日本で飲まれるお茶の代表は緑茶ですが、その緑茶は製法の違いにより、玉露、煎茶、
番茶、挽茶、芽茶、粉茶、茎茶、ほうじ茶、玄米茶、などたくさんの種類が有ります。
普段あまり意識しないで、お茶という言葉を使っていますが、正確にはどんなものか
代表的な物をご紹介します。
お茶の製法を少しでも知って飲むと、また格別かもしれませんよ。
それに、いくら体にいい成分が含まれているからといって、毎日同じお茶を飲んでいたんでは
あきてしまいますよね。
せっかく色んな種類のお茶があるんですから、朝、昼、晩とお茶の種類を変えて
味と香りを楽しんでみるのも長続きする方法かもしれませんよ。
玉露
新芽が伸びて、摘み取り2週間前頃から茶園に覆いをかけて、
日光をさえぎったあとで摘み取りをする。
強い蒸気でさっと蒸しあげることにより、緑色が濃く香味も高くなる。
55度C前後のお湯を使用する。
煎茶
(せんちゃ)
日本でお茶といえば煎茶を意味するほどで、緑茶の生産量の80%をしめる。
玉露より高い60度から70度Cのお湯を使用する。
番茶
緑茶は普通4月下旬から5月上旬に摘んだ葉を使用する一番茶だが、
6月中旬の2番茶以降のかたい葉と茎を一緒に刈り取ったものを番茶という。
挽茶
(ひきちゃ)
茶の湯で用いられる粉茶のこと。抹茶ともいう。
良質の緑茶を蒸してそのまま乾燥・貯蔵し、臼でひいて粉末にしたもの。
50度Cくらいのお湯を使用。