| Costello in Japan (in '96) |
SET LIST at Kousei-Nenkin Hall(9/10)FROM "MAHANA Hidetoshi"-THANKS A LOT!!!!1.You Bowed Down (Leno Version...I suppose)2.Red Shoes 3.New Lace Sleeves 4.Why Can't A Man Stand Alone 5.Little Atoms 6.Motel Matches(Wow!) 7.Poor Fractured Atlas 8.Talking in the Dark 9.My Funny Valentine 10.Veronica 11.It's Time 12.ATUB 13. 13 Steps Lead Down 14.Distorted Angel/Chelsea/Who's That Lady 15.Pump It Up/Leave My Kitten Alone/Slow Down 16.I'm Not Angry(!!) 17.Riot Act/Instant Karma 1st Encore18.Watching the Detectives19.Complicated Shadows 20.Alison 2nd Encore21.I Want to Vanish22.Shallow Grave 23.I Want You From7 to 10 are played by EC&SN SET LIST at Kousei-Nenkin Hall (SEP.13)FROM "MAHANA Hidetoshi"-THANKS AGAIN!!!!1.Temptation(!!!)(EC&SN)2.Opportunity(!!!!!) 3.Possession(!!!!!!!!) 4.Clown Strike 5.Why Can't A Man Stand Alone 6.You Bowed Down 7.Red Shoes 8.Hand in Hand(!) 9.Kid About It(!!!!!)(EC&SN) 10.The World &His Wife("Extended-Play of PTC"Version)(EC&SN) 11.Almost Blue(!!)(EC&SN) 12.God Give Me Strength(EC&SN) 13.Veronica(EC&SN) 14.Distorted Angel/Chelsea 15.13 Steps Lead Down 16.Green Shirt(!!!!!) 17.Watching the Detectives 18.I'm Not Angry 19.Pump It Up 20.Just About Glad 21.Riot Act/Instant Karma(!!!!!!!!!!!!) Encore22.Alison23.Rockin' Horse Road(!!) 24.Little Atoms 25.All This Useless Beauty |
| Here-黒崎さんの9/9・13(東京)のLive Review Here-黒川さんの9/7(福岡)のLive Review |
本当に素晴らしかった。今までの中でも一番よかった。あんなに楽しそうなコステロは初めて見たような気がする。
前半はいつものように演出を凝らしたアレンジで、比較的早い段階でAlisonを歌う。演奏のリードは主にスティーブ・ナイーブが取っている。ああ、あの戯曲のようなオペラのような趣向はどの曲だったろうか。(※このオペラめいた曲はLong Honeymoonであったことが後に判明。)そのあとのVeronicaがウェスタン風の演奏だったのは記憶に残っている。コステロ本人はブギっぽくどうとかと言っていたような気がするのだが・・・。MCが早口で全然聞き取れない。「英語わかるか?」ってなことを何度も言ってるくせに、相変わらずの早口でごもごも喋るからでんでん聞き取れないわあ。
ナイーブとふたりだけで凝ったアレンジを数曲披露。どうやら「スティーブ・ナイーブのアイデアだよ」ってなことを何度も言ってたような気がするが定かではない。もっとゆっくり喋ってくれれば少しはわかると思うのだけど。いくら英語に弱いとはいえ、そう難しい語彙を使っているわけでもないのに聞き取れない。
最初何の曲かわからずに聞いていて、いつのまにか口ずさみながら「う〜ん、曲名が思い出せない」と何度も思い、その都度曲の後半で曲名を思い出し、思い出した頃には違う曲がアレンジされていて楽しく混乱していた。
