は緑の葉を両手に持ちきれないくらい一杯に抱え、小鳥は恋人同士で囁きあい、太陽は自らの存在を誇示し始め、糸ミミズはドブの中でジタバタと暴れ回る。まさに生命力の祝祭と言うべきこの季節に、わたくし、こともあろうかオケラで死んでおります。

 それにしても、金がない。ホント〜に、金がない。基本的には一日一食。で、このあいだ実家に帰ったとき、ここぞとばかりに飯をたらふく食べると同時に、庭に何か埋まってないかなと思って掘り返してみたんですが、出てくるのはミミズとオケラばかり。お宝、または石油、ないし温泉が出てくるものとばっかり思っていたんで、アテが外れましたわ。世の中って、なんでこんなに不公平なんでしょう?そういえば、僕は子供の頃、よく「日本人全員から一円ずつもらえば、一億円以上になるんだぁ」と想像してたんだけど、それを実行に移すときが来たみたい。でもマジな話、「募金おねがいしま〜す。僕のためのお金になりま〜す。動機は私利私欲で〜す」と言いながら駅前で箱持って立ってたら、果たしてどのくらい募金が集まるのだろう。お金入れる人の男女比とかはどうなるだろう。好奇心と実益を兼ねて(笑)、凄く実行に移してみたいけど、お金入れる人よりも殴りかかる人の方が多いような気がするから止めとこっと。根性ないよな、俺も。

 話は貧乏に戻って(←実は一貫して「金がない」の話)、さらにここんところ、「金はないけど、レコ屋には行く」という非っ常〜に精神的健康に悪い事を繰り返しやっていたので、なんか神経ボロボロですわ。「ウィンドウショッピング」と言えば余裕がありそで聞こえは良いんですが、その実体はまさに生き地獄。オンステージ山野のアナログのコーナーでスミス・コネクションのアルバム見つけた時、値段の勝ち誇ったような「¥9800」という数字を見て不意に涙をこぼした僕を、誰が責めることが出来ましょう?また、同じ場所でアーチー・ベルのセカンドを見つけ、その場で思わず鞄の中に入れそうになった時には、主婦のスーパーでの万引きが「魔が差した」で片づけられるべき問題であることを、初めて実感いたしました。

 そういえば、きのう横浜が最下位を脱出、巨人をブッチぎって単独5位へ躍進!見れるかな、今年は。50年越しのメークドラマが(笑)。


4-16

 とりあえず、三日に一度という面目を保つため、二日分をアップしとります。インチキなんすけどね。ちなみにこのごろ何も面白いことがないんで、投げやりです。

 久しぶりに、音楽のことを書くと、いやぁ〜このところ聴きませんねぇ、ロック。まぁ、大体一昨年くらいから、聴くのはローゼズかブラック・ミュージックって時期が続いてはいたんですけど、ローゼズ、解散しちゃったもんでね。ならテクノか?と言われても、そんなことはなくて、あんまりそこらも聴いてません。何か発展の仕方が、ヨーロッパの白人の間だけでグルグル回ってるだけのような気がして、どうも音楽的に脆弱に感じるんですよね、僕の耳には。アンダーワールドとか、ね。まぁ、デリック・メイ(ちなみに現代テクノの祖、かつ米黒人)とか聴いたことないんすけどね。それなら、んなこと言っちゃいけませんね、どう考えても。素直に謝ります。ゴメンなさい。プロディジーは好きですから、許して下さい。(笑)

 そういえばチョイ前に、英BBC制作の「ダンシング・イン・ザ・ストリート」ってロックの歴史番組をNHKで放送してましたが、あれは凄かったですねぇ。何せ当の本人たちが出てくる出てくる。もしNHKが日本のを制作しようとしても、ああはいかなかったでしょうねぇ。マーサ・リーヴスは出てくるし、ミック・ジョーンズは出てくるし、バーニー・ウェイラーは出てくるし、チャック・Dは出てくるし、ギャンブル&ハフは出てくるし。ちなみに、どこにでも出てくるルーファス・トーマスもやっぱり出てきた(笑)。んで、最も「らしい」コメントを残したのは、やはりジョージ・クリントン。ディスコの勃興について聞かれて

「ディスコってのは確かにファンキーだが、リズムを一つに絞ったせいで、妙に気に障るところがある。そうだな、一人でセックスしてるようなもんだ。」

やっぱ分かってます、この人は。ちなみにこの番組のタイトル「ダンシング・イン・ザ・ストリート」は、Martha & The Vandellasの同名曲から取られています。この曲の歌詞は、この番組のタイトルにとても相応しく、かつストリート・ミュージックの本質を感動的なほど正確に捉えているんで、ちょっと引用してみましょう。

Calling out around the world
Are you ready for the brand new beat?
Summer's here and time is right
For dancing in the street
All we need is music,sweet music
There 'll be music everywhere

