<ひまわり通信 90> 当たり前の幸せは当たり前じゃない?


実をいうと…私、左足の中指の先っちょの骨を骨折していました。
ある夜、お風呂のマットの下に敷いてあるすのこの板に足をぶつけてしまったのです。
息ができない、声が出ないほど痛かったです。そして足の指はみるみる腫れ、青紫となりました。
一瞬の出来事でした。

普段外来で患者さん方に「転ばないようにね」「気をつけてね」とか言っているのに、お恥ずかしい限りです。
でも今年100歳となる伯母が「好きで骨折する人はいない!」と言っているのを思い出し、その通りだ、と大きく納得しました。

次の日、整形外科の先生に診ていただき、「やっぱり折れてますね〜」と明るく言われ、ギプス装着!そこからギプス生活の始まりです。

ここで私が身をもって体験の中から学んだことが多くありましたので、本日このトピックスを取り上げました。

私は…といえば、
@ 足のギプスで思うように歩けず、動かなくなる→身体的フレイル
A 足ばかりでなく手の握力も弱くなる→身体的フレイル
B 日中の運動不足となり睡眠の質が低下→精神的フレイル
C 足のギプスが入る大きな靴しか履けない→おしゃれに関心が無くなる→精神的フレイル
D 足を蹴られないかとか踏まれないかとか不安で外出できない→社会的フレイル

もうフレイルの悪のスパイラルに真っ逆さまです!!

足の指の末節骨は血液循環の悪さもあり、治るまで時間がかかりました。

今日やっと、ギプスが取れましたが、長い長い道のりでした。
これからまた走れるまでにはリハビリテーションとトレーニングが必要です。(骨折していた指に力をかけるのがかなり怖い!)

好んで病気になったり怪我したりする人はいません!!!

ですが、けがや病気を予防できるのであれば、それに越したことはありません(筋力が衰えないようにする、日常の生活動線の危険を取り除くなど)。もし怪我をしてしまったら、後悔や自分を責める気持ちをちょっとわきへ置いておいて、正しい方向の治療にできる限り協力し早く良くなるように努力しましょう。そして良くなったら少しずつ急がず焦らず、元の状態を目指して(もしかしたら難しいこともあるかもしれないけど)一緒に頑張っていきましょう!!!!

さらに言うなれば、(コロナ禍の時も思いましたが)、今回は足の小さな足の指を骨折しただけでしたが、当たり前に歩いていた幸せは、決して当たり前じゃない、ともう一度思い出させてもらいました。毎日が特別なことの連続であるんだ、といろいろなものに感謝の気持ちがわきました。そして、足の不自由な私を暖かく気遣い、親切にしてくださった皆様、ありがとうございました。

この場を借りて、こころより御礼を申し上げます。