後半は日本のファンには大サービスの、おなじみ曲の大パレード。それも往年のアレンジ復活。当時のレコードとほぼ同じ演奏で1st〜2ndの曲を何曲か、Pump It Upはアドリブでアレンジを変えていて、やはりリードはナイーブが取っていたらしく、ブルースもピートもナイーブの方をちらちら見ながら演奏している。相変わらずコステロはベーシストのに厳しく、キーボーディストに甘いように見えた(ジェスチャーで意思を伝えるときの態度が違うのよ)。ドラムはセットが二組用意されていて、ファンキーな曲をやるときはサブ(?)ドラムを立ったまま演奏していたのだが、途中で、えーっと、何でいうんだっけあの大太鼓。まあいいや。(※興奮のあまり書いている最中「バスドラム」という単語をど忘れしていた。)あれが破れるというハプニングが起きて、さりげなくローディがでてきて修理を始め、ブルースは曲の途中でメインのドラムに乗り換えるという場面もあった。
Lipstick Vogueなんか歌い方も演奏も若い頃に戻って(ただしはるかに成熟しているが)、とても楽しそうだった。Pump It Upを歌いはじめた頃から(曲順はもう思い出せない)コステロがエキサイトしてきて、見ていて楽しくて客席で笑いが止まらなくなった。古い曲に対するオーディエンスの反応の良さにつてのわだかまりが消えたのか、単に開き直ったのか、とにかく見ていて楽しく、聞いてわくわくする演奏だった。
おまけにWatching The Detectivesでは軽妙なジェスチャーでおどけてみせて、「woo he's so cute」と両手を口の脇に持って行って「うっそーやっだー」みたいな顔してみせたのが印象深い。
と、まだまだ書きたいことはいっぱいあるのですが、そろそろ疲れたのでこのへんで終わりにします。コンサートが常にその一瞬だけのものであり、瞬間しか手に入らない世界であるというきわめて贅沢な楽しみであること。それに出会えた嬉しさが、あたりまえのことながら言葉にしようとすればするほどもどかしくなっていくというジレンマを生みます。
思い出しただけで可笑しくて感動的で涙がでてくる程のことというのはそうたくさんはないものです。
コステロはいつもとてもおっかなくて、とても愛くるしいお兄さんです。その感じだけは今も昔も変わりません。中学生で初めて聞いた頃も、いい年になっちゃった今も。
written by
浦野 真美(ところにより、みを/MiO/御御)
on 12th Sep,1996
revised on 14th May,1997
前日、突発的に行くことに決めたライヴだ。なにせ「このツアーで終わり」とか言いやがるし、まぁ、しばらく来ないことは間違いないんだろうから、いかなきゃマズいだろう、やっぱ。さて、言わずと知れた東京最終日。この後に名古屋があるが、あそこはここら辺のアーティストのライヴでは客が入んないことで有名だから、コステロも手を抜くだろう。ってことは、今日はここぞとばかり飛ばして来るんじゃないかな。最初はNo Actionあたりで、突っ走るんじゃないか?へへへ、いい日に来たな、俺。とか思ってると、コステロ登場。バレリーナみたいにくるっと回って、おじぎを一つ。おっ、出てきたか。あれっ、なんでギター持ってないんだよ。
スティーヴ・ナイーヴのピアノだけをバックにして歌い出す。Temptation!!!ふふふ、いい肩すかしじゃんか。しかも片手には、何がはいってんだかしらないが、コップを一つもって、うまそうに時折口の所へ持っていきながらだ。東洋人をなめてんのか?カンフー生んだんだぞ、こっちは。しかしこいつがまた、とてつもなく素晴らしい。なんだろうこの声量、すごいや。太ったのも無駄じゃなかったんだね。なんか三大テノールみたいだよ。ま、そんな奴らの音楽なんざぁ聴いたことはないんだけど。おっ、バンド出てきた。ひゃっほ〜、なんて叫んでみようとするが、声がうまく出てこない。コステロとえらい差だね、こりゃ。あ、Opportunity!!連発すんね、おい。嬉しいぞ!ややっ、Possession!!三連発かよ!ひゃっひゃっひゃっ、楽しいね。
