八木・宇田アンテナの解析

放射器(リフレクタ)
電力を供給するエレメント。給電エレメント。
反射器(リフレクタ)
半波長ダイポール・アンテナと0.2波長くらい離して、半波長よりやや長い導体。
導波器(ディレクタ)
半波長ダイポール・アンテナと0.2波長くらい離して、半波長よりやや短い導体。
パラスチック(parasitic)・エレメント
反射器(リフレクタ)と導波器(ディレクタ)。 これらは、給電エレメントからのカップリングで励振される。
3エレメントのアンテナ
半波長ダイポール・アンテナの前後に反射器と導波器置くアンテナ。 導波器のある方向に、さらに強く電波を発射する。

八木・宇田アンテナのようなパラステック(parasitic)アレイ(array)では、 パラステック(parasitic)エレメントの励振電流と位相がわかると、ANNIEでは アンテナパターンを知ることができる。

3エレメントの八木・宇田アンテナでの励振電流と位相は次の表のようになる。
3エレメントの八木・宇田アンテナでの励振電流と位相
電流位相
反射器1.700108
放射器3.834313
導波器2.755156

位相(PHASE)は、この表の「位相」欄の値である。 重み(WEIGHT)については、次に示す式で求める。 Nは、3エレメントの八木・宇田アンテナの場合は3とする。 Rは、八木・宇田アンテナのインピーダンスの実部で、ここでは18とするが、 ダイポール・アンテナとの抵抗比(73.2/R)は4.0とする。
3エレメントの八木・宇田アンテナでの重み(WEIGHT)
計算重み(WEIGHT)
反射器3*4.0*(1.7/3.834)*(1.7/3.834)2.3593
放射器3*4.0*(3.834/3.834)*(3.834/3.834)12.000
導波器3*4.0*(2.755/3.834)*(2.755/3.834)6.1973

WEIGHTを求める


「Analysis」の「Configure」値
クワッド・アンテナのConfigure
「Ground Plane...」の値
The effect of ground is ... NOT included


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