ANNIEによるアンテナ解析の補足事項
ANNIEの座標系は、図に示すようになっている。 この座標系はアンテナ解析でよく使われる座標系です。 THETAは、Z軸に対する角度をあらわし、天頂角(zenith angle)とも呼ばれる。 Z軸自身のTHETAは0度であり、水平面(X-Y面)のTHETAは90度である。
PHIは方位角(azimuth angle)として知られており、X軸自身のPHIは0度、 Y軸のPHIは90度である。X軸とY軸のTHETAは90度である。
ダイポール・アンテナの初期状態は、下図左のような垂直ダイポール・アンテナ (PHI=0、THETA=0)である。
水平ダイポール・アンテナによる解析の場合は、下図右のようにPHI=90度、THETA=90度 回転させる。
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THETA CUT垂直面の打ち上げ角を見たい場合に使い、PHI CUTは水平面の指向パターンを 見たい場合に使う。
THETA CUT | PHI CUT | |
---|---|---|
PHI START | 0.0 | 0.0 |
PHI STOP | 0.0 | 360.0 |
THETA START | 90.0 | 90.0 |
THETA STOP | -90.0 | 90.0 |
SET POLAR GRID ANGLE LABEL | THETA | PHI |