<ひまわり通信 76> 9月はアルツハイマー月間!認知症を知ろう!

皆様、お元気ですか?
9月の声を聞いても、まだまだ残暑が厳しいザンショ、ですね〜。(古い〜、昭和〜!)
9月は、認知症のアルツハイマー病を確立したアロイス・アルツハイマー先生のお誕生月であるため、
「世界アルツハイマー月間」と呼ばれます。
小田原では、認知症啓発として小田原城が、テーマカラーであるオレンジ色でライトアップされます。
どうぞお時間のある方は、ご覧ください!!!
9月21日 土曜日 19:30〜 【60分間】
9月22日 日曜日 同上
良いですね!!!
さて、先日、私がお話しをさせてもらった認知症の講演会で、質問を受けたときの事です。
「とても難しい質問かもしれませんが、認知症の人はどのくらい生きるのでしょうか?」
と、もう既に8年間、奥様を介護されている70歳代男性が会場から手をあげて質問されました。。
私は、認知症の当事者の方も講演会場にいらしている中で、慎重に言葉を選びながら、
「それは、その患者さんのご病気の種類や体質、もともとの持病にもよりますし、
生き死は、神様や仏様の分野と思うので、なかなか人間の私には、残念ながらお答えできないと思います。
認知症の進行を遅らせる対策は認知症の種類によってはあるかもしれません。」
ゴニョゴニョ、とお答えしました。
不意を突かれた感じで、ちょっと面食らったところもありました。
しかし、講演が終わり、落ち着いて考えてみると、
「いつまで」ということを求めていたのではなく、
もしかしたら、介護が辛くなってきて、
毎日毎日、食事を用意したり、おむつを替えたり、いろいろと環境に気を配ったり、と
まるで金太郎あめのような同じことの繰り返しの現実に、不安をかかえている、
そんなことを訴えたかったのでは?と。すごく胸が痛くなりました。
「いつまで」かは、わかりませんが、
「今」を充実させる工夫は一緒にできるかもしれません。
辛いばかりの介護にならないように、
先の見えない不安に押しつぶされないように、
患者さんや、ご家族のためにも、「しあわせ」を感じる瞬間を大切にできるよう
私達もますます頑張っていかなければならないな、と思いました。
まだ、認知症を考えたことのない方も、これらの活動で知識と理解を高めていただければ、嬉しいです。
そして、来月の告知です!!!10月20日しもふなかコンパスでは、
「昼のお話し会」を実施します。
『あらためて、認知症を知ろう!』『ボッチャで楽しもう』『家族の相談会』があります。
お時間ある方は、お越しくださいね〜!!!お待ちしています。