第4章 電子回路
トランジスタの増幅回路
エミッタ接地増幅器 | ベース接地増幅器 | コレクタ接地増幅器 (エミッタホロワ接地増幅器) |
|
入力インピーダンス | 中 | 小さい | 大きい |
出力インピーダンス | 大きい | 非常に大きい | 小さい |
電圧利得 | 大きい | エミッタ接地とほぼ同じ | 1より小さい |
電流利得 | 大きい | 1より小さい | エミッタ接地とほぼ同じ |
電力利得 | 大きい | エミッタ接地より小さい | エミッタ接地より小さい |
入力電圧と出力電圧の位相関係 | 逆位相(180度異なる) | 同相 | 同相 |
周波数特性 | 普通 | エミッタ接地より良い | エミッタ接地より良い |
![]() エミッタ、ベース、そしてコレクタが入出力の共通端子として接地されている。 トランジスタのコレクタ電流Ic、ベース電流Ib、エミッタ電流Ieの関係
ベース接地電流増幅率 - A =Ic / Ie |
増幅方式
増幅器では、ひずみを少なく、また効率よく動作させるため、 入力側ベース(制御格子)に適当な直流電圧(例えばEb)を加えておいて、 これに交流電圧(入力信号)を重ね加える。
バイアスの加えかたによって、増幅動作は大きく次の 三つに分けられる。
増幅で発生するひずみ
固定バイアス回路
結合用変成器
負帰還増幅回路
直列帰還方式 | 並列帰還方式 | |||
直列注入 | 並列注入 | 直列注入 | 並列注入 | |
入力インピーダンス | 増加 | 減少 | 増加 | 減少 |
出力インピーダンス | 増加 | 増加 | 減少 | 減少 |
LC発振回路
水晶発振回路
発振条件 | X1 (B-E間リアクタンス) |
X2 (B-C間リアクタンス) |
X3 (E-C間リアクタンス) |
水晶振動子の位置 | 備考 |
発振条件1 | 誘導性 | 容量性 | 誘導性 | X1を水晶振動子に置き換える | ハートレー発振回路の条件 ピアースBE水晶発振回路 |
発振条件2 | 容量性 | 誘導性 | 容量性 | X2を水晶振動子に置き換える | コルビッツ発振回路の条件 ピアースBC水晶発振回路 |
水晶発振子 | 同調回路 | 同調周波数と発信周波数の関係 | |
ピアースBC水晶発振回路 | 誘導性 | 容量性 | 同調周波数は発信周波数より低くする |
ピアースBE水晶発振回路 | 誘導性 | 誘導性 | 同調周波数は発信周波数より高くする |
変調回路
復調回路(検波回路)
論理回路
入力A | 入力B | 出力 |
0 | 0 | 0 |
1 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
0 | 0 | 1 |
入力A | 入力B | 出力 |
0 | 0 | 0 |
1 | 0 | 1 |
0 | 1 | 1 |
0 | 0 | 1 |
入力 | 出力 |
0 | 1 |
1 | 0 |
入力A | 入力B | 出力 |
0 | 0 | 1 |
1 | 0 | 1 |
0 | 1 | 1 |
0 | 0 | 0 |
入力A | 入力B | 出力 |
0 | 0 | 1 |
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
0 | 0 | 0 |