ケルプを長い胸びれに引っ掛けて遊んでいる。 このように長く突起の多い胸びれでは抵抗が大きく 動きが鈍重になるのではと思われがちだが、 最新の流体力学的な研究によると 突起のあるひれは滑らかな形状のひれと比較して速度面では不利であるものの 旋回性能に優れ(耐失速性が高い=低速での揚力が大きいため) 機敏な動きを可能にするのだという。 将来、ザトウクジラのひれを真似た航空機や船舶が登場するかもしれない。