It doesn't matter what you wear
Just as long as you're there
So come on every guy,grab a girl
Everywhere around the world
There'll be dancing
They're dancing in the street

 う〜ん、やっぱテクノでも聴いてナンパに励もうかしら。(笑)


4-13

 いやはや、野球ってのは始まるまでわかんないもんですね。なんだ、あのヤクルトの快進撃は。お前ら勝つと、一番つまんないんじゃ。ちなみに、僕は横浜ベイスターズのファンで、そん次に好きなのは、セリーグだと、広島。次に、まぁ巨人と阪神が同じくらいのレベル。その次が中日で、最後にヤクルト、と来ます。昔は大のアンチ巨人でしたが、今はそーでもなくて、「果たして野球は金で人さえ集めれば、強くなるのか?」という大命題に敢然と挑戦するチーム(笑)として、共産主義と並ぶ人類の偉大なる実験を他人事ながら興味深く見守っている次第でございます。ちなみに、僕のシーズン前の予想は、

1位 広島
2位 巨人
3位 中日
4位 横浜
5位 ヤクルト
6位 阪神


というもんだったんですが、今ん所、全っっっ然、当たってませんね。確かに、あんまり投手力ってのを考えないで、打撃の印象点だけで考えた嫌いはあるけど、ヤクルトのあの快進撃は、誰に予想できたでしょうか?あの桑田が復活した日の伊藤智仁、見ました?ごっつい球投げてました。あんだけ投げれりゃ、高津もいるし、ヤクルトの中継ぎ・押さえはほぼ万全。先発陣も、ブロス、吉井、岡林、山本、後もう一人右(名前忘れた)がいて、川崎が復活で、石井まで復活された日にゃあ、こりゃ勝てません。5球団がお金出しあって殺し屋を雇い、ヤクルト投手陣総元締めの古田を暗殺するしか、セ・リーグを盛り上げる手段はないでしょう、たぶん。ゴルゴに頼め、ゴルゴに。高いけど確実だから。


4-10

 念のために言っておきますが、これはマジです。コンピューターが直ったと思ったら、マウスがイカレてました。クリックは何とかできるんですが、ダブルクリックなんて洒落たことはできない。ましてや、ドラッグなんて夢のまた夢。しょーがないから、買いに行ったら、アップルの純正マウスって9000円もするんすね。純正をあきらめて、一番安いやつを捜してみても、やたらでかくて何故か二つもボタンがある分際で2000円もしやがる。こっちの予算は800円くらいだったんで、その日は買わずに帰ってしまった。んでやっとこのあいだ、とてもここでは書けないような方法を用いて、なんとかマウスを調達しました。よかったよかった。これからこそ、三日に一度更新します。たぶん。

 このサイトも作り始めてから半年半が経ち、自分の興味の移り変わりもあって、今大々的にリニューアルを施しています。まず、タイトルが変わりました。Wanderin' StillからThief Boutiqueとなりました。なんかスカした響きですが、日本語にすると「ドロボー商店」なんで許して下さい。盗品を扱ってる、の意味と取るか、この店に入ったら身ぐるみ剥がされる、の意味と取るかは貴方の自由です。他にもなんか解釈を思いついたら、教えて下さい。(笑)

 しっかしそれにしても、ものがよく壊れる。この日記も、もはや「壊れ物日記」ですね。吉江さんとこのサイト(引っ越しおめでとうございます。池袋か高田馬場にお寄りの際はご一報を。レコ屋教えます。)の投稿に「御祓いでも、受けよっかな」と書いたのも、シャレにならないような状況になってきました。一ヶ月くらい前に、某宗教団体の勧誘員がやって来て、なんか「目ざめている人達は幸せです」とか書いたパンフレットを置いていってくれたんで、今までそれをありがたく、玄関の足置きマットとして利用さしてもらっていた。でも、あまりのモノの壊れ具合に「この状況ってひょっとしてタタリなんじゃないか」と思い始めてしまい、怖くなって一昨日に使うのを止めちまったい(笑)。う〜ん、僕ってだいぶスーパースティシャス。


