20世紀の近代医学の基になっているのは、パスツール医学であると言われています。

それはどういったものかというと、「病気の原因は菌であり、菌さえ殺せば病気は治る」と

いう考え方で、現代でもそれがずっと続いています。

病気になったとき、薬やいろいろな方法で菌をばんばん叩く療法が、当たり前のように

現代も行われています。

例えば、ガンの場合はガン細胞を叩けということをやります。

そのために、ガン細胞の外科的療法(切除、摘出術)、放射線療法、化学療法(抗がん剤)

対処療法(モルヒネ等の鎮痛剤、解熱剤等々)の処置を行います。

しかしながら皆さんもご存知のように、抗ガン剤が投与されるとさまざまな有害作用が

あらわれます。列挙してみると
  • 骨髄障害(白血球減少、貧血、出血傾向)
  • 悪心、嘔吐
  • 下痢(脱水症状)
  • 腎毒性
  • 出血性膀胱炎
  • 肺毒性(肺線維症)
  • 心毒性
  • 神経障害(抹消神経炎、難聴)
  • 脱毛
  • 感染症

このようなさまざまな症状が現れます。

さらに、外科的療法としてガンを切り取っても、ガンが無くなるというわけでありません。

国立癌センターに勤めていた中原教授によれば、

「ガンを切ったから大丈夫ですって言いますが、ガン細胞だから取ったら無くなると思ったら

大間違いです。このガン細胞が何でできたのか?どうしてこうゆうガン細胞ができる体の状況

だったのか、ということを見ていかない限り癌の治療に進歩が無い」ということをいわれています。

さらにマックス・ゲルソンという「癌の食事療法全書」を書かれた凄いお医者さんが

「人間のここに癌細胞があって、ここだけを顕微鏡で見ていたら癌の治療に進歩はない、

ここだけが癌なんかじゃなくて、これ全体が癌にかかりやすい抵抗力のない体の状態

なんだってことをつかむ必要がある。」ということも言われています。

また、ベッテン・コーヘルという方が、パスツール医学に対抗し「病気の原因は菌じゃない、

菌が宿りやすい抵抗力の無い体が問題なんだ。」と言っています。

つまりは、体全体の機能を変えていくことが本当の健康を作るのだ、ということです。

では、抵抗力の強い健康な体を作るにはどうすればよいのか?

それは食事と病気との関連といった、栄養の根本的な問題を見直し、体に必要な

栄養を十分に取ることにより、体全体の機能を変えていかなければなりません。

「現代病は近代医学では治らない。これが近代医学の最大の弱点である。」といわれます。

そこから、自分の体は自分で治すという予防医学に結びついてきます。

現代病と言われる病気を列挙してみます。

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 心臓病
  • 動脈硬化
  • 白血病
  • 狭心症
  • 貧血・肩こり・低血圧
  • 腰痛・頭痛・生理痛・生理不順
  • 更年期障害
  • 息切れ・めまい・動悸・前立腺肥大
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • 脳出血
  • 神経衰弱・神経痛・関節炎・関節痛・リュウマチ
  • 喘息・アトピー
  • 便秘・不眠症・肥満・痩せすぎ
  • 骨格形成不全・血液不良
  • 肝臓機能障害・脾臓機能障害・メニエル氏病・パセドー氏病
  • 甲状腺機能障害・若白髪・小じわ・しみ・にきび・肌荒れ・吹き出物
  • 皮膚炎・しもやけ・ひび・あかぎれ・虫歯
  • 慢性下痢・慢性胃炎・虚弱体質・口内炎
  • クル病・水虫
  • 自閉症・暴力行為・集中力欠如・イライラ・むくみ・知能が低い
  • 慢性疲労・精力異常減退・朝起きられない
  • 骨折しやすい・鼻炎・鼻づまり・風がなおらない・視力が悪い
  • 膠原病・ベーチェット病・筋ジストロフィー・アレルギー体質・不妊症

ここに列挙したすべてが、栄養不足によりおこる現代の食源病です。

凄い数で驚かれたと思いますが、現代人がなんらかのかたちで苦しんでいる症状が

ほとんど当てはまっています。