すると、前の流れを寸分も壊さずClown Strikeが演奏される。はっとした。やられてみりゃあ、この曲、GET HAPPY!!に入ってても全然おかしくないな。そうかそういう曲だったんだ。あたしゃただの軽妙な地味曲として、あんまり注目してなかったですよ。この曲のR&Bテイストを理解してなかったなぁと、ちょっと反省。そして、自分の中でのBRUTAL YOUTHという作品の位置づけが少し動いたのを感じた。この曲が終わり、「ホワイ、キャン」と歌い始めた瞬間、「え、Two Little Hitlers?」と喜ぶが、無情にも「マ〜アン〜・スタン・アッロ〜ン」と歌い継ぐ。まぁ、いいや。この曲も好きだし。終わると、コステロはギターを持ちかえる。お、リッケンの12弦。ハハ、スッゲェ大事そうに持ってらぁ。ってことは.......、うんYou Bowed Downだ。いいな、このフレーズ。マッギンも喜んだだろうな、このイントロを聴かされたときは。「ジム」って呼びたくなるような黄金のフレーズだもんな。地味だったサビ(だよね?)もちょっと節回しを換えて歌詞を足してる。これをバックコーラスに入れてレコーディングし直せよ。いいじゃん、なかなか。(実は後に引退をほのめかした歌詞を歌っていたことが判明)
いきなり、とってもはやいカッティングを始める。なんだ?「ピンボールの魔術師」でもやんのか?とか思うと、Red Shoesだった。いいねぇ〜。「i know she's disgusted」の後に「oh why's that」のコーラスがはいんないから、自分で入れる。今のコステロからは考えられないくらいシンプルな曲だね、しかし。お、次はHand In Handか。意外だな。この曲やると思ってなかったな。うれしいな。ノリが最高点に達したところで、コステロはあからさまに冷ましにかかる。スティーヴ・ナイーヴと再び二人っきりになり、ギターとピアノだけで、曲を演奏し始めた。いきなりKid About It。いい曲だね、ホント。みんな一斉に座りだす。ちょっと怖い。次の曲。わからん。なんだこれ。なんか曲の前にちょっと説明してたけど、聞き取れなかった。そして、Almost Blue。ふ〜、いい曲。タイトルも良くつけたもんだよ。たしかにブルーだもんね、この曲。さらに、よくわからんがテンパった曲が続き、Veronica!!僕が初めてコステロのことを知ったのはこの曲だった。アレンジのおかげで最初はわかんなかったよ。ちょっとだれ始めていた客席も、「her name is veronica」と歌われると、盛り上がる。正直、あそこまでアレンジされると、曲の輪郭があんまり浮かんでこなかった。まぁ、飽きるんだろうね、いつもやってる身にしてみると。
ここいらで、前日1時間位しか寝ていない影響が出始める。なぜか、ライヴにいながら、スクリーンの向こう側で演奏されているような錯覚に陥ってくる。くそっ!頭を振ったり、首をコキコキ鳴らしたりしてみるが、なかなか戻らない。ようやくライヴ会場に戻ってこれたのはPump It Upをやっていた時だった。そしてRiot Act!!!大盛り上がり。ヴォーカルの力に胸を打たれる。上手い下手の前に、近年のコステロのヴォーカルは、何とも言えない訴求力を獲得している。早川義夫の名言「歌い手ってのは、上手いと思わせたらダメで、下手でもダメ。上手いとか下手とか思わせないのがいい歌い手なんだね」を思い出す。最後にInstant Karma(僕には判別できなかった)を挟み、とりあえず終了。
アンコール一発目はAlison。ここに持ってきますか。なんかペン・ライトが左右に揺れてても不思議じゃないような状況だな。「my aim is true」か。いい言葉だな、まじで。続いてRockin' Horse Road。渋〜い。「bye bye」をやけにしつこく歌う。言いたいことをは分かるよ。でも、芝居がかりすぎてるんじゃないかぁ。オーディエンスが「NO〜っっ!」と叫ぶのを聞いて、当のコステロはニヤニヤしてる。おっさん、性格悪し。続いてはLittle Atoms。あ、やってなかったっけ。「プヨプヨ・プヨプヨ」というサウンドはスティーヴが出してたのかな。これもいい曲だよな〜。シャボン玉みたいな軽妙なグルーヴに身を任せる。そしてAll This Useless Beauty。ここでコステロは、この日最高のヴォーカルを聴かせた。「この瞬間」が刻々と過ぎていってしまうのを愛惜しんでるかのように、本当に丁寧に、大事そうに、大切そうに歌っていた。少なくとも僕は、この曲に一番感動した。そして間髪入れずメンバー紹介のためのジャムをやって、コステロは「thank you tokyo〜!」とか言ってステージから消えた。それにしても、最初のアンコールで4曲かよ。次のアンコールでも4曲くらいやってくれるのかな、いい日に来たな、俺。とか思ってると客電が付いた。
written by
後藤孝太郎 (Kotaro Goto)
on 15th Sep,1996
revised on 14th May,1997