3-29

 いや〜、直りました、直りました。死ぬほどサクサク立ち上がってます。いやしかし、ここまで来るのに苦労したなぁ。ちょっとした事情によりAT&Tという会社で修理するしかなかったので、電話でまず池袋のAT&Tに電話したら、「この番号は、現在使われておりません」。次に新宿のAT&Tに電話したら「はい、◎×■@▲です。」との声が。「AT&Tです。」の声を期待していた僕は、何と言ったか全く聞き取れず、「え?ちょっともう一回。」(ホントにこう言ってしまった)。「◎×■@▲ですが。」今度も全く聞き取れず、「AT&Tさんじゃないんですか?」と聞くと、「あ、ウチです、ウチです。社名が変わったんです。」なんか胡散臭いな、裏が臭うぞとも思いつつ「あの〜、マックが壊れたんで修理して欲しいんですが。」、「あ、マックの修理ならここではなく、渋谷の方にお電話して下さい。クイック・ガレージに直接つながっております。電話番号は●●●●-●●●●です。」だんだん家から遠くなっていく。心境はもはや、病院をタライ回しにされてるガン患者のよう。心なしか、動悸が激しくなってきたような気がした。渋谷の方に電話すると「はい、◎×■@▲クイックガレージですが。」と、またわけの分からないことを言う。なんで素直にAT&Tと言えないのだろうか。「マックが壊れたんで、修理して頂きたいんですがぁ」と切り出すと、「はいはい。」......................しばし沈黙が二人の間に流れる。返事だけかよ。どんどんいろんな事を聞いてくれよ、どういう症状が出てるんですか?とか、機種は何ですか?とかさぁ。と思いつつ、間をつなぐように「あ、あの〜、取りに来てくれたりはしないんですか?」と聞くと、「はい、直接の持ち込みか郵送になります。郵送の場合はお客様のご負担になります。」冷たい。「修理してくれるとこは、都内では渋谷だけなんですか?」には「あとは、大塚と××(忘れた)があります。」とのお答え。初めて気の利いたことを言ってくれる。大塚なら歩いてでもいけるし、渋谷ほど人が多くないから恥ずかしくないなと思い、大塚のサービスセンターの住所を聞いて、地図で調べて、役立たずを箱に梱包し、眠くなったので寝た。

 次の日に、どう行くのが一番良いか考えた。ちなみに僕には車はない。大塚までは歩きでもいけるが、コンピューターを持った状態だと相当辛い旅になる事が予想できたので、却下。チャリンコ説も浮上したが、転んだらとんでもないことになりそうなので、これも却下。都電という荒技もあるが、駅まで遠くて何となく無意味な気がしたので、却下。結局、順当にJRを乗り継ぐことにした。

 しかし、マックの本体って何キロあんのか知らないけど、こんなに重いとは思わなかった。パッと持った感じは、「これなら担いだまんま、歩いて月まで行けるぜ。」と思わせるくらい軽いんだけど、5分間くらいずっと持ってると、「この場において逃げちゃおうか」という気になって来るくらい、重量感を醸し出してくる。極端に言えば、子泣きジジイですね。家から最寄りの駅まで持ち続け、電車の中で降ろすと、周囲の視線が突き刺さってくる。スゲー恥ずかしい。またその梱包箱に「Power Macintosh6200/75」とか子供でも読めるようにデカデカと書いてあるもんだから、恥ずかしさは倍々ゲーム。「ケッ、マックなんか買うから故障するんだよ、バ〜カ。素直にウインドウズ機にすりゃよかったんだよ」などというカゲ口を勝手に頭の中で想像し、それに対して頭の中で必死に言い訳をする。「一人で何をやってるんだ、俺は」と更に第三者が頭の中でつっこみを入れる。ま、要するに、とっても居心地悪かった、ということです。

 んで、大塚駅に着いてそこで荷物をまた降ろすと、ひじの関節がギシギシ言ってるし、握力も半減してる。「やっぱ、運動しないと駄目だな。よし、修理に一週間くらいかかるとして、今日から7日間、寝る前に腕立て伏せだ。体を鍛えなおして、今度マックを取りに来る暁には、指2本だけで一度も地面に付けずに家まで持って帰ってやる。」と決意を固める。そんなんで、休み休み、サービスセンターまで持って行ったら、ロジック・ボードとっ換えただけで修理終わってやんの。所要時間、手続きも合わせて30分。あのね、俺は一週間腕立てを続けて、ヘンリー・ロリンズのような体になってから、その無駄に重い機械を持って帰ろうとしたんですよ。なのにうっそぉ〜、今日中に故障が直って、しかも今からまたそれ持って帰んのぉ〜。と思うと、直ったという喜び以上に、心は重くなったのでした。おしまい。

 そういえば、最後まで新しくなったAT&Tの名前が分からなかったな。



最近聴いたアルバム

  • 「do it yourself」the seahorses
  • 「i got next」krs-one
  • 「soul sauce」cal tjader
  • 「love supream」john coltrane
  • 「red rubber boal」the cyrkle
  • 「swing and dine」the melodians
  • 「begin」the millennnium
  • 「hutson」leroy hutson
  • 「heaven right here on earth」natural four
  • 「sum of the parts」larry ridley



    最近見た映画

  • 「無法の王者 ジェシージェイムス」
  • 「柔らかい肌・二十歳の恋」
  • 「ストリート・オブ・ノー・リターン」
  • 「クレールの膝」
  • 「二重の鍵」
  • 「5時から7時までのクレオ」
  • 「オープニング・ナイト」
  • 「攻撃」
  • 「僕の伯父さん」
  • 「めまい」