<ひまわり通信 89> お薬は味方です!!!
お薬は、確かに作用と副作用があります。
そして、「精神に作用がある!!」と言われる薬は少し怖い気がするのもとても分かります。
でも、薬はすべて「悪」ではありません。
上手にお薬の力を利用して、心豊かに満足できる生活を送ることができる!というのが薬物療法の目標です。
例えば「統合失調症」や「双極症」の方は、少し長いお薬とのお付き合いになります。
それは、「高血圧症」の方がお薬でコントロールしながら社会生活や家庭生活など、
元気に日常生活が過ごせるのと似ています。
なぜなら、お薬をゼロにすることが目標ではなく、
病気をコントロールしつつ自分の自己実現可能な人生を輝かせていくことの方が
ぜったーい、たいせええええええええええつうううううだからと思っているからです。
「うつ病」と診断された方もガイドラインにのっとって、
抗うつ剤などの系統だった治療が必要で、
症状が消失した後でも、もうすこし服薬は継続した方がいい場合があります。
(自分で中断せず、主治医とよく相談することが必要です!!!)
当院に通院されている方のご家族が、服薬を(忘れないように)促してくれる時、
「もう、ひまわりの種、食べた?」と優しくいってくれるそうです。
すごくいい話だな、といつも感動します。
その言い方、本当に心温まります。
皆さんも、お薬は決して敵ではなく、味方である、という考え方で、
薬の力でも、猫の手でも、ももんがのマントでも何でも借りれるものは借りて、
症状をなるべく早く改善できるように、と、いつも願っています。
わからないことがあったら、なんでも聞いてください。
できうる限り、お応えします!!!
話は変わりますが、今年もやります。「昼のお話会」!!!
認知症とともに生きる方、そのご家族、また認知症について知りたい方、どうぞお越しくださいね!!!