逆Vアンテナの高さによる特性比較

アンテナから放射された電波は、大地の影響を受けます。 大地の特徴を表すのに電気特性を使いますが、 この値によってパターンが微妙に違ってきます。

大地の電気的特性には、誘電率(Dielectric Constant)と 導電率(Conductivity)があります。誘電率は、絶縁体(誘電体)の性質を示し、 導電率は、抵抗率の逆数になります。つまり、電気の通しやすさを示します。

ここでは、この大地の影響を一定に保ち、 逆Vアンテナの高さ(ELEMENT POSITIONのZの値だけ)を 1/4波長、1/2波長、そして1波長と変えてみたものです。


「Define Antenna...」の共通値
ARRAYA
ELEMENT1
TYPEDIPOLE 0.25 WAVELENGTH LONG
ELEMENT POSITIONX=Y=0
ELEMENT ROTATIONPHI=90,THETA=135
ELEMENT WEIGHT4.000 AT 0.00 DEG.
ARRAYA
ELEMENT2
TYPEDIPOLE 0.25 WAVELENGTH LONG
ELEMENT POSITIONX=Y=0
ELEMENT ROTATIONPHI=270,THETA=135
ELEMENT WEIGHT4.000 AT 180.00 DEG.
「Ground Plane...」の共通値
The effect of ground is ...included
CONDUCTIVITY1 MILLIMHOS/METER
FREQUENCY7.0 MHz
EPSILON5


逆Vアンテナの特性 「Define Antenna...」のELEMENT POSITION
  • Z=0.25(1/4波長)は「DASHED」
  • Z=0.5(1/2波長)は「SOLID」
  • Z=1.0(1波長)は「DOT-DASH」


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